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昼夜繰り返される試み
この街が雨で埋め尽くされる頃
呼吸を許されたとき
空っぽの胃
歌う

泣きたい、と
ひっそりのたうつ
こんなにも女(の子)だったかと
雨粒に色を閉じ込める作業
 ....
街が正常の仮面を被るなら
僕は異常の素顔をさらす

君は異常な僕に守られ
正常な君は病む



言葉とは誠に
都合のいいもので

みてくれだけでは
脳内までは探れない

何 ....
咲いたあとのしなびたアサガオ
ひらひらとゆれる紫のスカート

ただ今はパンをたべる
わたしは夜が明けたのでたべる

すー とする空気
誰かのたんじょうび

そのことばのままに
手を ....
幾世紀もの家族がつながった半島の先端
岬はいつもそこにあって
空と海の高さを測り 
見知らぬ明日の水平線を描いてきた
海を渉る鳥たちのために
半島に帰る人びとのために


灯りの落ちた ....
僕に詩(うた)を下さい
書き損じの紙切れ
池に舞い落ちた木の葉
真夜中の月の海

僕は何処かに置き忘れているのかも
駅の遺失物の棚
旅先のホテルの一室
ツンドラの森に

いつも
 ....
午後の風がきみの髪をなぜる
ああ、とてもいいにおい
ぼくは小さな蜂になって
きみの、ひまわりの笑顔にとびこみたい

甘ったるく歌ったり
背伸びして空をかじったり
きみの気まぐれな野性に
 ....
きょう
きみがうまれたひに
たどりつきました
ふたりでいっしょに
そのいみをすこしかみしめたい

いきかたは
ひどくつたなくて
そのすえに
きみにであったような
きがした

 ....
日暮れ後だから 考えられることが 沢山有る
例えば 酒を 酌み交わしながら

今日 アンケート用紙を 記入した
問診表と 必ずセットで 渡されて
否応無しに ダダ漏れになる プライバシーに
 ....
どうして
そんな簡単なことが
できないの?

と君は泣く


どうして
できないんだろう?

と私はおもう




相手を思いやって
言葉を選ぶ


口にする前に ....
マイナスのこころは 似たような レベェルのマイナスの心を
呼ぶのかな
そんな はずはない
マイナスのこころは 似たような レベェルのプラスの心を
呼びたがるはず

あの晴 ....
青い空には

無数の

名前を与えられなかった存在が

ひしめいています

私の僻みや

貴方の哀愁

なんとも都合の悪い

ものばかりです

便箋を一通

送らせ ....
夏のお空は賑やか
雲の鯨が群なして
北さしゆっくり泳いでく

夕べ摘まれた胡瓜はポリエチレンの中
萎れた黄色の花を畳んで重い体をしんなりと
むらさきの影踊る無人販売所

朝の優しい静け ....
すこしずつ失いかけている
じぶんのもの
だれかのもの
時間
神経
ほね

すり減らし、こそぎ落とし
さいごには糸になる
糸くずで
とんでいく
どうとでもかまわない


何 ....
通称 スイカ畑 という林檎畑がある
父が子供じぶん スイカを作っていた畑で
祖父母が買い求めた時は 杉林だった
杉の木を一本 一本 切り倒して畑にして
すぐに収入に結びつく スイカを作っていた ....
ぎょうざを焼いていたら
「星の王子さま」を読みたくなり
けれど本がみつからず
木を抱くようにあなたを抱いて
森との正しい関係について
ためらい
分割払いのようなキスは
うわのそらで
お互いの調和は水 ....
これから先も
これまでも
私たち
出会ってたかも
しれないし
出会ったりする
かもしれないね

それは本当に
おっきなこと
だけど同時に
ちっさなこと

なにかは変わり
な ....
果てでは
混ざりあう灰色が
涎を垂らしている

むらがる夜の下では
性器をひるがえす少女

果てでは
結ばれたはずの日々も
きっときれいにほどけている

見なかった夢を見るこ ....
コーヒーがcoffeeでもなく珈琲で
カフェがcafeでもなく喫茶店で
レトロなものがハイカラだった頃

右肩上がりの時代はもう終わってしまったのか
無気力を必死に押し留めようとしながらも
 ....
薔薇紫のたそがれに染まる街
六月

ずっとひとり透明な気持ちで過ごしてきたけど
誰かを待ってるような気にさせられる

むかし好きだったうたをうたいながら

誰かを待ってるような ....
前に人から聞いた接客の話
コンビニに行く客は店員に無関心を求めるのだという
だからやたら愛想のいい人よりも
少し無愛想な人を雇う方がいいそうだ
(コンビニバイトの面接で愛想がないと落とされた彼 ....
かれしがいるおんなに
だいすきですと
いって
どうするのか

