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踊れ、踊れ、踊れ、踊れ、内側から死滅するものたち、皮膚の表面に浮上して落陽の踊りを踊れ、俺は曇天の暮れ時に死亡するがらくただ、踊れ、踊れ、踊れ、踊れ、息切れて汚い泥をその喉から溢れさせ ....
真紅の壁を
真っ白に塗り潰すような時間の中で
喉の渇きを覚え、だが
ページをめくる指を止めることはなく
幾つか咳をして
唇を舐める
昨日より冷える気温と
昨日より
....
煮つめられた、ような
まよなかのにおいを
くたびれた寝床で嗅ぐ、遠いこめかみの痛み、ディスプレイの照明を、受けとめ続けたせい
おとなしい雨の日の
波打ちぎわみたいな間隔で ....
いったい何をすれば満足出来るのか?君の脳髄は深い迷宮の奥まで入り込んでしまったようだ、いままでのやりかた、いままでのやり方の全てが今の君に対してノーと言っている。きみはその通告 ....
静寂のまま湾曲する感情には、寄り添う言葉が見つけられない、水の枯れた川の様にかつてそこにあったものを示し続けているみたいで辟易する、ヴォリュームをゼロにして流すオーケストラのプレイみたいだ、聞 ....
ハイブリッドタイヤでアスファルトにプレスされた鳩が、赤い薔薇の刺繍のついたスカーフの様になって風になびいていた。眠り過ぎた瞼が熱を持っていて重たかったが、コンピューターでプログラムを書き換えた ....
たった独りの部屋でさよならと言い続けた
たった独りの部屋でそれを言い続けるには
たった独りであることを忘れなければならなかった
冷たい世界は骨を
機械のように冷やして
....
世界がきみを見放したと感じるときは
甘いカフェオレを飲んで横になっているといいよ
だれもそんな気分に風穴など開けられやしない
きみは自分が紙かなにかで出来た人形みたいに感 ....
死期に近づく夜がある、のさばって、蔓のように
暗闇に絡まるわが身を夢想しながら
古い漆喰の壁がこぼれる音を耳にするような夜が
チェコスロバキアで小型旅客機が墜落して日本人旅行 ....
朽ちた共同住宅の
一室に忍び込んで
凍えながら
急ぎ足の雲を眺めた
夕暮れのせいで
躍起になってるみたいに見えた
どんなことをして大人になった
どんなことをして大人になった? ....
猛毒、を
飲みほして
喀血の
真赤な床は
まだらで
まだ誰の
足跡もなく
そのとき
フリー・ウェイで疾走するスーパー・カーが
一頭の雌鹿を跳 ....
アイキャンゲンノウノウのところでタイムカードがガシャピーと鳴く
昼休みひとに会わない公園で齧るおにぎり冷えてカチカチ
小便のあとで鏡に中指立てて廊下で上司にお疲れさまです
....
落下の形態が腑に落ちず
目下動転のとある夜だ
路地裏のとうに枯れた朝顔の鉢の
蔓の為の竹が歯の癖の様に泣く夜だ
眠る前から目覚まし時計が気になるのは
眠る前 ....
誰かがここで何かを話しかけている、だが俺はそれをはっきりと聞きとることが出来ない、俺の神経は摩耗しきっていて、壁にかけてあるシャツが一枚ハンガーから床に落ちるだけでプツンと途切れてしまいそうだ ....
死神の舌のような夕暮れのなかを、ひとりの少年が路地の影に向かって歩いてゆく。かれには親が無く、生い立ちが無く、名前が無い。まともな言葉を知らず、まともな服を持たず、まともな道徳を持たない。理由 ....
イラついて
鬱血した脳髄をガリガリ齧りたくて、どうしてもそうしたくて
釘抜きで顎を削っていたら鈍臭い音がして
俺の口腔には脳漿の雨だ
舌の上に降るたびに目映い光が…
....
曖昧な空間に出来た亀裂の中に身体を溶かして連続する呼吸はまるで推敲の足りない台本の様に不規則だ、何を言っているのかまるで聞き取れないスピーカーの音量に辟易しながら広告をやり過ごす様な時間ば ....
きみは眠りすらうしなって
エイギュイユ・クルーズの亡霊たちのさなか
みみもとできこえる音に名前をつけようとして
自分の大切なものの名前をわすれる
密度の ....
書かなければいけない、と決められたことには
ギリギリまで、おれは、手を着けることはしない
いよいよ時間がなくなって、おまけに
だらしないあくびが出る頃になって、ようやく、手 ....
