｛引用＝夜、眠る前には忘れることなく
絵本を開く少女
はお話の最後を一度も見たことないまま
眠 ....
これでやっと心から
応援できると思う
これからもずっと
応援しているよ
そう言って抱 ....
言い知れぬ不安に苛まれるのなら
自然に目を向けなさい
自然は神の身体の一部
身近に息づ ....
日焼けした かき氷屋の主人の
肩から流れ落ちる汗が
石床に着地すると
閉じ込められたアンモナイ ....
高橋メソッドは巷で有名な、やたらに大きい文字でプレゼンを行う方法です。↓
「高橋メソッドとは」 ....
君は僕をほったらかしにして
傘ひとつで何処かへ行った
そしたらその後虹が出て
｛ルビ慈＝めぐみ ....
自分のすべては小さくて
すべてを出しても
誰もわからない
けれども
自分のすべてを出さな ....
今すぐに
妄執で世界を歪めるのは
止めなさい
その妄執は
貴方の想いを歪め
....
引き金は鼓動と鼓動のはざまで引かれる
愛される直前に
ためらわず
冷静に
光と影を縫う弾道が ....
金属製の太陽背に受けて
金属製の大木に
金属製の蝉が叫ぶ
金属製の僕の差し歯輝く
金属製の汗 ....
海が仄かな火を抱いて流れる。
流れは、わたしの新しく柔らかな意匠を溶かして、
かわいた青い夏をひ ....
白いシーツの上にしな垂れたキミを
優しくゆっくりとそこへ
抗う事なくシーツに埋もれて
髪の ....
琵琶法師の
琵琶の音が
響き渡る
無常の声
鐘が鳴る
美しい朝日
湧き上がる鼓動
....
水鏡の裏側からわたしは見ている
黄色い土壁と
くすんだ緑の屋根を
潅木の足元に散り落つ ....
ネコが網戸に張り付いている
白いネコだから
ネコが網戸と化している
曇り空だから
ネ ....
空青き
海に移りし
優し波
触れて跳ねるは
白き水晶
遠く見て
....
秩序と自由に鐘がなる。
泥濘から足を抜く。
緩い泥は少し抵抗したが、
やがて諦めたのか、 ....
Tシャツの背中をたどっていく
汗の粒が
落ち切る
急ブレーキのときの感 ....
倒れている
かわいて ちぢんで
なにものでもなく
大の字になって
雨をまっている
....
もしも詩が書けなくなったら
家族にも友人にも行き先を告げずに
ひとりで旅にでも出よう
もし ....
あいたいよ
とても あいたいよ
とても とても あいたいよ
きょうは333日めだよ
わたしはあたまおかしいから
ぞろ目の数字 だいすきなんだ
....
手にさげたバスケットに
お花を摘んで夢を見る
おおかみに憧れる
あかずきん
弱った人間に ....
にわかせんぺいのマスクを
かぶってみた
心オドル
博多っ子純情…
好いと〜あんたの事が… ....
私はあなたから生まれたというのに
もうそんなことを忘れてしまって
自分だけの死を抱きしめていた
....
｢おばあちゃん元気にしていた？｣
わたしの大好きなおばあちゃん
共稼ぎの両親はいつも家にいなくて ....
芝生に寝転ぶのってちくちくするから苦手だった
うちあげ花火が不思議すぎて頭がこんがらがったこと ....
私は
あなたの
指紋に
触れている
皮革用の溶剤の
匂いで充満する
工場の
子供は ....
さてさて、陽射しをたっぷりと浴びて
顎が外れちゃいそうな程の大あくびを一つして
やっと、あの ....
ポジティヴにポジティヴを重ねても
行き着く先はバッドエンド
選択肢の無い戯曲
私はずっと、 ....
カキ氷が空を浮き
流れていく姿を眺めれば
空は涼しいというのに
額から汗が滴り落ちる
カ ....
コピーする
わたしはつばめ
コピーする
わたしはつばめ
こp「いーするr
わたしぷぁつばめ ....
山青田矛盾多しと老の言い
螺旋階段ヲ登リ続ケテヰタイ
イツマデモ
イツマデモ
空ニ届ク事ガ無イト
気ガ付カ ....
創造の神が居るなら破滅への航路も君が仕組んだものか
完全な物など無いと宵闇に薄らと笑う ....
吹き抜けのある町に生まれた
回り階段を何度か抜けると
大切なものが床に散らばっているのが見える
....
ヒルはヒルで
冴えた空
さらの白い厚い雲
ヨルはヨルで
深き濃紺
これは今日だけまるく ....
碧と白の｛ルビ切貼合成＝コラージュ｝の下
開放感とは無縁の空間の中で
只ひたすら肉体を酷 ....
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