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ミドリイロに輝くボクのコトバ
ケータイを使わなくたって
あの100階建てのビルの
は ....
うそつき
うそつきと囁きながら
言葉が逃げてゆく
夜と朝の狭間で身悶えする
眠れぬ夜に熱 ....
僕は父親の顔を覚えていない
写真でしか知らない
母親もよく覚えていない
写真はないよ
....
今夜は
ウイスキーの水割りを飲んでるよ
僕はあんまり
ウイスキーは飲まないのに
....
銀色になってゆく
宵の入り
私たち
あのベンチに
座って
帰りたくなくて
手をつないで
....
悲しみてぇもんは
大きかろうが
小さかろうが
とんでもなく重たい荷物
持主にしかどんなに ....
魔法使いを名乗る人がいた
学校の帰り道丘の上でぼんやりと空を見上げる男
それが魔法使い
....
大陸棚の向こうで誰かが手招きしている
見慣れない服を着て、砂っぽく笑っている
傍らに ....
寒い夜のことだ。
男はコートのポケットの中でこぶしを握りガッツポーズを作った。小さく、しか ....
風だって
そんなふうに流れていくので
今日はバランスがいい
青いだけの空よりも
白が ....
あなたに会うということは苦しくなること。
あなたに会うということは痛くなること。
あなたに会うと ....
いつもそこに見えている すぐ目の前にだ
共同幻想でもあるぞ 南無阿弥陀仏
現実の世間でも至極 ....
心地いいくらいの
暖かな日差しに
桜の花びらを連れた
春の風
そんな
よく晴れた日には ....
3か月前にあたしをふった
彼氏が旅に出るってんで
40度の熱があって あたしはたたき起こされ ....
「1r」
いくらがんばっても
lu, lu, lu, lu, lu
そのくち ....
クリオネの夢をみた
あおいあぶくを泳いでいる
ほんとうのぼく
あいかわらずぼくは
みっし ....
あんまりいつもの事だから
誰も泣いたりしないが
昨日のお前はどこへ行ったのか
死んだのか
そ ....
ひとが壊れたり直ったりするのって
おもしろいね
生き物はケガしたり弱ったりするけど
壊れた ....
あいります。
程度、その刹那
あいります。
夢ならね、少しは躁
あいります。
違う
あい ....
冷たい水の熱さに触れ
公園に立つ冬を見る
檻のなかの時計と噴水
公園に歌う冬を見る ....
左目を右目にあげたのに
右目は涙を流さない
目が覚めたら一緒にごはんを ....
わたし
春の畑をあるく
やわらかな雨に匂いたつ
赤土
影の淡い腕が
いくほんも突きだし ....
昨夜連詩に参加して、私は不意に気がついた。私は七五で暮らせると。七五でしゃべっていられると。気がつい ....
君とキスをした。
君の噛んでいたチューインガムをそのまま僕の口の中へ。
噛んでも噛んでもかみ切れ ....
神ガカル文面を
鈍行列車に乗せて
目的地には
停まらないのが
亡霊日和
日が暮れよると ....
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