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指の隙間で結晶化する高濃度の殺意を洗浄しようとしてすべてが化膿する記録されない洗礼の日、鋼鉄の悔恨はカルシウムの欠片のように胃袋の底でごろごろと感染を続けていた、嘔吐の予感は十二時間も脅かし続 ....
微細なノイズが連続する頭蓋の内壁で半端な崩落のまま凝固した自我が瓦礫の隙間で高笑いをする午前の一瞬、極限まで見開いても目視ままならぬ目と麻痺した鼻腔の捉える嘘、甲状腺の異常の懐 ....
無数の刃は君を切り刻むが、程なく飽きて君を放り出してしまうだろう
君は致命傷こそ受けてはいないが、失血死の危険にさらされている、そのとき
無数の医者が現れて君に様々な治療を施すだろう、君は ....
望みもしない話でひび割れだらけの手のひらを訳知り顔で誇ることなどやっぱり出来ず、気の遠くなるような昔から気の遠くなるような尺度で気が違うような既視感、身体を紐で結ばれていることも知らず杭を中心 ....
いつもくりかえす
ディンディンダンダンディンディンダン
いつもくりかえして
終点はどこにもない
ある日とつぜん断ち切られ
カット・アウト、はい、おしまい、ご愁傷さま
晴れた空をまっぷた ....
夏に
その場所に貼りついて
そのまま
息絶えた
ひとりの蛾が
いつしか淡い影となって
冬には、なくなった
それはありふれた風景だったし
毎年のように
繰り返さ ....
夕月が
悲鳴をあげているような赤
骨の色に似た電柱の上で
闇のようなカラスが羽を休める
よどんだ、生温い空気の
送り主を忘れた鎮魂歌のような始まり
血液は半睡の眼と同じ ....
肩口に齧りついた過去
背中に張り付いた
名前の無い鎮魂歌の譜面
真夜中過ぎ、脳天をカチ割るような
レイトショーに踊らされて
死んだ叫び声が内臓を蝕んでいく
....
太陽は無数の光線に変わりながら急速に変化していく季節に強い陰影を塗りつける、空を目指していた草花たちが運命に漂白され、緩やかだった風は翻る、それまでそこにあった、生命の象徴のような温度を拭い去 ....
今日を殺そう、ベッドの上で
首を絞めて殺そう
頭を押さえつけて、喉を掻き切って殺そう
馬乗りになって、もとの形がなくなるまで
殴って、殴って、殴って、殴って、殺そう
....
あるはずの脈動は感じられなかった、おそらくはすべての感覚が薄いプレートのようなもので遮断されていて、ほんのわずかな隙間でしか機能していないのだ、コールド・スリープの ....
すべての店が軒を下ろした
真夜中の薄明るい街路を
ゆっくりとした速度でぼくたちは歩いた
その夜は12月みたいに寒くて
耐えられなくなるたびに
自動販売機で温かい飲 ....
そうだ、あの雨の音が聞こえるうちに、反響する雨粒たちの木魂が消え失せてしまわぬうちに、おれは正解を忘れて行き止まりの路地へと迷い込もう、その路地の終わりを見れば少しは休 ....
指先についた
小さな傷のことをわかって
真夜中に洗面所を汚した
わずかな体液のことを
ミネラルウォーターで飲み下した
アスピリンが胃袋を炙る
ソファーで死んだ貝 ....
呪いのリズムで降る雨が
窓の外のリアルを囁いている
昨日よりは少しまともな頭で
昨日よりもくだらないことを考えている
なにひとつ語るべきことのなかった
今日が変更線でゼロ ....
甘い夢は廃れるか、苦いリアルは身を蝕むか、長い日向に焼け落ちるか、本当の夜に気がふれるか、運命は蛇の牙のように鋭利で正確だ、心魂の根元まで食い込んで毒を撒き散らす、存在が痺 ....
名も無い瓦礫の路は
昔話をしたがっているように見えた
激しい雨のあとの
過呼吸のような陽射し
喉元を滑り落ちる汗を
呪いながら歩を進める
息すらかすれている
午後は容赦が ....
六月某日、高知市内某所…
ホロウ・シカエルボクはすでに席についていた。約束の時間を少し過ぎてやってくる烏合路上。
烏合「やあ。」ホロ ....
鳥の羽ばたく音が聞こえる。部屋の中で。その鳥はとても大きく、翼を広げた影には戦闘機の機影のような威圧感さえ感じさせる。空気を鉄の塊にして叩きつけるような、猛烈な羽ばたき ....
息もないコールド・スリープの午後
艶かしい女の身体と
ゴキゲンな薬の夢
乾いて
ひび割れた皮膚の上で
上がり始めた熱が止めをさす
きみの手のひらの中、も ....
異能の血液たちが
沸騰をはじめて
正常な皮質がひび割れる
構成する様々な体液たちが
色を変えながら
肌を染めながら―
グラスウール敷き詰めた壁の中
行 ....