わかれないのに




たこのさしみ

さかなに
じんじゃーえーるを
のんで
{画像=110417071821.jpg}


光りのない浜辺を一人で歩いていた
打ち寄せる波は果てしなく
足下は脆くも流れて行く砂の水際だった

遠くの町の灯りが水面に
煌めきを残し ....
見透かされるわ
欲望を
潜在意識に
秘めてある
自分のための
ためだけの
秘かな遊びを
開いたら
そっとフタして
閉ざしましょ
いつか誰かが
気づくまで
そっと寝かせ ....
  日曜日、
  くさかんむりの広がる野原で
  ピクニックをする
  あなたは適当なところに
  持ってきたもんがまえを敷いて
  ここに座りましょうという
  おべんとうよ、と
 ....
暑いね って言ったり
寒いね って言ったり
気候のことだけじゃない
私が言いたいこと

うれしいよ
さみしいよ
そんな素直な気持ちを込めていたりする

こつんと
頭ぶっつけるみたい ....
今日はどのお部屋をお使いになりますか?
さぁ お好きな鍵をお持ちください

氷山のお部屋で    心を鎮めてください
木漏れ日のお部屋で  心から微笑んでください
情熱のお部屋で    夢を ....
明け方の境界線の一歩向こう
刈られていく夜の茂みに紛れて
朝はすぐそこまで来ている
私は息を潜めて眠る狩人
獲物の吐息を敏感に察知して
眉間に弾を撃ち込むのだ
勝ち取った朝を祝い
歓喜の ....
枯れたので、
私の臭いのダストボックスに捨てる。
ゆうぐれ、抱きしめられ
水槽のみなもとみなそこのはざま
男と女が居る。
慣れた時間に倦みはじめた
指で促していく。
(こえを、すこしだす ....
学校帰りは抑えていた 
わくわくがはしゃぐから
本人達より先走って 
二人の影の一方が遊びに誘い
もう片方の影が誘いに乗って
周りの建物の影と一緒に遊びに行く。


夕陽が帰宅時間の陽 ....
見つめ合うこともなく
言葉を交わし合うこともなく
唯体温を感じる距離で
お互いを認識している

肌が触れ合うことに
どんな意味があるのか
きっと答えは無いのだろう
そこに在るというだけ ....
uminekoさんの自由詩おすすめリスト(944)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
試み- たちばな ...自由詩1111-9-24
異常か正常か- 森の猫自由詩10*11-9-23
アーリーモーニング- 唐草フウ自由詩12*11-9-23
午後の枕木- たま自由詩28*11-9-22
星の砂が零れるみたいに- 乱太郎自由詩16*11-9-19
片恋と残暑- あまね自由詩24+*11-9-3
りょう/うまれたひ- かんな自由詩21*11-9-2
日暮れ後- 藤鈴呼自由詩2*11-9-1
過ち- 結川菜青自由詩411-8-31
わたしが_わたしで_あるために- るるりら自由詩22*11-8-31
薫風- 雪路自由詩6*11-8-20
ほら、- salco自由詩14*11-8-6
110704- 唐草フウ自由詩7*11-7-4
さら_に- 砂木自由詩12*11-7-3
みどりになる日- 阿ト理恵自由詩14*11-6-13
原始- 結川菜青自由詩411-6-10
果てでは- はるな自由詩611-6-8
昭和のかほり- れもん自由詩8*11-6-6
六月の魔法に抱かれて- 塔野夏子自由詩2*11-6-5
ロボット店員- 村上 和自由詩711-6-5
過重グミ- 6自由詩211-6-5
5月の夜の浜辺で- beebee自由詩1511-6-5
- 結川菜青自由詩411-6-5
くさかんむりの広がる野原で- 草野春心自由詩26+*11-6-5
影踏み- 朧月自由詩211-6-5
予約の要らないホテル- subaru★自由詩8*11-6-5
- 寝坊ぎぶ ...自由詩5*11-6-5
枯れる- とろり自由詩811-6-5
影ながら- 電灯虫自由詩4*11-6-5
完全なる沈黙の中で- れもん自由詩411-6-3

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