ふたつみつ山のつらなる青田かな
絶対…とは絶対言ってはいけない
一生…とは一生言ってはいけない
要するにおまえも俺もプロレスラー ....
あなたの耳たぶが
私を誘うから
ついフラフラと
あなたを誘ってしまったようです
あな ....
煙草の味は解らないけど身体に悪い事だけは解った
苦味が口の中一杯に広がって煙を宙に逃がす
白 ....
村野四郎を近代詩人に分類するのは多少のためらいがある。確かに第五詩集までが戦前に刊行されており、戦 ....
「うつくしいものなど
なにもない・・・」
そんな世界で
君は
『棘』すら美 ....
あなたの全てを吸い尽くして私は咲く。
あなたが掘っている穴は自分のため。
誰もあなたを責 ....
翼を広げ 翔び立て
蒼窮に淀む闇を撃て
殺戮の天使よ
{ルビ己=おの}が運命も焼き払い
壊れ ....
移りゆく時代の中で
本当のものを求め
素直に喜びたい
世の中に生きていることを
流れゆく ....
祭りの後で酒に酔って
その勢いで僕は中学の時の
片想いの人にメールした
けどその人 ....
得意料理は
肉じゃがね
どうせウソつくなら
もう少し
なんだろう
オトコの心を ....
ひとりきり そうめん食べる 夏の午后
冷え切る孤独 広がってゆく・・・
うなじを わたる風は
なまぬるく
きみの 吐息を
想い出させる
空には でかくて
....
強き風 心を{ルビ染=し}める 淋しさよ
思い出をありがとう
他愛なく笑える仲間
同じ夢をみて
ひたむきに走る
くったくのない笑顔
....
時をのせて
はしる走る
せわしい時を
はしる走る
風を伴って
私たちの時間を連れ去って ....
青と金が
近づいてくる
同じ音をたて
原を越える
鉱から鉱へ
したたり ....
あと十分で地球が滅びます。
いつものように何気なく見ていた目覚ましTVで
総理大臣が重々しい ....
引っ越したアパートは
薬屋の二階だった
辺りには小さな商店しかなかったが
近くに大きな川が流れ ....
{引用=
壊された、
卍
キミのカラダから
....
電車に乗って 都内へ行く
それは
ときには嬉しいイベントであったり
ときには必要に迫られた ....
傍にいてほしい人が
傍にいないから
彼のもとに行くのです
でも彼は私を愛するが故に
抱い ....
豆電球ほどの灯りがあればそれで十分で
傍に紙と鉛筆があればそれで満足した
ミカンのダンボール ....
木々が音を立て死にゆく
睡眠の音さえ失せる
夏の日々
僕は今日生まれて
昨日死んだ
....
夢から覚めたその朝は
どんな夢を見たのか
覚えてないけれど
どこかにまだその夢が
自分の中に ....
日々を知らせる 薄い紙
幼心 望む日は未だ
ミシン目で 繋がった日々
びりびりと 朝方のワンシ ....
安い映画の感動シーンで
確かにうっすらと気持ちは広がるが
心より求めたそれとはやっ ....
「虫はお椀の底からは飛ばないよ
淵まで這い上がってそこから飛ぶのさ」
下戸下戸 ....
今日は、夏草に混じり
涼やかな声が運ばれていった
どこかずれた休日は
雨に掴まれて、離れられな ....
君が居なけりゃ
僕はもっともっと
寂しさに押し潰されて
君が居なけりゃ
僕はきっときっと ....
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