胃袋に堆積した今日の摂取が
わずかな歌にも変われずに終わる頃
仮面を剥ぎ続けて
挙句顔をなくした俺の
首から下だけが横たわっている寝台
ヒートショックする精神のブレーカー ....
心臓は崩れながら歪み、実体の判らぬビートを作り出す、ああ、脳天から逆さまに降る、死、詩、私!降り積もったさまはまるで賽の河原の石積みのようだ、鋭利なナイフのような真冬の空気、肉体をすり ....
古く錆びれたドアの前にはふたつの石が置いてある、ひとつの石にはわたしの名前、もうひとつの石にはあなたの名前が書いてある
ふたつの石は苔生して、きちんと目をとめて見なければきっとそれは土塊 ....
遠い世界の音
聞かせて、僕の耳に
失われた、古代の
あるいは、未来でもいい
遠い世界の音
聞かせて、僕の耳に
無理矢理に心臓を
捻じ曲げるような夜中
薄暗が ....
くすんだ水晶体の行列が俺の進路を垂直に遮る、俺はやつらの頭を片っ端から潰し、道に落ちた脳漿を踏みつける、汚れちまった靴の底を街路樹で拭き、振り返るとまた新しい行列が横切っている ....
無造作な闇に木霊する歪んだ梟の声の中に誰にも聞かせられない言葉を埋め込んで、亡骸を模倣しているみたいな午前零時の挙句、泥土の思考回路は生温い卵を産み落とす、祝福されない産卵、祝 ....
自身の毒を舐める夜更け、魂は闇の予感に馴染んで、点滅する蛍光灯は否が応にも近い未来を思わせた、意味を成さない呟きのような電気機器のノイズ、心拍はそいつらと同期しようと試みていた、一度小 ....
エコーするリズムの中に意識は隠れていく、反復と変則の入り乱れるアップダウンなビート、上下左右が判らなくなる拡販の中で目を閉じなかったのはきっと、そんな混沌の中で ....
残像が鮮やか過ぎて現実が認識出来ない、通過したものだけが確実だ、通過したものだけが確実で、そいつらがどこに行くのかはまるで理解出来ない、次々と生み出される命の遺産、明日までがそ ....
アラガイsさんのホロウ・シカエルボクさんおすすめリスト
(246)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
死体の頭を数えて、永らえた今日を。
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ホロウ・ ...
自由詩
1*
16-3-27
ランチの時間
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ホロウ・ ...
自由詩
1*
16-3-26
放り出された世界の中で着地点を見つけたとき
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
16-3-19
歯の裏で
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
16-3-13
虫、虫、虫虫虫
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
16-1-27
ガ
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
15-12-24
いまだ降る光のレイン
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
15-10-21
まぼろしの結晶
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
15-10-12
ネバーランド
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
15-10-7
晩夏、おまえの血を
-
ホロウ・ ...
自由詩
1*
15-10-1
スライドする時は気だるいタップを踏む
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
15-9-21
きみのそばで凍る純粋の季節
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ホロウ・ ...
自由詩
4*
15-9-19
ある日の雨が終わる時のイメージ
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ホロウ・ ...
自由詩
3*
15-9-13
そこから世界を照らす光は見えるかい?(アイ・シャル・ビー・リ ...
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
15-9-10
Rain_Fall_Down
-
ホロウ・ ...
自由詩
6*
15-9-1
認識しないまま知り続ける
-
ホロウ・ ...
自由詩
1*
15-8-18
イノセントのありかた
-
ホロウ・ ...
自由詩
5+*
15-7-7
片付けたっておもちゃ箱の中はグチャグチャ_―_ホロウ・シカエ ...
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ホロウ・ ...
散文(批評 ...
1*
15-6-12
巨大な羽ばたきのビート
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
15-6-8
オーティスをシンパシーで笑い飛ばしながら、それでも。
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ホロウ・ ...
自由詩
10*
15-5-4
ヘイヴン
-
ホロウ・ ...
自由詩
3*
15-3-21
そこにある全てが失われていないというだけの
-
ホロウ・ ...
自由詩
1*
15-1-29
ストレンジ・バット・トゥルー
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
15-1-19
Time_Waits_For_No_One
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
14-12-7
真夜中、白昼夢を見て。
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ホロウ・ ...
自由詩
4*
14-11-28
ブリッド・プロット・フラット
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ホロウ・ ...
自由詩
1*
14-11-16
滴り落ちる血のようなリズム
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
14-11-7
リアルは断定しない_—_子守唄には戯言が一番_—
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
14-10-23
空を飛び、血に塗れる、そこにどんな違いがある…?
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ホロウ・ ...
自由詩
1*
14-10-19
ランド(瞬きも出来ないほどの)
-
ホロウ・ ...
自由詩
2*
14-10-18
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