すべてのおすすめ
ご飯つくったり
一緒にいるじかんを大切にしたり
ぼくは殺されている
淋しいだけで死んでゆける
いつか見限ってやる
緑の風のなか
みんな死んじまえ
なみだが ....
雨になんて
うたれたっていいのに
逃げている 背中丸めて
桜だけが
受けとめている
雨滴
弱虫だね
私たちみんな
それをよいことにして
よりそうきっかけにして
雨滴 ....
ショッピングセンターの駐車場でカレーパンと牛乳でお昼を済ました
なかなか家に帰れない
僕の家って本当は彼処じゃ無いんじゃあないのかなんてねときおり思うんだ
誰も待ってないし読まない新 ....
真っ赤な林檎の皮をするり剥きますと
白く瑞々しい果肉が微かに息づいて
頬張れば甘く酸っぱく
口いっぱいに広がっては
心地良く渇きをいやしてくれるのです
そのおんなもまた
高い梢に輝いた ....
誤解と幻滅のにんげんかんけい
そんなのしらなーいってそっぽむいてた ら、きみにであって誤解と幻滅をくりかえした やっぱりいままでとおんなじだった やっぱりねえってかなしそうにきみはな ....
縦や斜めや裏返しにわたしの体がぎっこんばったんやられているあのときに決意しました。わたしはたぶんわたしではなかったです。黄色いのや赤いのは好いです、青いのも緑のも好いです、白と黒も好いです。ただし ....
10円玉はすぐに落ちてしまった
あっけなく
かこん、と音を立てて
さよならは苦手だった
だからこれで
よかったのかもしれない
□報告者/ るるりら -(2013/04/01(Mon) 01:49:27)
このほど発掘された石版には 解読の結果、このように記されていた。
***
なんどとなく残酷な ....
ポケットのなかで
45分しゃべりつづけた
書類のしたで
45分しゃべりつづけた
せまい湯舟に
ぼくとあなたと
あなたの児と
さんにんでつかって
慌た ....
体がうごくとき、心もうごくだろうか?
心がうごくとき、体もうごくだろうか?
あなたに、うごくだろうか?
きみがイクときイったときイったいまを感じます、
ひどく硬い音のつるでした、まるで噛んだ噛んだまま、
やみくもな金属のいちぶになってしまいなさい、
ほそくおれて終わりになってしまいなさ ....
パン屋の店員がかわいい
国民的美少女のような店員
名札には『まさひろ』
男みたいな名前だな
もしかしたら男性なのか。いや、そんなはずはない
他の店員を見たら名札には『さとう』、『 ....
いやな人にあいにゆく朝
少し曇っている
少し寒くもある
食欲もない気がする
頭が重い気がする
のろのろ ぐずぐず
そんなときあるよね
ね
うん っていってよ
あな ....
今日
なにかに気付いた
明日
なにかが発動する
真夜中すぎの
信の真相
夜明け前の
血色の地
昨日
なにかに気付いた
今日
なにかが発動する
....
コトバにしなくちゃ
わからないんだって
コトバにするから
けんかになるんだって
いいたいことためて
風船になった
どんどんふくらんで
はれつしちゃった
ひりひりするから
....
「あるところに花喰いという、花を喰う者がおりました。
年はまだ若く、どこかの城から逃げてきたとの噂もございました。
花喰いは澄んだ池の上に花のなる木を植えました。
その身重たさか ....
こんにゃくが泣くんです
キュッ キュッ って
から煎りされて
栄養は 無いんです
指でちぎったから
かたちは良くありません
みりんと出汁と砂糖
....
風を眺め
風と語り
風を伝える
もうすぐ名前がなくなる村の
公民館の屋根のてっぺんで
風を聴き
風と歌い
風を奏でる
僕は少し錆びついた時間を
飽きもせずにつ ....
もう なんにちも
雨は降らないし 降りようがない
雨乞いの呪文も
もはや効き目は薄れ
わずかばかりの
水を流して
やり過ごしている
{引用=さかな 苦しいだろう
さかな 底に怯え ....
右足が重いと
おもっていたら
いつのまにか
根が生えていた
しかたがないので
歩きまわる
根をおろさずに
....
こがねの王冠をかぶった
いたずらにゆがむ顔
愉快だ、ハハ
水をさすピエロ
仮想めいてる存在が
黙ってなよ
君がね
くちげんか 地球儀を回す
すいーん すいーん
小 ....
辛いこと貯めこんで利子がつく
春を背に首から下だけで散歩
もう海はないから
自分が海になるしかない
君は言葉を持ちすぎて
詩人をやめた
紙の自転車では
見える所までしか行けない
全部で20本もある指
ひとつひと ....
夜のせいだ
むねが疼くのは
浚われたいとねがうのは
あばきたいと思う私の、まいごになって泣きそうな顔を
あなたはそうやって嘲笑うのだ
荒涼とした大地の上に
荒涼とした時空が
広がる
その
片隅を
写し取りたい些細な詞は
荒涼とした
影をなす
荒涼とした影の懐に
荒涼とした金属の
痕跡がある
....
白いひかりの内側で
やさしくもつれ合うものを
聴いていたかったのに
ただ、聴いていたかったのに
生きていてもいいですか、と問うよりも
生きていなくてはいけませんか、と問うほうが
....
私にとっての
文字はいつでも切実すぎて
弄んだりできないかんじです
常に
タスケテをはらんでいます
あなたに
むけての
真っ白になったページがほしい
いつからなくなってしま ....
ピピピピピ―――
心のアラームが鳴りだした
頭の中で
コトバたちが
跳ねまわっている
このムズムズ感は
脱皮の前の予兆なのかな
Are you ready?
変化 ....
動き出した車窓が
景色をゆっくり手放すように
やさしくほどかれる季節は
まだ寝ぼけていたい春の子が
ようやく
んー と
背伸びをしたみたい
かしこい子も
そうでもない子も
とにか ....
ひらひら舞う雪を数えた日
なにより優しい歌が耳に届きました
ひらひら舞う花を数えた日
なにより優しい歌は聞こえなくなりました
あの日生まれた約束は
今も静かに生きています
私の ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203