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先生、私ファンタジーが書きたいです
現実のうらみつらみごとくさいものや自傷自虐自意識性狭窄や無節操な欲目や退廃堕落どろどろだらりんや排泄物じみたものとかこととか虚無的悲観などとは、無縁な ....
消防署が火事になって対岸にいる      そのひとは俯くことをせず
     まっすぐに前をみていた
     履いているジーンズはうす汚れ
     家路をいそぐ人々が乗る電車の中
     ぽっかりとあいた空間
    ....
  向かいの家の窓から
  女が身を乗り出して下を見ている
  左手になにか小さいものを持っている
  それがなにかまでは見えない ここからは



  コンセントに埃が溜ってい ....
風と光
肌触りと眼差し
雲と微笑
素っ気なさとほつれめ

先週より軽い靴音
長袖シャツの袖口が気になる
温かいコーヒーを飲もうと
財布を探った手が
ポケットの温もりを探し当てた
 ....
シャツの襟を朱肉まみれにしている 星のみえない夜にも
星は存在する
風にふれない丘にも
風は存在する
あなたが消えたあとにも
あなたは存在しつづける

両のてのひらを
まるくして合わせる
透明な卵だよ、ほら
ゆうがた
べったりした体をオーブンにいれる

もうすこしでわたしになれる、というところで
あなたがわたしを齧りとるから
わたしはいつも、
そういうかたちで次の朝を生きるのだ
日差しが強いほど
濃い影が地面に宿る

陽のあたる場所にも
賞賛や成功の裏にも
濃く宿る苦悩があるだろう


暗闇の中では
手元の灯りを頼りに進むほかはない

苦悩の闇の中では
 ....
九月も末だというのにまだ汗はとまらない
車の冷房は下げたままだ
最後にどうしてもあの海辺が見たかった
親父の入院中きまって立ち寄った、
、あの海水浴場へ

市街を抜け、15分も走ると左手に ....
あの日脱ぎ捨てた古い自分が
心の隅でそのままになっている
糸の切れた人形のように
死よりも冷たい生者の顔で


ポンペイのように時の塵に埋れ
欲望の形に空洞化した遺骸あるいは
まだ温も ....
口裂け女の胸を揉んで逃げた 本日は
絶好の洗濯日和

見上げる雲は
穏やかな光に浸されて

へたくそな君のハミングが
靴下とシャツの森で揺れる

色とりどりの洗濯バサミが
タオルと枕カバーの ....
よじれる鉛筆は
十六夜を犯す 

コロコロ鳴く秋は
ベクレルやシーベルトに困惑して
ひとり を
実感・・・・・・する・・・・・・十六夜
白は
処女であったころの風をまとい
眠りこけて ....
01「…ドゥ, シュビドゥワ, ドゥ,シュビドゥワ, duドゥ… シュビドゥワ, ドゥ,シュビドゥワ, duドゥ…」

メチャクチャ,に壊され,た〜 居酒屋,の中央 それは 善… そ ....
きっと目に見えないほどの

花びら5まい広げる花を

見つけるのだろうね

やっと つった足指を

起きない体反らせて

伸ばしてみても

それがそんなミクロの花には
 ....
                  130917



雨戸があったから
被害は少しだけで済みました
無かったら
瓦や小石が飛び込んできて
ガラス ....
 ダダ漏れのDark Matter 鉛色の重力
街を歩いてもアスファルトに走る無数の亀裂
から滲み出てくる闇を見つめるだけだ

   ああ この皮膚がすべて剥がされても
  感じているか ....
たったひとつの科白で終えるとき
誰もいない薄暗い部屋を飾ろう
もし手向けられるならば
二度と咲かない蒼い薔薇がよく似合う
使われない硝子が棚の底に
染み付いた煙は放置され
黒い黴が支配 ....
 
