すべてのおすすめ
押して駄目なら引いてみる
荒んだ心を晒してみる

思い切って日本の冬に
剥き出しの神経を晒してみる
ひりひりとして
顔が歪み
泣きそうになっても
晒し続ける

木々の重なりまでくっ ....
月は 水底から仰ぐ小舟
雲の向こうをかろやかに滑り


 だが本当は流されているのは雲の方 
 月は自分の道を行くだけだ


きみは 月のように生きるのか
風に流されることもなく 
 ....
誰を護るか鬼子母神
いつからなった鬼子母神
子供を喰らうか鬼子母神

ああ鬼子母神
とても淋しい名前

執着することでかろうじて神である貴方は
とても愛しい何かを喰らいながら
生きる ....
あなたは
とても綺麗に微笑みながら
水のような滑らかさで話をつなぐ

わたしは
そんなあなたに見惚れながら
あなたの綻びを探してしまう

あなたは
笑っていないほうの目でわたしの ....
潮だまりに
奇っ怪な紫色の物体をみつけた
グロテスクな
おせじにも美しいとは思えない
そいつから
私は目を離せずにいた

素通りできない塊に
捉えられてしまった

学名 アプリシア ....
女は最後は開き直るいきものであること

不細工さや子供はときに油断をさそうこと

詐欺師は必ずしも独り身の美人とは限らない

子供はときに同情という囮に使われる

詐欺は慇懃無礼の最上 ....
愛を語ってもいいじゃない
知ったふりしてもいいじゃない

修羅場をくぐって
書物に浸って
山の禅寺で胡坐をかいて

ひとかどの人になりました
そんな振りしてもいいじゃない

たまに ....
昼には昼の顔をして
月など知らない振る舞いを
夜には夜の服を着て
海にさからう泳ぎかた
明日には明日の「今日」が来て
なかったことなど無いように
青々とした朝が降る
道を歩いていて嫌になるのは
いつも いつも 枝分かれしていくこと

その中から ひとつを選ばなきゃならない
一番素敵な景色を見せてくれるのが
どの一本かも わからないのに

僕はそれに疲 ....
河口の雨
割れた水門
岩に触れると
聞こえる音
土の上の
午後の重なり


終わりまで歩いたのに終わりは無く
また同じ氷を引き返す
どの脚を使うか尋ねられ
む ....
霧の村のむこうに
霧の村がある
耳の奥の音のように
白い


小さな花の生えた機械に
水をやりにくる鳥
機械はいつも
眠ったふりをする


いきどまりの ....
栗みたいに
いがいがをだした夜

ひっこみきれずに
あなたもさしてしまった

ごめんなさいが
なぜか言えずに栗のままで

いがいがを
いっぽんいっぽんぬく
いっしょうけんめいにぬ ....
     鳩子よ

     おまえが生まれたのは寒さの残る
     春と呼ぶにはまだ早い季節だった
     忙しさにかまけ、放置していたベランダで
     気づいたときに ....
年の瀬の上野公園は 
家族づれの人々で賑わい 
僕等は3人で 
枯れた葦の間に煌く 
不忍池の周囲を歩いた 

ゆくあてもないような僕等の歩みは 
本郷へと進み 
詩友Fの朗らかな顔に ....
余った春巻を
翌日甘辛い出汁で
サッと煮て
溶き玉子でとじて
熱々ご飯にのせて
最後に
三つ葉かなんかを
散らせば
これが
世界が終わるんじゃないかと
思うぐらい
美味でさ
  壁の向こう側に
  白球を落としてしまった
  顔をもたない父との
  キャッチボールの途中



  孫悟空のような
  星飛雄馬のような
  仮面ライダーのような
 ....
冬の落ち葉は屋根ですね
虫は春の夢をみる
柱も窓もないけれど
いのちが育つ
そのために
必要なものはそろってる
無用なものは何もない

あなたに家があるように
わたしに家があるように ....
私は神の顔をしらない
そもそも顔なんてあっただろうか

腕があったのは覚えてる
私達がいたずらできないよう
光を装って抱え込んでしまう

あとは背中があったこと

繋ぎあわせの日常に ....
娘と一緒にドラッグストアーに行って
「好きなものをひとつだけ買ってあげるよ」
と言ったら
「ホチキスが欲しい」と言う

「ホチキスならうちに二つもあるでしょ。
塗り絵の本とか色マジックのセ ....
ハライタマエ キヨメタマエ

この深くて狭い川は何を流す川だろう
いや、川ですらないこの闇の濃さ
私は落ちていく 落ちているのだ
剃刀を舐める時のように
私の背中を恐怖が焼きつづける
 ....
トヨさんが死んだ

