100608



カビンにバラを活ける
埋められた青春が泣きだしたのか
一斉に花を咲かせたベルばらの日々が
昨日のように感じられるのか
春猫 ....
                  100528


粘度が異なるヨーグルトを混ぜ合わせて
コンクリートのように堅くしたらどうなのと
パン屋さんは考える
お店の隅には
バターやチーズ
 ....
                 100519






満員電車で饅頭を運ぶときは
潰されないように気をつけなさい
あたりまえの注意を背に
饅頭を詰めた蒸籠を運ぶ

人でな ....
藤の花が空から柔らかに降る春の日

青空は鼻水が止まらないようなだらしない水色で
しゃぶしゃぶの精液を塗りたくったような気持ち悪い白さに覆われている
穏やかな日差しが休みでない者たちの足取 ....
にょろにょろは横になる
どうして立っていないの
小さなおててで持ち上げちゃったら
にょっ
雪のしっぽは切れちゃいました
あらら ねえねえ
横になっててもいいんじゃないの
恐竜のしっぽって ....
        090802


外れた声がうるさいと
隣の人から電話が鳴った
ぶち切れそうな声だった
歌う声が耳障りだと
嫌われますから
音楽の先生がやって来て
その声の身振りが手 ....
                090704



青い日には
詩を推敲する
青春の尻尾を
ちょんぎって
本物の大人になるのだと
言われなくてもがんばるのが
青年後期の
務めです ....
私は今日「命の意識」という作文を書いた
なんてせこんなの書いたかはわかんない
先生は
好きな芸能人のこととかファッションのこととか書けばいいよっていったんだけどね

なんだかどうしても書かず ....
藤鈴呼さんのおすすめリスト(405)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ピタリと閉まる- あおば自由詩2*10-6-8
カスピ海ヨーグルト- あおば自由詩2*10-5-28
書物の家- あおば自由詩13*10-5-19
藤の花が空から柔らかに降る春の日- 木屋 亞 ...自由詩1*10-5-11
雪のしっぽ- 砂木自由詩6*10-1-3
エレジー- あおば自由詩5*09-8-2
五月雨、乱れ- あおば自由詩6*09-7-7
ヘルプ- 自由詩105-4-28

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