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玄米のにぎりめし

噛めば噛むほど

味わいが湧き出

150円のちから


日本のちからを食っている

日本のちからになってやる

日本のちからが満ちてくる


玄米 ....
猫踏んじゃった

猫踏んじゃって

猫踏んじゃっ

踏んじゃっ

踏んじゃった

猫踏んじゃった

猫踏んじゃって


猫踏みすぎて

悲しくなった

胸いたなっ ....
雨のあとが

ヘッドライトに黄色くなって

たぶん労りのこころを照らしている


ワイパーが運動している

ゼロに戻ろう

この空虚に

茫然としつつ

雨の横断歩道を見 ....
東京は避暑地のような涼しさだった

朝は黄昏れのようだった

夕暮れは朝のようだった

避暑地・東京

季節のひかりしかそこにはなかった

記憶の主役はいつも

温度ではなくてひかりなのだ


勘のい ....
子守唄を歌っていたよ

おとなになったきみは

あの頃のきみだ

雨降るあの夜の

きみの正義感は正しい

おとなになったぼくは

あの頃のきみに

寄り添っていた

 ....
雨好きです

雨があがるように

死んでゆきたいと

うたった詩人は誰だったろう

雨があがるように

死んでゆけたのか

ぼくが死んだら聞いてみよう

雨好きです

 ....
森のなかにひかりの妖精が住んでいることをアーヤは知っています

見たことはないけれど知っています

森のなかに足を踏み入れると辺りはほの暗くなりました

アーヤはうえを見上げます

木漏れ日がちらちら ....
アーヤは森を眺めるのが大好きでした

森の甘い匂いがアーヤの鼻を撫でています

森のうえでは雲がぐんぐん姿をかえてゆきます

とうとう青空だけをのこして雲は見えなくなりました

森のやわらか色の緑はず ....
ぼくは人類におおきな迷惑をかけている

みんなぼくのことで

月曜日がいやになっている

日曜日がつまらなくなっている

世界でいちばんつらい死にかたがそれなら

ぼくこそそれが相 ....
みどりのあじさい

なにしてる

なんの準備をしているの

ぶあついざわざわ葉っぱっぱ

花が咲いたらだあれも見ない

みどりのあじさい

なにしてる

なんの準備をしているの


数千本のマイクをむ ....
新しい緑の煙が萌えています

洞窟からそれを見つています


この光景の代わりとなるものを

あなた様には届けたいのですが

なにがそうなのか分かりません


新しい緑の煙が萌えています

洞窟からそ ....
井上雄彦のスマイルを見つめていると

それがぜんぶあなたの顔に見えたのです

みんな笑いたかったんだ

できれば一緒に

みんな笑いたかったんだ

できれば何処かで


老若 ....
あした朝早く成田で待ち合わせをしているから

きょうは東京駅ちかくのホテルに宿泊する

まえの座席ではフジコ・ヘミングが大人しくしている

窓際に花束をおいて通路側に座っている

猫を ....
過去は変えられないけれど未来は変えられる

そんな箴言を吐く奴はうそつきだ

過去は変えられるし

過去を変えなければ未来は変えられない


あらゆる過去を変えるために

ひとは宇宙のあちこちで

あ ....
青い雪原をトラックで走った

金網越しに恋人の

他人のような指が叫んでいる

そんな虚ろでおまえら見るなよ


愛してのるさ愛

してるさ

愛してるのさ愛


北か ....
花ぐもり

花ちらしの雨のあと

わっと散らせよ

さくら花

灰いろの

空にかそけき花の色

わっと散らせよ

さくら花

水ふくむ

そぞろ吹く風花時雨

 ....
仲間たちの家族の声がこだました

このこだまを体を張って守ろう

強い集中と前進する覚悟だけだった

なにかに重ねるように想うことで

なにかに包まれているような感覚があった


 ....
風に冷やされて

かさかさと透明が舞っている

青いバナナみたいな匂いがしている

春のアラシに撒き散らされて

アスファルトに擦れた街路樹の葉だ


ひかりは夕方

黄色っぽいきらめき

悲しいの平 ....
そのことばかり考えていた

雨に煙るよ

曇り日の

午前のひかり

ありふれた春の嵐

土曜日の東京

買い物に出掛ける

帰宅してから

ひとりで

生きてゆく ....
そこにはいないひとびとの代表として

ぼくが送り込まれているのだ

そんなことよりもぶれないものがあるのだと

その翻訳を任されたぼくは二重スパイだ


そういうところには

ああ、これが金持ちかあ、 ....
ぼくはレオナルド・ディカプリオに似ている

江口洋介が

南海キャンディーズの山里に似ているくらい

セシウムがカリウムに似ているくらい

スパゲティーが

讃岐うどんに似ているくらい

ストロンチウ ....
はぐれてしまった宇宙飛行士は

地球を見つめながら死んでゆくのだろうか

ぼくは誰とはぐれてしまったのだろう

かなたに何を見つめながら死んでゆくのだろう


下唇をすこし噛んだら
 ....
先生、お昼からどこか出掛けるんですか

お芝居ですか

お芝居を観にゆくんですか

そとは風が吹いてますね