雨は平等に降りしきる

あなたにも、わたしにも、

だけど、わたしには傘がない



 
僕が思春期に可愛がっていた
片瀬江ノ島駅に住む、野良猫ニャー子は  
破れた恋に涙を流す学ラン姿の僕に寄り添い  
顔を膝にこすりつけ  
(にゃあ)と優しくひと声、鳴いた  

僕と出逢 ....
右向け左の天邪鬼 猜疑心を頼りに唯一を突き抜ける

迂回をへビメタルに足音はウーハー 進んでは振り返る
素直の尻尾は出ていないかと・・

隠れ愛の肩書き 天探女に取り憑かれた 寄り道の小石拾 ....
童謡を読んで
書いた詩人を紡ぎだした
環境を排除して
言葉を撫でるように
なぞるだけで

現代の裕福な子供たちが
詩を受け取ることは
出来るのか



会場にいた観 ....
いくつもの交差点を越えて
道はまだ続いている
緩やかに弧を描くカーブの先に
終わりはまだ見えない

進んで 止まって 曲がって 進んで

約束事を守って運転していても
右折してきた ....
九月十三日の朝
風のこどもたちは
キッチンの西窓の向こうで
すでに足踏みを繰り返していたとみえ
私が縦長の窓を押し開くと同時に
遠慮なんかこれっぽっちもしないで
じゃれあうように
とびこ ....
右に悲しみを越えた愛の持ち主
左に575777777の天才
そして向かいに顔文字のお面をつけた小僧

窮陰の毎度の集い 私は信号無視ギリギリで
編集長の愚痴を零しながらスタバに向かう

 ....
東口から西口を抜ける地下通路はいつも乗降客で溢れている。
比較的に混雑が少ないのは中央の広場から駅を跨いで裏側に出る南側の通路だ。買い物客で分かれるこちら側の通路は、通勤時間を過ぎれば人の足もぐ ....
澱みの時を超えて、今再び大空を飛翔する。
冷ややかなあなたの眼差しを全身に浴びて、
それでも希望に満ちて、全ての生に感謝して。
鳥瞰する大地が平和で満たされる日を祈って。

行動する者は ....
君のために生きるから君のためには死ねない 生前の祖父のことをよく覚えてはいない
祖父はわたしが物心つく前には亡くなっていた
抱かれた話を聞いても
、抱きおとされた怖さを聞いても
、色の剥げた写真に並ぶしわくちゃな姿だけが写る
 ....
左屋百色さんの自由詩おすすめリスト(300)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
現実にあることしか言葉にはできないのか- 北街かな自由詩9*13-9-30
消防署が火事になって対岸にいる- 北大路京 ...自由詩513-9-30
辿りつくまで- 石田とわ自由詩16*13-9-29
鈍行列車- 草野春心自由詩913-9-28
9月28日_晴れ- nonya自由詩22*13-9-28
シャツの襟を朱肉まみれにしている- 北大路京 ...自由詩213-9-27
わたしが消えたあとにも- そらの珊 ...自由詩22*13-9-27
チーズ・オーブン- はるな自由詩413-9-26
灯り- 佑木自由詩4*13-9-25
Tシャツでは少し寒い- アラガイ ...自由詩13*13-9-25
確執- ただのみ ...自由詩25*13-9-24
口裂け女の胸を揉んで逃げた- 北大路京 ...自由詩913-9-24
柔らかな影- nonya自由詩23*13-9-21
よじれる白- 草野大悟 ...自由詩2*13-9-20
,ドゥワ(シュビ)- アラガイ ...自由詩5*13-9-20
それならば- 芦沢 恵自由詩20*13-9-19
それからはこぐまのサーカスばかり見て暮らした- あおば自由詩5*13-9-17
賛歌- 壮佑自由詩17*13-9-17
終幕の薔薇- アラガイ ...自由詩16*13-9-17
- 殿上 童自由詩33*13-9-16
被災地の犬__- 服部 剛自由詩1013-9-15
天邪鬼迂回- 朝焼彩茜 ...自由詩613-9-15
パチパチ- 鵜飼千代 ...自由詩7*13-9-15
交差点- nonya自由詩21*13-9-14
風の通り道- そらの珊 ...自由詩12*13-9-14
両サイドと向かいに詩人- 朝焼彩茜 ...自由詩6*13-9-12
つるはしと亀おんな- アラガイ ...自由詩3*13-9-12
飛翔- ヒヤシン ...自由詩8*13-9-12
君のために生きるから君のためには死ねない- 北大路京 ...自由詩1813-9-10
青黄黒緑赤- アラガイ ...自由詩18*13-9-10

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