とどろきとどろいて
龍が天へのぼっていくのを見た
妙にあたりは青ぐろかったなぁ
マックがバグっ ....
みてて あきないのよ その笑顔
だからか なぜだか わからないけど
風になって あな ....
人形の埋め込まれた眼を
じっと 見ていたら
触ってしまった
いや
爪で引 ....
雪の 蝉は
冬に 生まれて
お日様に 溶けて
ぽとりと 落ちる
ほら
とん ....
眠れば朝が転がってくる
なんて
朝から寝た奴には夜しかやってこない
....
何度も何度も触れてくるのに
けして苦しくなることのない
数え切れぬ手 ふたつの手
....
最期にぼくは君を想う
よなんて思わせぶりな
台詞だ信じていたけれ
ど嘘でない言葉が嘘で
ない ....
故里行きの廃線が決まった
子供達の広場が掘り起こされると
すべり台の横あたりから
....
ふ に ゃあぁ
ふに ゃあ ぁ
ふに ゃ あぁ
恍惚恍惚恍惚恍惚
恍惚恍惚恍惚恍惚
恍 ....
そのままだと
沈んでしまうよ
お人形さん
今に 沈んでしまうよ
暗い水 ....
あのくも
かいじゅうに みえる
あのくも
さかなに みえる
ぶらんこゆられ
となりに だれ ....
私は詩が怖い
何故なら
詩は定義がないから
いや、定義なんて少しこじゃれた言葉なんか使って頭良 ....
部屋の中には、薄暗い静寂と時計の針の歩く音しかありませんでした。
朝から白い人と格闘する気にもなれ ....
つめたい風に消えていった君の姿。
君へと叫んだ僕の声は、風に消えて・・・。
今はココにいない ....
昨日の君を忘れないよ
昨日のあたしを忘れないようにするよ
点と、点が、一瞬交わった
そこに ....
ギュッと唇かみしめて、
「負けない」というような顔をする君。
グッと手に力を入れ、
「泣か ....
誰もいない練習場に行こうぜ。
フォワードになれなかった俺と、
ゴールキーパーになれなかったお前と ....
冷たい日本酒に浸かっていたい
体まるごと、いつまでもどっぷり
しらふでいたくない
いつまでも夢 ....
シャッター下りた天神橋筋商店街を
盗んだママチャリでブッ飛ばすねん今夜
アンタは今夜も鰻谷あたり ....
今日も行くわよドラッグストア!
新製品が目白押し
入り口近くでドリンク剤が
横目で誘惑してくる ....
ぷうわり、ぷん
ぷうわり、ぷん
君はシャボン玉のことをこう呼ぶ
膨らんで飛んでゆくさまが
....
街の箱
そこで遮断機は間延びした挨拶をする
走り出した少年は億劫な表情で振り返る
無益な背 ....
アンデルセンに『即興詩人』という書
があるがいまだぼくは読んでいない
JAZZも津軽 ....
連立する高層住宅の緑は孤独
メタリックな金魚は
雨の日に口を開けて上昇するんだ
施錠さ ....
壊された未来
殺された明日
....
ロードヒーティングの海に
島は浮かんでいました
島には白い人々が小さく住み
春になると島ごと音も ....
ゆっくりと沈めてゆきます
きれいになりたくて
きれいになれる気がして
沈めてゆきます
....
こうしている間にも
ぼくは死に近づいているのだと思うと
無性に何かをしなきゃと
思った
....
重たい言葉を呟きながら
折った鶴はくずれた格好でいました
尾なのか頭なのかわからない二本のツノは ....
明日のために その1
一人でいると
寂しくて気が狂いそう
二人でいると
思わ ....
何故にあたしはあなたを愛し
何故にあなたはあたしを愛すか
戦場の地の匂いも知らぬ
戦場の血 ....
歯車になってグルグル回る 休みなく回る
僕だけ止まるわけにはいかないよ 壊れてしまう
カラダは動 ....
朝早く目覚めたSunday
今日一日何をしようと考えて
新しい服が欲しいなと思う
TVをつ ....
Every heartache
cause me to break apart
and eve ....
すべての歯の間という間にクッキーを詰めてにやりと笑ってみせるとあんたはにかっと笑って ....
ほんの
わたしがあなたを好いている
っていうことを
他の誰かとおんなじような言 ....
少女は少年に手紙を出した。
少女はポストの中に手紙を入れた。
手違いで海を渡った手紙は ....
いろえんぴつかんで
色の味を食べる
角砂糖みたいな恋がしたい
何かと筑紫でした ....
アリプールで
ミクロの透明感
重力感ふり落ちるプチ人マンダラフィギア
壁掛けのネジを無 ....
なんか今にも盗れそうだ
すぐにでも剥がして
あんたにあげられそうだ。
俺
風景は無期限に ....
蒼い花がすきだよ
キャラウェイ
猫の名前
大きな星が一人いるよ空に
一匹の犬 ....
錆びた両手で 砂をすくう
そんな行為を繰り返すうち
僕は生きることも死ぬことも忘れ
ただ ....
ひょうめんには
あらわれない
ぽっかりした
たましいの かたち
なみだが
でるわけ ....
バ・レ・ン・タ・イ・ン
の主役は一体どの文字なのかしら?
「ん」の字を外して4つにし ....
土曜日も学校があった頃の話
お弁当だった
わたしはよくお弁当を忘れた
作ってもらえ ....
黒い闇のふちを歩いていた
ぬかるみが 靴を巻き込み
わたしを 裸足にした
岸の向こうでは ....
47rows, 1.03sec.