水っぽいひんやりさが、何かの始まりみたいですね


ぼくも、ちょうど ....
恋人の心変わりを感じていた頃、辞表を出してくる社員がいた。

彼らはぼくをひどく傷つけた。

ひとのこころなんて分からないものだ。

思い返してみればそんなそぶりもあった。

そぶりかあ・・・・

人 ....
東京も雨曇り

ただでさえ

灰色の町並み

この街で

いちばん青くて寂しい

そんな場所に

母はいたのだろう


車椅子に乗った

聖人が入場していた

ぼ ....
ひとは執着から逃れられない

ひとは執着から逃れられる

執着を思わなければいいのだ


ひとつき後にはさくら花

いのちを賭けた尊い轍に

つらなる裸木が上を向く


ひ ....
湿り気のある冷たさ

青灰いろが白んでいる

桜の木々のつらなりが

濡れた茶色で春を待っている


朝にひかりが影のよう

冷感症のおんなの背中には

絶頂のあとの汗が垂れ ....
朝日のうえには宇宙

朝日のしたには地球

朝日のなかには明日

今日なのに明日

今なのに今日

行く先だけが今

朝日のなかには明日

朝日のしたには地球

朝日の ....
貧しい言葉たちを見かけると

原発を思うときのような

途方もない気持ちになってしまう

この違和感は正しい

だからといって

正しいことは絶対ではない

それは世間的な話と ....
ぼくはポールマッカートニーだ

レットイットビーを聴くたび

いつも勝手にそう思ってしまう


解散したくなかった

みんな

遠い心になっていた

奔走したんだ

ねえ、母さん

ぼくは分かりません ....
nonyaさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(285)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
にぎりめしの朝- 吉岡ペペ ...自由詩312-7-17
猫踏んじゃった- 吉岡ペペ ...自由詩212-7-4
雨の横断歩道- 吉岡ペペ ...自由詩412-6-30
避暑地・東京- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-6-27
おとなの子守唄- 吉岡ペペ ...自由詩512-6-23
雨好きです- 吉岡ペペ ...自由詩2012-6-8
(第2話)アーヤと森とふしぎなひかり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-6-6
(第1話)アーヤと森とふしぎなひかり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-6-6
涙がめにしみる- 吉岡ペペ ...自由詩612-6-4
みどりのあじさい- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-5-31
新緑の歌- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...8*12-5-16
スマイル- 吉岡ペペ ...自由詩812-5-11
ルーツの国に- 吉岡ペペ ...自由詩812-4-22
ありがとう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1912-4-15
虚ろの国の黙示録- 吉岡ペペ ...自由詩212-4-11
散らせよ散らせ- 吉岡ペペ ...自由詩312-4-11
感覚だけの春- 吉岡ペペ ...自由詩5*12-4-6
春のアラシ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-4-3
春の嵐- 吉岡ペペ ...自由詩6*12-3-31
二重スパイの翻訳家- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...4*12-3-29
ぼくら相殺されなかった宇宙- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...3*12-3-27
はぐれてしまった宇宙飛行士- 吉岡ペペ ...自由詩14*12-3-25
先生、春のお芝居を、観にゆく- 吉岡ペペ ...自由詩7*12-3-24
思い出のなかへ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...16*12-3-23
果てしない憂鬱- 吉岡ペペ ...自由詩412-3-9
たましいと全身と- 吉岡ペペ ...自由詩912-3-3
春を待つ- 吉岡ペペ ...自由詩512-2-25
形がさわれた- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-2-18
貧しい言葉たち- 吉岡ペペ ...自由詩412-2-15
ぼくはポールマッカートニー- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...412-2-14

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