あの

トヨさんが死んだ

よろこびも

かなしみも

気持ちが波にさらわれる日々

こんな時間を

百年も永らえ

言葉を紡ぎ

僕たちに残し ....
りんごをむいた

よっつに切った

ひとつは おとうさん
ひとつは おかあさん
ひとつは おとうと
ひとつは わたし

ペットのハムスターは
りんごの皮をむしゃむしゃ
だいじに
 ....
仲のいいひととだけ

つるんでいられるは学生時代

気の合わないひととであっても

やってゆかなくてはならないのが大人の世界


新幹線のなかで二十分ほど寝た

すこし頭がすっき ....
過去に戻りたいと
思ったことは
一度としてないけど
あの夜にだけは戻りたいと
時々想うことがある

そう きみと初めて寝たあの夜
ぼくらはお互いに
そんなに経験はしていなかったけど
 ....
この世界は
俺向きじゃない
ルールが飲み込めない

悲しくない時に泣いたり
嬉しくない時に笑ったり

そうして俺たちは関係を築いていく
当たり障りのない関係を
赤ん坊だけが自分に正直 ....
赤信号が点滅し続ける交差点の中央に立ち

「そんなに点滅しているなら早く絶滅してしまえばいいのに」

とぼやく男が一人いた

ガードーレールは醜く歪み
ゆがみすぎて笑えるくらいに歪んでい ....
ひとりごとをいう

ひとりごとは
大きな声ではいえない
口元でこっそりいう

だれかにきかれてはいけない
だれにもみられてはいけない

そんな時に限って
空はみているし
猫だって ....
冬の朝
道路に てぶくろが落ちている
手の形に作られた
左右対称のかたわれ
いつからここに取り残されていたのか
拾ってみれば
柔らかく凍えていた

{引用=ナイタアカオニ
アレハ
 ....
ああ、これは病気でござりましょうか

寒いばかりの夜な夜な、炊くアルミ鍋は

今日も明日も貧しい菜を煮るだけでして

月がでようが、隠れようが

見ているものひとりいないときたら

 ....
Amazonでなら
何でも簡単に買えるって
聞いたから
そりゃいいやってんで
生きたピラルクを
注文しようとしたら
どこさがしても
ないじゃねえか
Amazonなのによ
他に何がある ....
Lucyさんの自由詩おすすめリスト(6069)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
日本の冬- ぺろり自由詩313-1-26
孤高の旅人- ただのみ ...自由詩21*13-1-26
鬼子母神の肖像- 梅昆布茶自由詩813-1-26
ウラ- nonya自由詩30*13-1-26
あめふらし- そらの珊 ...自由詩14*13-1-26
最近わかったこと- 梅昆布茶自由詩12*13-1-26
いいんじゃない?- まーつん自由詩5*13-1-26
repeat_the_same_thing- はるな自由詩613-1-26
選択肢- まーつん自由詩9*13-1-26
ノート(まつり_おわり)- 木立 悟自由詩413-1-25
ノート(Graublau)- 木立 悟自由詩513-1-25
毬栗と猫- 朧月自由詩413-1-25
おまえに別れを告げさせてくれ- 石田とわ自由詩10*13-1-25
卵の音_- 服部 剛自由詩6*13-1-25
ハルマキドン- 花形新次自由詩1213-1-25
ヒーロー- 草野春心自由詩613-1-25
小さなおうち- そらの珊 ...自由詩21*13-1-25
繰る朝- 瑠王自由詩6*13-1-25
ホチキス- 夏美かを ...自由詩41*13-1-25
ケモノミチ- 月形半分 ...自由詩513-1-25
トヨさん- 三田九郎自由詩913-1-24
真っ赤な林檎- 朧月自由詩813-1-24
大人の世界- 吉岡ペペ ...自由詩7+13-1-24
深い森- HAL自由詩10*13-1-24
役者志願- まーつん自由詩5*13-1-24
多分、これで_最後- 赤青黄自由詩2*13-1-24
ひとりごと- 朧月自由詩513-1-24
かたわれ- そらの珊 ...自由詩9*13-1-24
わずらい- 月形半分 ...自由詩413-1-24
ごめんね、Amazon- 花形新次自由詩2*13-1-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203