夏嶋 真子さんのひとことダイアリー
2010-05-25
信号は変った あなたはもう何も横切らないでいいのだ わたしのユビフライを ゆっくりと 食べるだけでいい (吉原幸子 信号Ⅰより)
2010-05-21
細い、白い 柔らかい、軽い雲が 青い空を漂っていく。 まなざしをたれて、 雲が白くさわやかに、 おまえの青い夢の中を通っていくのを 心たのしく感ぜよ。 ヘッセ/ 風が吹き抜けていった。すっごい晴れてる
2010-05-20
鏡をば虚無の中枢に刺し入れて星を得たりしエドモンド・ハレー   日表の水面にそそぐ薄き雨きらきらとわれらに新生あれな  春日井建
2010-05-19
「口論にては真理はつねに失わる。 」シルス 「論争や討論の目的は勝利であってはならず、改革でなければならない。」 ジューベル 失われてしまった、虚しい。
2010-05-11
君が教訓を学んだ相手は君を賞讃し、親切をほどこし、味方になってくれた人々だけだったのか?君を排斥し、論争した人々からも大切な教訓を学ばなかったのか? ウォルト・ホイットマン 
2010-05-06
じょじょに忘れていくべく・・・・ 端正な単純な一日が好きだ。財部鳥子(一日そして一日より) 鳥子さんの詩集とてもすてき。 / 好きなスタンドはザ・ワールド(笑)
2010-04-28
母君、誕生日おめでとうございます。
2010-04-27
静物のこころは怒り  そのうはべは哀しむ  この器物(うつは)の白き瞳(め)にうつる 窓ぎはのみどりはつめたし。 萩原朔太郎「静物」 
2010-04-24
オッカムの剃刀:ある事柄を説明するのにむやみに多くの実体を仮定してはならない→科学理論への応用:同じ予言をする二つの理論がある場合単純な理論の方が優れている 
2010-04-23
人が孤独なのはフェルミ粒子のせい 愛が満たされないのはボゾン粒子のせい
2010-04-21
いま、まみは、踊りつかれて(あれ、みなさん静止してたんですか?)ねむるの 穂村弘   プロフ更新 匂蕃茉莉
2010-04-19
青そらの星をきわむとマウナケアうごきそめにしすばるたたえむ 藤田良雄 / 波と粒わが青春を揺るがせし怒涛の如き量子力学 上田良二
2010-04-17
おそらくは電子メールで来るだろう2010年春の赤紙 加藤治郎
2010-04-16
気化熱というやさしさにつつまれて驟雨ののちを森ははなやぐ / 凝固熱地上にかくも荒涼とさびしき熱あり氷結の湖  永田和弘 (生物学者) 
2010-04-15
ニュートンのありへし部屋に学生の今も住むとふ窓も見えつつ 湯川秀樹
2010-04-14
電波にて宇宙しらぶるひとの眼のやさしく澄みて星の生まるる /諏訪兼位 (名古屋大学・福井康雄教授を詠んだ歌)
2010-04-05
夏空を震わせて 白樺の幹に鳴く蝉に おじぎ草がおじぎする 包帯を巻いた指で おじぎ草にふれると おじぎ草がおじぎする 指を奪った「らい」に 指のない手を合わせ おじぎ草のようにおじぎした 桜井哲夫 
2010-04-03
「『この詩で何が言いたいのですか。』と問いかけられる度に戸惑う。私は詩では何かを言いたくないから、私はただ詩をそこに存在させたいだけだから。不遜を承知でいえば一輪の野花のように」谷川俊太郎
2010-04-02
オルフェの死われら憫む劇場に鶸いろのラムネ壜をささげて 塚本邦雄 / 2ヶ月ぶりに投稿しました。 
2010-03-26
星の軋み// ガラスの星のあいだをめぐる 星の軋み  星のひかりと  おのれひとつ  はげしい磁石  金のピアノ線が顫えている  高橋順子  
2010-03-25
six word stories / For sale. Baby shoes. Never used.  ヘミング・ウェイ
2010-03-21
ソメイヨシノ、咲きました。春風うれしい。プロフ更新 もちろん桜
2010-03-16
空気のやうに/偉大な詩は/だれにも見えない。  たとひあなたに/書けたとしても/だれにもそれは見えない。  すべての人が/それを吸ってゐるから。  大岡信 「偶成」 
2010-03-05
海の底のようなる午後が過ぎていく図書館文学全集書架に 佐藤りえ/ 点滴週4回の通院生活3週間目、駅の階段をあまり息を乱さずのぼれるようになりました。春がすごくうれしい。
2010-03-04
ただ白き輝(かがやき)として人うごく永遠に音なき月のおもてに 佐藤佐太郎 (アポロ11号が初めて月面着陸したときに詠まれた歌)
2010-03-01
弥生ついたち、はつ燕、海のあなたの静けき国の便もてきぬ、うれしき文を。 春のはつ花、にほひを尋むる。ガブリエレ・ダンヌンチオ/ 高校3年生のみなさん、ご卒業おめでとう。プロフ更新
2010-02-25
クレヨンに肌色という不思議の色あり誰の肌とも違う 松平盟子 プロフ更新ひなまつり。
