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しゃりしゃり
ふわふわ
さくさく
かりかり
ちゅるんちゅるん


  夜を噛めばいろんな味


今夜だけだよって、おじいさまに言われたけど……。

やみつきになっちゃいそう
 ....
誰かを認めたり
好きになったり
することに
すっかり適当になった
わけなんか無いけど
たぶん無いわけでもない
昔はこうじゃなくて
いつも自分で心臓に
カッターナイフを入れるような感じで ....
渋谷駅前広場に置かれた 
緑のレトロ電車に入り腰を下ろせば 
クッションみたいな長椅子は 
日頃の腰の疲れを
吸い取るように暖かい 

走ることの無いこの車両に 
集まる老若男女は 
 ....
昔遊んだ近所の公園からは
いつの間にか遊具が撤去されていた
鉄のスイングや回転式のジャングルジム
あの頃は怪我しながら沢山のことを学んだ

最近の子どもは公園に集まって
別々のゲームして遊 ....
息子も中学三年生となった
進学のことで小言を言った


 もっと真剣に勉強に取り組め
 現実は厳しいものだ
 思うようにならないのが人生だ


うつむきながら息子は黙って聞いていた
 ....
憧れの君の
アドさえも聞けず
ただ顔を真っ赤にしていた
あの子は
きっとどこかに置いてきた
あの頃の私なんだろう。

いつからだ?
こんなに汚れてしまったのは。
いつからだ?
恋心 ....
沢山の名前を捨てて、
時間を捨てて、
記憶を置き去りにして

日常を泳いでゆく


終わらない

終わらせようともしない

ただ

貝のように


色なんて無色でいい
 ....
駐車場にちゃぶ台があって
さも当然のことのように
家族がそれを囲んでいる
夕飯
一家団欒
座布団もない
ただ、ちゃぶ台だけ


楽しそうな会話
夕日が横顔を照らす
ひじきの煮物
 ....
なにもたべずに、朝
あたらしい電車のはしっこからはしっこまで
わたしは仕事に出掛けていく
どんなに長い距離も
君のそれと交差することはもうないけれど

それでも駅に停車する度、未だ息が止ま ....
辛いのなら死ねばいい

そんな答えを
出してしまった

すると
強烈な解放感と共に
「何か」に足を絡め取られた

痛みは無いが
全く別物の痛みを感じた


死ぬことへの
 ....
天才だって
長生きしなくちゃ駄目だ


かまち 貴方に会いに
高崎までやって来ました
貴方が残した
数々の悩み 苦しみ
そして 希望を見つめ
私は息を飲みました


かまち 貴 ....
 あなたの心のいろは

 なにいろですか

 かわいらしい桃いろですか

 さわやかな青いろですか

 情熱のある赤いろですか


 わたしにはまだ

 いろがありません ....
かなしいからうたをうたった

わたしはなかなかった

だだ きいているきみが わんわんなくものだから

さっきよりかなしくなって

そうだ なくしてしまおう そうおもうのだった
こんにちは
空が
ゆれている

奇跡だったのだ
さよならを言おうと思った


空が
ゆれている
ドカーン
でっかい扉が
とじる音
ズシーン
あれもこれも
すごい音だ
ノ ....
 駅まで送ってくれないか

 何処へ行くの
 いつ帰ってくるの
 もう帰ってこないんじゃないの

そんなことないよって言えなかった
八月の明るさがやけに眩しくて
私は瞼をしばたいた
 ....
心音をメトロノームに
できるなら埋もれていたい
いつか来る安寧のなかに
風船を手放すように
詩は一人旅を始めます

心を込めて
願いを込めて
形を成した丸いかたまりは

風に揺れながら
雨に濡れながら
貴方の元へ泳いでいきます

昨日は赤い風船を飛ば ....
イヤホンから流れる唄も、口ずさむ僕の声も。

三号線の騒音に掻き消されて。

どこかに消えていく。

だから、って訳じゃないけど。

もう少し唄ってしまおう。

大丈夫。バレないか ....
埃に塗れたガラスに映る
くたびれ果てた繕い笑顔
二日酔いで始まる月曜日
やるべき事が頭を巡る

子供の声とエンジン音とが
交互に僕を追い越していく
皆一様に行くべき場所へ
望む望まぬの ....
「あなたにしかできないことがあるので
 どうかいっしょにきてください」と

いきなり見知らぬ紳士に呼び止められた
物騒な犯罪やらも頭をかすめたけれど

「ほら あそこです いそいでください ....
いま からっぽのこの体 なにから詰め込んでいこうか
いま からっぽのこの体 目に映るはモノクロの世界
いま からっぽのこの体 なにから入れたらいいのでしょうか
いま からっぽのこの体 なにを愛せ ....
電車の好きな少年だった


窓のそとを
いつも景色を走らせていた
乗客はいなかった


やがて彼は
景色のなかを走った
走りつづけた


いくつかの景色をつなぐと
電車にな ....
何を考えているのか
さっぱりわからなかったので
別れたはずなのに

なぜか毎年
年賀状だけが
律儀にやってきた

母は
それを見るたびに
面白がって笑い
わたしは
ちょっと渋い ....
のみすぎて
だきあって
六時に目覚めて歩いた舗道
あの時ふたり通った場所
いまは独りたどっている


ほんとうはあなたにみてほしかった
いくつもの顔
あのひとにさらけだしているの
 ....
その人の
麦藁帽子の影落とし
額の重さが
夏になった
前のテストが四十点で
今日のテストは六十点だった
けれども先生は
満点を取った子を褒めていた

体育のサッカーで
きちんとドリブルとパスをした
けれどもみんなは
シュートした子に憧れた ....
たらいまわしにされているたらいが
私の家に届いた
底のひび割れから水漏れするので
仕事にありつけないのだと言う
私は気の毒に思いひび割れを修理してやった

翌日たらいの奥さんと息子も届いた ....
眠らない夜の
ざわめく都会の駅に
ひとり立ちつくし
冷蔵庫の音しかしない
居間で酒を飲む

冷蔵庫から
食べ残しのつまみを出し
ホテル街へ歩いてゆく

賞味期限切れのつまみは
結 ....
上司に誘われて
いじめを食べに行った
やっぱりいじめはうまいな
と言う上司に
ただそうですねと頷いた
これだからいじめはやめられない
とも言った

しばらくして店が潰れ
それ以来上司 ....
「観月橋」

せせらぎの音は
いつのまにか、ざあざあと鳴り
錆び付いた欄干が
しとどに濡れる紫陽花の、夜

ここには愛づる月もなく
ただ名ばかりの橋が
通わぬこころの代わりに、と ....
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