すべてのおすすめ
ひとりで生きてくことが
出来るほど
優勝賞金凄いね、凄いね四億円
ウィリアムズがあんなに
怒った訳が
やっと分かった気がします
ああ大坂しぐれ
牛乳を大きなカップに注いで
取っ手をぐるぐる豆を挽く
すうっと匂いを嗅いでホンジュラス
充分に沸騰させたお湯が好き
泡が立つ滴が落ちて
ゆっくりとゆっくりと流れて
お腹の底に渦を描いて満ち ....
脱ぎ捨てられた革靴にすんでるゆめみたいな気配
のどの奥がかゆくてくるしくて
頭にあなをあけて考えてることがみんなだらだらあっと流れていったら楽だなとか
2番線ホームのまん中くらいからみえる公 ....
九月になったら
もう
その話は終わりですか
大きな嵐がやってきたので
今はそのことで精一杯ですか
そんな風にして
歴史は錆びついていくのでしょう
その時代を生きてきた人たちが
一人 ....
金曜日の午前中にワイシャツを
三枚持っていった
「急ぐんですが┅」
「来週でいいですか」
「いつですか」
「月曜日の夕方になりますが┅」
「何時ごろですか」
「何時ごろにしようかな?」
誤解しないで欲しい
作者が死んでも永久に続く
テレビアニメが
またひとつ生まれたことを
嘆いている訳ではない
単に新丸子駅のゆるキャラを
考えているのだから
僕の田舎の市役所は
市役所が上にあって
市民が下にあるような感じだ
市役所に意見をいいづらいような雰囲気がある
都会とまったく逆だ
覗き込んだらがらくたばかり
俺の中身は
何だかまるで壊れた玩具を仕舞う箱みたいだ
お前の事使えないってみんな言ってるぞ
職場の上司に毒舌吐かれた
みんなって誰と誰と誰なんだよ
聞いてや ....
○早めの避難というけれど
避難所まで歩いてはいけない
○早めの避難というけれど
猫に犬に牛もいる
○早めの避難というけれど
うちはいつもだいじょうぶだ
○早めの避難というけれど ....
壁をよじ登るようにシーツを握って
呼ばれなくても会いに行きたい
深夜のラジオ放送を付けっぱなしにして
作ったアリバイが崩れる朝に
北上する台風より早く
辿り着きたい場所があった
....
5円玉。
100円玉。
500円玉。
千円。
一万円。
…
おっと、忘れてた
一円玉。 やっと
気づいてもらえて
うれしそうに
お金だけど、 ....
月がどこかへいなくなった夜にきみもひっそりと消えてしまいました。行き先は火星ですか。それとも木星ですか。終バスがないからもう追いつけない。ここは当たり障りのない星です。ちょうどいい気温ではなくただぬる ....
あの伊達直人がマスク姿で被災地ボランティア?
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バスケ代表、歓楽街でダンクシュート決める
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早朝の光障子戸に 木の葉の影絵
今日も ゆらゆら酷暑の炎か
清涼の風が ツクツクボウシの声乗せて 蓮沼を渡り来る
ツバメとトンボの 危うき急接近
急登し 息切り見下ろす 灯台遥か
浜 ....
僕のちいさな時間をかえしてほしいんだ
双眼望遠鏡に閉じ込められたほんの僅かな視差を
星雲の光年には追いつけやしないけれど
僕たちは自分のひかりの速度をもっている
パラダイスには遠いが自 ....
息の根が 萎れかけている
卒寿をすぎて 腐りかけている
色艶を なくして しまったし
弾力も 喪失してしまった
だから
もう いつ塵箱に すてられても
おかしくはないのだ
覚悟を ....
更年期だからもう卒業させて、と嫁さんに言われた。摩擦で粘膜が痛くなって耐えられないの。
それがセックスを拒む理由だった。
突然の卒業宣言に私は戸惑った。
男の性欲は簡単には終了日を迎えられない。 ....
老舗の店が
建っていた
老舗の店で
買い物をした
老舗の歯医者で
口の中を血だらけにした
はずであった
ように思う
が
赤土が
むき出しになった
....
卒寿を 過ぎると
想いが 拡散されるのか
暮しの 翳が いつの間にか
ぼやけてくる
エヤコンの温 ....
家に来たとき
まだ子供で
カメラに収まらないほど
暴れん坊で元気だった
ガゼルみたいに飛び跳ねて
片時もじっとしなかったっけ
じいちゃんが倒れた時
家族に知らせようと遠吠えした賢 ....
先輩死んじゃったの
同窓生だと聞いてAmazonで古本買っていたけど誰かわからなかった。
先輩死んじゃったの
ネットで本名を検索して誰だったのかわたしの中で一致した。
生きている時に先 ....
乾いて
ひび割れていた
土の上に
種子の上に
待っていた
待っていた
水が
待っていた
待ち望んでいた
水が
今年も
やってきた
乾いて ....
3分の1は光
音も無く沈む破線
後ろに流れていく灯
美しい冬の夜
3分の1は曇り空
繰り返される
夕食の時間
鍵は失くしてしまった
あとの3分の1は
積み重なった時間が崩れ
落ちる ....
円柱型のストーブに火を入れる
ストーブの小窓から見える暖かな火を
見つめて僕は夢の中
これが薪ストーブなら格好いいのにな
丸太小屋にこもって
文を書いて、それを売って生き ....
そらいろのくるま
にのって
あさがたの
やわらかな
ひのひかりのなか
ぼくたちはいこう
ぼんねっとにひかる
きのうのあめつぶが
さわやかな
くうきのなか
う ....
スマートフォンは
冷蔵庫を目指したのだ
一定の温度で保存ができて
いつでも取り出せる
冷凍食品で時間も短縮できる
情報の冷蔵庫を作りあげた
しかし冷蔵庫に
人間を閉じ込めたら死に ....
高台に古い教会が見える
海辺の街を見下ろしている
結婚式でよく使われている教会
華やかなエネルギーが流れて
街全体が愛で潤う
私もあなたも
生まれ育ったこの街が好き
愛のある ....
アンタはねぇ
産むつもりなかったのよ
子供なんて
別に欲しくなかったし
ああ、やっぱり
流しとけばよかった
ごめんねぇ
もう母さんたちダメだわ
アンタたちだけ
....
豊かな香り
いつもの珈琲
70g
数字は
合っているんだろうね
寸分たがわず
日本がなんだか
イヤになるとき
ないですか?
....
同じ作業の繰り返し
飽きもせずに繰り返す
目的は
ペカリに有り
天井のない恐怖
スリルの亡者
憑かれてしまった
その時ペカリ
来たよ来たよ
GOG ....
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