2010-02-21
春((宵)) 一刻直千金、花に清香あり月に陰あり。歌管楼台声細細、鞦韆院落夜沈沈 蘇軾 /遅ればせながらおめでとうございます。
2010-02-17
くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨の降る 正岡子規 しばらく通院して点滴生活です。目の下の青クマくんとバイバイできますように。 
2010-02-14
「今いちばん行きたいところを言ってごらん」行きたいところはあなたのところ//男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす  俵万智
2010-02-13
「破裂音・綴音・拗音・擦過音 胡桃ほどなる脳髄かかげて」高嶋健一 
2010-02-08
声っていつまで覚えていられるんだろう不安になって頭の中で何度も再生を繰り返す思い出せるまだ思い出せる でももしこのまま二度と逢えないとしたら最後に残るのは姿だろかそれとも声なのだろうか 真山@ハチクロ
2010-02-06
「雪は天からの手紙である」 中谷宇吉郎 プロフ更新 今度はまっ白でふわふわ。
2010-02-05
あきかぜの中のきりんを見て立てばああ我といふ暗きかたまり  高野公彦 / プロフ更新、今日は麒麟。プロフの字数制限にひっかかった。
2010-02-04
「美しい唇である為には、美しい言葉を使いなさい。美しい瞳である為には、他人の美点を探しなさい。」オードリー・ヘップバーンが好きだったSam Levinsonの詩の冒頭 /プロフ更新 うさぎだぴょん
2010-01-29
ほんものの動物になれ、おまえの生の本能に忠実であれ。 D.H.ロレンス /プロフ更新。今度はライオン。がーおー
2010-01-27
猛禽・猛獣は弱い動物を餌食にするから残忍だといえるが、彼らは「公理」とか「正義」の旗をふりかざしたことはなく、むしろ犠牲者のほうが食われる瞬間まで、彼らをもっぱら崇拝、賛美しているのだ。 魯迅
2010-01-26
「ランプで物はよく見えるようになったが、字が読めないじゃ、まだほんとうの文明開化じゃねえ」新美南吉 おじいさんのランプ じーん、いい話です。。。/プロフ更新 今度はうま。
2010-01-25
自由が欲しい時は他人に頼んじゃいけないんだよ。きみが自由だと思えばもうきみは自由なんだ。リチャード・バック /プロフ更新
2010-01-24
あなたの顔には静けさが漂う。静けさ、それは夏の茂った森に生まれる。薄暮の青くみえる山の上にも花の蘂の中にもあるのだ、静けさ、それは温かくて明るくて、音もないのに音が生まれて話す。ダウテンダイ
2010-01-21
Each substance of a grief hath twenty shadows.シェークスピア
2010-01-19
心から大切に大事に思われたおもちゃは本当のものになる。例えその頃には古くなってボロボロになっていたとしてもね。おまえさんだってそうなるかもしれないよ。子供部屋には時々魔法がおこるものなんだ。ビアンコ
2010-01-18
牀前月光を看る 疑うらくは是れ  地上の霜かと 頭を挙げて山月を望み 頭を低れて故郷を思う 李白 静夜思
2010-01-17
本当に大事な記憶ってなぁ、何回電源切ろうが ブレーカーおちようが 飛ばねーよ@坂田銀時 バックアップとれてない、わーん
2010-01-16
仕事をやる時は死ぬ気で仕事を、恋をする時は死ぬ気で恋を そういう姿勢が生活を豊かにするのよ@さっちゃん 仕事がんばー。
2010-01-15
「日々の生活にふかく沈んで 感じる川 思う流れを追いつめていって その透明の底に泳ぐ ふたつとない人間の影を やっと一尾掬い上げたというような 悔いのない詩だったらと思う」 丸山薫 /パソコン壊れそう...(以下略)
2010-01-12
神様、いま、パチンて、まみを終わらせて(兎の黒目に映っています) 穂村弘
2010-01-10
私は好んで闇の中へ出かけた。渓ぎわの大きな椎の木下に立って遠い街道の孤独な電灯を眺めた。深い闇の中から遠い小さな光を眺めるほど感傷的なものはないだろう。私はその光がはるばるやって来て・・・梶井基次郎
2010-01-08
「また立ちかへる水無月の 嘆きを誰にかたるべき。 沙羅のみづ枝に花さけば、 かなしき人の目ぞ見ゆる。 」芥川龍之介  プロフ更新
2010-01-06
三本のマッチを一本ずつ擦る夜の中で はじめは君の顔を隈なく見るため つぎは君の目を見るため 最後は君の唇をみるため 残りの暗闇は今の全てを思い出すため 君を抱きしめながら プレヴェール
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