虚空を望むと広がる視野
ぎりぎりと絞られているのが嘘のように
《いま》から《いま》へと動いている ....
わたしがサミーラと知り合ったのは
見知らぬ国への好奇心と
ちょっとした向学心
辞書を引き引き書 ....
ファーストキスは、何回あるんだろうね。
キミのファーストキスは、何回目なんだろうね?
僕 ....
若いときに つくった
地図の上の 砂の都に
いのち からがら
逃げこんだ そのとたん
....
日 ▽ ? [] ?
≡≡≡≡≡≡≡ ∩ ∩
? ∩ [] 目 .。 (・ω・) アチ ....
この部屋は殺風景だから窓辺に花を置こう
陽はそんにに射さないけど育てみよう
午前中はベランダ ....
黒く闇に染まる硝子窓よ
僕の声を知らないか
風に押されゴトゴト音をたてる
個室の扉
僕の ....
「喫茶店にて 私も理解できぬ他人との会話に関する考察。」
....
ひとのあいだを釣り合いながら
吊り合いながら避けながら
携帯を閉じ閉まって 時間を ....
わたしは
夏を追いかけて
川辺に花火を見に来たはずなのに
自分を満たしに来た事に気づいた
....
夢よ飛べ
正しいと思ったことを
正しいと信じるがゆえに
君は今
君の夢を現実へと歩き出す
....
歪ませた感情
機械にねじ込んで
軽く触れれば
両耳に爆弾を食らう
透明な血は
重力に素 ....
夜空の星が一斉に僕に向かって
急降下してくる
星のシャワーを浴びながら
僕は ....
水に浮かび
何も考えない
楽だ
力が抜ける
身を粉にして働き
毎日を過ごす
ねぎらい ....
太陽が沈んで昼が終わるっていうことは
月が昇って夜が始まるっていうこと
今日が終わるって ....
どれだけ殺戮のニュースが
唄うようにテレビからながれてきても
私はこうやって
貴方のことし ....
エオリアンハープの 響きと色が 乾いた
白砂の フィールドを 打ちひらいて いった ....
と
と
と
と
と
と
と
と
と
と
と
と
と
と
....
時を{ルビ跨=また}いで
また僕のもとへやって来た君の絵
いつまで経っても変わらないね、その ....
ふんわりのこんにちは
空ではゆっくり流れる針
私の針もゆっくり止めて
夏のお空にこんにちは
封を切った宇宙からは、
懐かしい薫りがしました。
お久しぶり ....
わたしは 貝殻
海に 寄せる 貝殻 。
同じことを 思っては
眠っている
明日は 晴れるだろう ....
何気なしに グラスに注いだサイダー
しゅわしゅわしゅわしゅわしゅわ・・・・・っ
甘い匂い ....
それはそれは奇遇だった
女は白いシャツを着て
新しい職場で熱心に働いていた
髪は赤く、短くなっ ....
腹に響くエイサーの
どごん どごん
飛び跳ねる常夏リズム
どどごん、かつ、かつ
手踊りが ....
小さな手は星を拾った
大気の熱に
輝きは奪われ
小さな
つやつやと光る
黒い
石になった ....
押入れの中で目覚めると
いつものように優しくなってる
手も足もおもいっきり伸ばして
指 ....
ぽつり ぽたり
何処からか
ぽつり ぽたり
巡り来て
ぽつり ぽたり
何時からか
....
日陰から日向へ出たる夏の猫
みどりの雑草に縁どりされている
プロムナードの路肩
ネックレスのあでやか ....
ほら、前人未到の海だよ
砂は白
水は青
有機物は微塵もなく
死体は永久に腐らない
したがっ ....
どうせ歩くのなら
なるべく遠くまで歩いてゆきたい
みんなが知っているところよりも
知らないとこ ....
あるいは、タクシーの運転手が言うように―
すべての街灯は、主なき水晶玉なのかもしれない。
女はいつも災いをもたらす
憂いを含んだ微笑みで
鏡に向かい髪を梳く
後ろ姿に見惚 ....
まず、状況説明として < 荒れ果てた大地 > がそこにある
意味の分からない言葉が浮かび上がり ....
崩れた瓦礫の中に
楽園を見つけたよ
でもこの{ルビ穢=けが}れた手では
その中に入れないの
....
射殺!
ビルが崩壊する
足の肉刺はパチンと惑星爆発を起こす
あぶらかたぶら
異国の ....
「あぁ、食べた。お腹一杯ではないが、食べた」
私は食べられた。呆然と青空を仰ぐと、私を食べ ....
沈んでみても、何も知らないままだった
それは六月のサイレン
降り止まない四月の桜 ....
何か、うやむやで自転車をこいだ。
街の中では、うやむやは消えなくて。
突然に、海を目指した。
....
無数の灰皿のシケモク、
煙が気体と科学反応を起こし、君の陰部に吸い込まれる。
部屋が空間と化す。 ....
{引用=
もっと 水 き ナ
どっと ☆ か 菜
加奈 かな 香奈」
もっと ....
蒸し暑さ 身体に脳に精神にのしかかる
石鹸の香り漂うパジャマ着て
サマードリーム 夢の ....
四十二度
真夏の
山嶺をこえる日差し
積乱雲!積乱雲!
いつか焼かれるわたしは
....
手足は崩れ
横たわる
此処は私のビオトォプ
何処へも行けず
怠惰に甘え息をする
....
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