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明日へ戻っていくだろう

昨日見た夢も
明日に久しく見る為のもの
今日起こった事は
何ものもなく明日見る夢

うたかたのそれも
まさしく現実のそれらも
明日に見る久しくもある形なき形 ....
人からたまに言われるさ。

「いつも楽しそうですね」

「ちゃんとしててすごいですね」

「きれいにしてて素敵ですね」

・・・etc.



もうちょっと近づいて、よく見てご ....
ほんの小さな子どもだった
たぶん五歳くらいだと思う
私は明確な意思を持って
嘘をついたことがある

――お母さんの背中だった

月が出ていた
星も見える
風はとても冷たい 
凍てつ ....
いい格好しなくていい
むしろ
ちゃんとしているとつまらない
ちゃんとしない人生を生きる勇気はないけれど
せめて
目も口も鼻も
とんでもなく
へんてこにしたれ
おかしくしたれ
ぶっちぎ ....
冬がくると悲しくなる
きっと悲しくさせる要素が多いから。
雪原にぽつりと立ち竦んだ自分を想像するだけで、不安になる。

この町はわりと豪雪地帯で、
ドカドカ雪がふる。

朝になるとつもっ ....
冬の夜

出せもしない 恋文をしたためて

スキデス アイシテイマス

どれも違う

そうじゃない

ただ

胸のまんなかに まぁるく空いた穴

そこに

あなたが ぬ ....
わたしはねこ
あなたの脇のした 或いは
ストーブと向きあって 眠りたい

わたしは陽だまり
あなたが苦しくなったとき
そっと寄り添わせてほしい

わたしは鳩
平和なん ....
ねぇ 触れてもいいですか

まぼろしに 呼びかけて

指先が じんじんと しびれる

ねぇ 触れてもいいですか

狂おしく

ただ 呆然と 泣く

爪の先に 熱く 火がともるよ ....
人生は夢と覚醒の繰り返し
夢は無価値、
覚醒時こそ人生だ
等と大人の戯言
誰が決められる?

人生
夢と覚醒の繰り返し
同等同価
なにを言いたい?

夢は狂いのさなか

 ....
高層窓には

飼い馴らされた
セレモニー



夜毎
あどけない肯定が
滑らかになる

背筋は
かたいまま



柔らかな囲いは
重たくなって

屋上 ....
あなたには
笑わせたい 人は いますか

笑わせたいひと と
笑いあって いますか

笑わせたい はずなのに
泣かせては いませんか

笑いあった そのあとで
にじむ 涙の 話なら ....
輝くもの

それは君のその命

今一瞬の君

ずっとずっと永遠に輝いていて欲しい

いつか誰かに心から愛されてそうして家族を作ってくれたらいい

君がこれからすることはもっともっと ....
子どもが笑う
それがすべてだ

泣いている
理由はさまざま
見つけて
取りのぞいて
満たして
抱き締めて

温かい布団と
美味しいご飯と
安らかな心地を

子どもが笑う
 ....
   大通りを一本奥へはいった
   ラーメン屋の先の三叉路の角っこに
   その八百屋はあるんだ
   狭い軒先に段ボールが並べられ
   曲がったキュウリや
   太さも大きさもまち ....
耳を障る青
君を貫く絶頂
零敗した指先
誰かを欺いている

自由はいつも鎖に繋がれていて
自分勝手な覚醒のあと
ひとりぼっちで解放された


遥か遥かのおとぎ話は
誰かの ....
己が一番美しい時に
化粧を覚えた少女は
素の顔を誰にも見せぬまま
女となり
老女となり
やがて
横たわる冷たい屍となる

その顔に
再び恭しく施される
化の粧

唇に置かれた紅 ....
宙の風に
吹かれていこう
きっと見つかる
きっと助かる

かるい身ひとつ
どこまでも
開かれてゆく



宙の風の
声を聞こう
きっと理解る
きっと返せる

通 ....
友よ 教えてくれ
いったい何処へ行くのだろう

君とは長い付き合いだ
離れてはいても仲間たちと繋がり合っていた
私は決して孤独ではなかったが
すぐ側にいた君と親しくなるのに時間はかからなか ....
吐く息が部屋のなかでも白を語る
かじかんだ爪先に靴下を与えるでもなく

窓の外
早すぎた目覚めがかなしく
ひとりを悟る

{ルビ時間=とき}に負けて
遠のいてゆくあなたの微笑みは
ま ....
{引用=
冷たい
雨がふりだした
雨宿りする安らぎの軒は、どこにもなかった


若いものは 走りだし
きた道をもどり始める にぎやかな娘たちも
年老いたものは 天をあおぎ
荷を背負っ ....
 も吉と歩く


何もない冬の午後
も吉と歩く
はたちの頃 一年ほど日記をつけた
何も残せず ただ消えてゆく日々が
とてもこわかった
時間はたっぷりあったのに

いつもの散歩道
 ....
あなたの上におぶさって
海を渡る
落ち葉の海
先の見えないけわしく
おおきな声だけがたよりの―



墜ちていく



海には
かぎ穴も柵もない
だからどこへも
入ら ....
真夜中に破水する
完結しなかった気分
ディスプレイの明かりだけが
生き残った部屋の中で、ああ…

生活の残像
こびりついた窓
送信済みのメールと
届かなか ....
ねこは知る 白い犬は死んでしまった

白い家の二階の窓から
猫が外を見ている
家からは出たことがなく
毎日
工事現場の音や
散歩する人や犬や
通りすぎる車や
ときどき来る鳥の影に
なんとなく
 ....
恋心は宇宙まで飛んでも
跳ね返って来る程の
情熱と力強さに 溢れてる

アッパレ!と  扇子 開く
隙も無き程に
好きと 唱えれば
ぎゅっと搾られる

嘘ばかりの 搾取
言い訳ばか ....
ぽろぽろぽろ
言葉がおちる

温かみのない言葉がおちる
刃物のようにとがっておちる
後悔と苦悩が降り注ぐ

冷たい言葉を君に投げた
君はきっと、泣いたでしょう
やがて来る明日を嘆 ....
もうこんな真っ白な場所へ想いを綴らずとも

言葉で伝えればわかる年齢になった君に



私からは君に愛を伝える手段がこれしか思い浮かばず

ただひたすらに綴り続けたこの日々を

途 ....
殺していない私には
殺した感覚がどのようなものか
想像することができません

私は行為の後の苦痛を想う
殺人に固執した果てにある
自己保存のための自己切断

視界の底に確かにあった
 ....
サンズイに雨、
雨がふると
淋しくなります

しとしと言う雨も
ざあざあ言う雨も
ぽつぽつ言う雨も
どんな雨だって
淋しくなります

地面の下に埋めた
あなたの骨は
永久に芽を ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いちにち_〜昨日から明日へ〜- kannki自由詩213-1-21
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淋しい林- そらの珊 ...自由詩1712-10-14

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