すべてのおすすめ
あなたは
とても綺麗に微笑みながら
水のような滑らかさで話をつなぐ

わたしは
そんなあなたに見惚れながら
あなたの綻びを探してしまう

あなたは
笑っていないほうの目でわたしの ....
眼を開けると
ほかに乗客はいなかった

確かめたはずが
行き先を思い出せない

どこから乗り
どれだけ乗っているのかも

東側の山のふもとだけ
西日が射し込んで赤い

バスは進 ....
シロツメクサに
私はなろう
遠い
異国のビードロを

木箱に
そっと包み込む
同胞たちの
笑顔のように

こわれてやまぬ
あなたの心
私は
そっと包み込む

花で
ある ....
センター試験初日



豪華弁当を作り見送った
仕事中も気になる





あっちゅを学童に迎えに行って帰宅すると、
予備校から電話



「わたしは今仕事 ....
指で伝える言葉は
私のほんとうの想い
だけど
嘘もほんとうも
ほんとはないの

書ききれない想いまで
伝えたいけど
真っ暗な空に放つ
星よ知ってくれと

そんな想いがとびかって
 ....
本当のことがなくなって
何の味も感じない

これからどこへ行こうかな
そんなことを考えていた

いつでも空っぽな自分は
だからこそ必死にもがいて
何とかこの場を離れたくなくて
すべて ....
ほのかな雪はらはら
今年の冬は寒いですね
故郷では犬が跳ね回ります
雪に家のありがたさよ
夢のぬくもりに包まれて
私はうとうとしていました
今日だ明日だと騒ぎたてることはないのですよ
み ....
封筒の右端に犬小屋を建てました。
赤いペンキで塗りました。
そこで手紙を書きました。
とても短い鉛筆で。

さいしょに友達の名前を書きました。
つぎに夜のあいさつをしました。
あたらしい ....
あの頃約束した想いを守れませんでした

誠実なふりして格好つけていました

求めるばかり我が身のことばかりでした

傷付けない為と自分を偽り嘘つきました

最後の最後まで嘘をつきました ....
とある日に

みんなうまれてきたというのに

今日はとくべつな日だった

それだけで

ほんとにうれしくてやさしくて

めいわくかけてありがとう


もどかしい

まちが ....
 本意として巣箱は天井が取り外し可能にしてある

開けてみる 開けた事は 光感知に 鋭敏な おめめによって 即ち 感知される

そこに 指と言う 感覚器官であり 創造も成す 肉体の一部を 下ろ ....
不幸だって?
幸福だって?

そんなみわけのつかないものに
騙されるなよ

夕陽がしみこんでゆくよ
私のからだに
今日もがんばった

私はがんばった
プラットホームを歩いていたら
数歩先で人と人とが
すれ違いざまに接触した。
体と体の打ち合う音がして
ボタンがひとつ
床に落ち、私の足もとに転がった。
思わずそれを拾い上げ
視線を元の場 ....
枕元に
吾輩は目覚まし鳥を飼っておる
朝六時
けたたましくそいつは鳴く
日に ひとたびしか鳴くことが叶わぬゆえ
遠慮などこれぽちもしない

起きなければならぬ
なんとも理不尽であるが仕 ....
エントランスとか言うな

工業地帯にほど近い

どこか鉄の匂いのする町の

杉板貼りの二階建て

くもりガラスの引き戸

開ければ土間と廊下

左手に下駄箱あり

廊下のは ....
青空の下で歌いたい
防音壁に囲まれた
カラオケボックスの中でなく

往来の真ん中で歌いたい
国会議事堂でも歌いたい
処刑場でも歌いたい
葬儀場でも歌いたい
教室でも歌いたい
職場でも ....
大雨。 外は魚を焼いたようなにおい。
今月の日記は虫の画像が多い。

朝は大雨、
半分だけ残っていたチーズむんパンを食べ、
弟のお盆に置いてあった神戸カスタードメロンを食べ、
歯磨きして寝 ....
起きたら10時ごろで、弟の友人が来ていた。
雨だった。
携帯について語っていた。
出ていって、また寝た。

昼すぎ帰ってきて起きた。
隣の部屋で、買ってきた携帯の設定がピロピロ鳴っていた。 ....
学校は寝過ごせばいい

起きたら夕暮れだから

バイトをやり過ごせばいい

疲れて眠ってしまうから


気が付けば、朝


義務にくるまっている

指示は代わり映えない
 ....
その日消えそうなわたしは
透明になって歩いてた
通りすがりの犬が
おん!
と、高いような低いような声で
わたしを見ながらひとこと吠える
“しっかりしろよ”

曲がり角を曲がったら
突 ....
落ち葉の絨毯
こどもたちが駆け抜けたあとからさっと散らばり
土肌が見えた
落ち葉の色が土に染み込んでいた
わたしはその足跡のそばに持っていた荷物を置いた

その時たまに見たことは
呼吸の ....
遠くで、野が降る
雨が乾く
どしゃぶりの下を
添えられた濁流の淵
どこまでも草かげをゆくよ
星は平たい風景
足にまゆ毛があったら

たまに怒ったりするんだろうか

適当に歩くなよ
文句いったりしそうだな

しゃんとしろ
っていつも下から
見上げられてる

そんな足の甲と
目が合う夕暮 ....
その急坂には海老が撒かれている
富山湾沿岸から脱獄した大量の白海老は
植物油にまみれ
砂糖 食塩 黒胡椒に寄生され
取り返しのつかぬ形状で撒かれている
絶唱さえも奪われたまま

その坂は ....
緩やかなカーブを描いて

走って行く

空気の波が幾重にも重なって

丸みを帯びた優しさを生成する

気をつけてと

柔らかなハミングで

空気の波は震えて

白いガードレ ....
張り詰めたもの
鋭く一文字に空間を切り開く

切ないもの
鬱々とした恋の綱渡り

儚いものばっかりを見てはいけないのだけれど
儚さばかりが心のよすがだった

国家が機能しない病気の国 ....
君は

飴玉だったんだね。

とけてなくなっちゃうなんて!

  

どうか手紙をください。

君が

大きな鍋で甘く煮詰められ

冷やされて

宝石のように小さく ....
作詞 Shinji Hanagata 作曲 Johnny Raven 編曲 Delivery health angels

泣いているのかベイビー
今日が初めてだなんて
信じちゃいないけど
 ....
プロペラは淡くめぐり
煙を追い出す、雑木林に目をやると
(野良犬にこじ開けられた)
トタン塀の隙間から人影のような雑草が
生えていて
風が吹くと意味もなく揺れる。くすんだ
ビニールのコルセ ....
庭先から線香の香り
不意によぎる鉛色
殺伐
カレンダーのない部屋
起きたら茜色の光


ニュースは無常で埋まる
軋みとかたむく振り子
そしてきれいなお姉さん笑った
明日も天気は晴れ ....
カマキリさんの自由詩おすすめリスト(333)
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