向日葵の陽に透ける風のゴッホかな 僕は遠い昔に生まれ
すでに死んでいてしまいたかったな
神話は失なわれ
青空はなんにもない
空虚な哀しみに
剥げ落ちてしまった
今日の空を見上げると

夜の美しい闇も
ざわめきのライト　.... コウモリの
翼でも良い
あの空を
はばたけ　.... ちゃぶ台の万年筆やソーダ水 トーストを
やや焼き過ぎて償いに
少し厚めに
マーガリン塗る



　.... 愛してただの



此の世で一番だっ　.... 　　
　
ビンに入ったボーキサイトの見本を
男は理科室から盗んで逃げた
俺にはアルミニウムが必要だ
俺にはアルミニウムが必要だ
何度も自分に言い聞かせ
蒸し暑い住宅街の闇を疾走する
息　.... 脳味噌に
プラスマイナス稲妻が
疾る感覚
理科準備室



































　.... 花束がゆっくりと腐っていく夜に
物事はギターの陰で息を潜めている

ささやかな草原を抜けて出会う泉に
少女は捨てることの悦びをしる

蝶々は旋回する

森は徐々に深くなり
積み上　.... 最期は『ハウルの動く城』でいけ好かねぇキザな魔法　.... 変な女だと思った
外見よりも少し嗄れた声が印象的だった

人懐っこい女だと思った
面白い女だと思った
危なっかしい女だと思った
か弱い女だと思った

自分勝手な女だと思った
人の話を　.... 　.... 私たちは
おりがみのくに
二次元を

小さくたたんで
つるになって

おなかの隙間から
ふう、って
息を吹き込めば

祈りを宿した
強い記号だ


メレンゲを
淡く
　.... どこにでもある平凡な幼稚園に
桃色ペリカンが園庭に降り立った

言葉が話せなくても
心と心が繋がっている
電車の連結のように

桃色の背中に園児の両手が
園児の背中に園児の両手が
ド　.... ふと触れる
右手の温もり
冷めてゆく 今日はどのお部屋をお使いになりますか？
さぁ　お好きな鍵をお持ちください

氷山のお部屋で　　　　心を鎮めてください
木漏れ日のお部屋で　　心から微笑んでください
情熱のお部屋で　　　　夢を　.... 歩かなあかんと思ってきたけど
歩きたいって思えたらいいな
立ち止まってもかまへんな

うずくまったら
だいじょうぶか？と
きいてくれる人もおるねんな

おんなじ背中があったなら
一緒　.... 頬を擦る
冷えた舗道で
酔い覚まし
次はカラオケ
　.... いろいろあるけど
朝にはドーナツ
わたしの彼は
筋金入りのミルク入り 目に見えぬ素敵な鳩が飛んできて君のメールを僕に差し出す














生きること会うも別れも死ぬことも別に理由は要らなくない　.... 酒だけが今夜も横に居てく　.... たかが二十数年前は


　.... 病的な雨音が
日ようびをぬらしていく


あの雨にあたれば
きっと細胞の何千個かでも
溶かされてしまうって
そう思っている
雨なんか降ってないけど


恐怖に首輪をつけて
わた　.... ぼくたちは遠くでゆれるタンポポだった　綿毛が吹かれ　ぼくらは生まれた


戦争は過去ではなくていまのこと　生まれてから続く　透明な戦争


風はガラス　夕焼けはガラス　街はガラス　心臓なん　.... 宇宙　果てしない荒野
まっくらやみの孤独の海
きっとそこは
命の源泉でもなんでもなくて
死にゆく命もないから
墓場にもなりきれなくて
ただ　馬鹿みたいに寂しいだけだ かつて炭鉱だった俺の棲む町は










名乗れば居住区と苗字から素性を検索される雪の深い町











　.... 沈黙で迎える我に君もまた沈黙で返す風の音揺れる ベガスの駐車料金一泊　.... 人まちのサ店で







一日に世界中のフランチャイズで二十四億杯ぐらい飲まれてるような薄いコーヒーをストローで喉にしゃらしゃら流し込んで







来ねぇからヒマで






　.... 息が

詰まりそうになるのです

ワンルームに一人

孤独が

のどに絡まって

嗚咽すら出ない

れもんさんのおすすめリスト（150）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
向日葵	- こしごえ	俳句	4*	11-7-29
遠い昔に死んでいてしまいたかった。	- 折口也	自由詩	5	11-7-20
昔ギリシャのイカロスは	- ＴＡＴ	短歌	3*	11-7-18
ソーダ水	- こしごえ	俳句	1*	11-7-18
勿論フォークで貫けばイエローを垂らす目玉焼きとミルクを添えて	- ＴＡＴ	短歌	3*	11-7-12
どうせ昔の女	- ＴＡＴ	自由詩	5*	11-7-11
夏の気配	- たもつ	自由詩	8	11-7-3
フェラの唄	- ＴＡＴ	短歌	2	11-6-27
蝶々は旋回する	- はるな	自由詩	3	11-6-19
最後の晩餐	- ＴＡＴ	自由詩	2*	11-6-17
彼女	- 只野亜峰	自由詩	2*	11-6-13
ユタ	- ＴＡＴ	短歌	2*	11-6-9
おりがみのくに	- umineko	自由詩	22*	11-6-6
ありがとう＿桃色ペリカン	- subaru★	自由詩	11*	11-6-6
失	- 鳴海	俳句	3*	11-6-6
予約の要らないホテル	- subaru★	自由詩	8*	11-6-5
ぼちぼちいこか	- 朧月	自由詩	6	11-6-4
テキサス	- ＴＡＴ	短歌	1*	11-6-3
ミルク入り	- はるな	自由詩	4	11-6-3
ナッシュヴィル	- ＴＡＴ	短歌	1*	11-6-2
カイザー	- ＴＡＴ	短歌	2*	11-5-18
つまんねぇ日曜日	- ＴＡＴ	自由詩	2*	11-5-15
雨音	- 因子	自由詩	2	11-5-15
ひかりの記憶	- 青色銀河 ...	短歌	1	11-5-14
たゆたう	- マフラー ...	自由詩	4*	11-5-13
むかしむかしあるところに	- ＴＡＴ	自由詩	4*	11-5-10
風	- 由志キョ ...	短歌	3	11-5-10
１４２８５７	- ＴＡＴ	自由詩	3	11-5-5
コーヒーショップで流れるような上品なジャズ大嫌いだ	- ＴＡＴ	携帯写真＋ ...	6	11-5-4
Ｓｏｌｏ	- syuon	自由詩	2	11-5-2

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