誰かの不正を突っつけば
てめえの理性が名を上げる
そんな寝言を信じる馬鹿が
今日も角立つ声を出す
断罪はあらかた
裁く側の罪を
どれだげ棚上げ出来るかという、いわば ....
自動世界の歪みに落ち窪んで漏電
浮遊する未浄化のたましいたちが天井に残す曲線は
首吊り縄の正確な模写のようだ
水面の波紋のようないのちの明滅
電気仕掛けとおなじ ....
すべての明かりが消えるなら幸せだろう
あとは目を閉じて
眠りに落ちるだけでいい
だけど明かりを落とせないわけがあるから
俺は
今日の尻尾にしがみつく
眠ってしま ....
きみはずっと、おれにそっぽを向いてなにか、おれたちのこととは関係ないことに躍起になっている、まさか世界はおれを残してすこし構成を変更したのか?そんなふうにしか考えることが出来ない四月の ....
雨が窓に描く模様は
脳幹で鳴り続けるノイズの色をしてる、指でなぞると
細胞がどのくらい損失しているのか判る
軽く頬を叩くくらいの雨降りのくせに
それは必ず鼓膜まで届いてくる
....
カーボン紙に
まるめた銀色を
叩きつけたような
激しい空の下で
ぼくたちは
15回めの
約束のしかたを確認した
あれは
冬の日だった
たしか
冬の
寒い夜おそくだった ....
排気ダクトから零れる風が
冬のうたを口ずさんでいる気がする
カラのジンのボトルみたいな太陽
アクロバティックな性格のクラウド
川の流れはゆっくりで
救急車は先を急いでいる
....
俺がどんな言葉で話をするか君に判ってもらえるだろうか
俺の大脳皮質からウミガメの卵のようにぽろぽろとこぼれてくるものの形状が
君の感覚野にまで届くことがあるだろうか
凍えるカーテンの向こ ....
戦争になって兵士になり
自分以外を果てしなくぶち殺す夢があります
考えるのはもう面倒なんで
大義名分に乗って愚鈍に振る舞う馬鹿さ加減が欲しいのです
で
それなら
中途半端に空威 ....
出来て100とかそこらの歳で
わかることなどたかがしれてる
齢(よわい)40でまだヒヨッコの
おれはそこそこ幸せもんさ
冬の木枯らし部屋までしみて
だけど雑事はカタつきぎみ ....
強い日差しの中で私は夜を待っていた、冬の日差しは針が降るみたいに痛い、街道の終わりのバス停のベンチに腰をおろして夜を待っていた、成長期を逃した年頃の娘のような顔をして―それは実際にそうだったのだけれど ....
アラガイsさんのホロウ・シカエルボクさんおすすめリスト
(246)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
連中
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
12-3-28
欠伸
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
12-3-19
1/2_A_Loaf
-
ホロウ・ ...
自由詩
7*
12-3-14
そのことは眠りの程度とはまるで関係が無い
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
2*
12-3-2
更地を転がれブルートレイン
-
ホロウ・ ...
自由詩
1*
12-2-4
街のにおいを少しだけ嗅ぐ
-
ホロウ・ ...
散文(批評 ...
1*
12-2-2
アンダートーン
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
12-1-29
夢の中の硝煙の臭いが、ときどき鼻をつくことがある
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
12-1-25
死期に近づく夜
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
12-1-15
どんなことをして大人になった?
-
ホロウ・ ...
自由詩
8*
12-1-10
シカエルボク
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
12-1-2
ロカリーマン
-
ホロウ・ ...
短歌
5*
11-12-22
うわ言のミッド・ナイト
-
ホロウ・ ...
自由詩
6*
11-12-20
BORN_TO_LOSE
-
ホロウ・ ...
自由詩
6*
11-12-11
浮遊霊
-
ホロウ・ ...
自由詩
1*
11-12-1
脳男・マストダイ
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
11-11-8
世界にはどうしてこんなにたくさんの音が溢れているのだろう
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
11-11-5
あたたかい亡霊たちのカンバス
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
11-10-14
書かなければいけない、ということについては
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
11-8-15
扇動者
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
11-8-1
邪魔にならないところに放っておいてくれ
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
11-6-28
すべての明かりが消えるなら幸せだろう
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
11-5-30
フラット
-
ホロウ・ ...
自由詩
1*
11-4-24
そんなことどうだっていい
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
11-4-22
True_Blue
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
11-3-9
ダイアグラム
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
11-1-21
貝が夢見る明日
-
ホロウ・ ...
自由詩
5*
11-1-17
やらねばならない
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
10-12-20
口上
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
10-12-12
毒虫
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
10-12-9
1
2
3
4
5
6
7
8
9
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