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最愛を通訳する者よ

ぼくは今からここを出る

999が旅立つように

ぼくは傍観者であり冒険家だ

目と手と足で告白する者だ


海底に連なる群れよ

そこに加わり

ゆっくりはぐれよう


最愛を ....
糞まみれの日常を

ホテルの部屋が

罠のふりをして毒を隠してゆく


考えても仕方がない

行動はシンプルに

仕方がないことを考え抜け

至らないことこそ素晴らしい

 ....
血が足りない

血が漲ってない

興奮に体が耐えてない

どことなく

全身が乾燥している


三ヶ月よく頑張ったよ

おまえもおれも

飲み干したカップを

静かに ....
きのうあなたの夢を見たんだ

あなたはぼくに冷たかった

ぼくは遠い心でそれを憎んだ


秋の虫が星のように鳴いている

小さな命に割り込んでゆく術を

きょうも眠りにつくまえ見 ....
このまえ死んだとき

このくらいの闇にこのくらいの明滅があった

その明滅はちっぽけで

かすかなものだったというのに

金木犀や放射性物質なみの存在感があったんだ


だから

もう一回

そして
 ....
星が鳴いている

ちいさないのちが鳴いている

何億光年かけて

星は

秋の虫になるの

ちいさないのちが鳴いている

星が鳴いている
そうやって大切な「もの」を失ってゆく

失ってゆくのはいつも「もの」だ

ぼくが「もの」にしてしまった「もの」なのだ


年甲斐もなくSMに溺れたのは

二十も離れた女と

ふた ....
おい俺いま泣いているのか

薬物に少しおぼれたことのある俺が

今はまったくやっていないだけじゃないか

当たり前の生き方をしているだけじゃないか


だれも褒めてはくれない

 ....
ぼくは薄い悲しみを光にほどく

そして柵のなかの自由を感じていた


八王子にやわらかい風が吹いている

朝の風だ

四ツ谷にも旗の台にも

箱崎にも久我山にも

武蔵小杉にも吹いているはずだ

ただ ....
さいごの蝉が

真夏のふりをして鳴いていた

この坂は高校のときあがっていた

風が吹いていて

UFOみたいな雲がどきどきした


ぜんぶはぐれ雲だ

ぜんぶひとつの空だ
 ....
岡山駅でのぞみを待っていた

あいにく俺は希望だらけで

岡山駅でのぞみを待っていた


むかいのレールスターは雨にたたかれていた

このまま神戸にもどり女の部屋にゆく

むかいのレールスターは雨にた ....
真夏のような天気だけれど

窓辺からは空に

夏にはなかった濃い青が覗いていた


箱に入れられたようだった

ぼくらは黙って暇をつぶしていた

たいして暇でもないのに

ず ....
愛するひとが俺いがいに

楽しいって言ったり

安らかに甘えたり

メルヘン守ってもらったり

面白いこと発見してみせたり

世界でいちばん大切にされたり

そんなことくらいで ....
動物を視観察する

花粉を視観察する

放射性物質を視観察する

自分を視観察する

なぜこんなことになったのか

なぜこんなことをしてしまったのか

動物や花粉や放射性物質や ....
俺はもう一生

ひとにかわいいなんて言わない

光よ、

たのむから返事をしてくれよ


脳をだまして

こころを騒がす

光よ、おまえは脳をだますのか

こころを騒がせるのか


俺はもう一生

ひ ....


にこ

ツー

ふたり

ふたつ

2という数字が好きだ

きみが教えてくれたんだ


だからナンバープレートも

暗証番号も

2という数字ばかりを入れている




にこ

ツー

ふたり ....
汗をかき蝉をきいている

膝を日であつくさせ

汗のぶんだけ涼しい風がふく

爪をかむ

涙のように汗をぬぐう

いちねんまえだった

月にはひとつ星が寄り添っていた


 ....
俺?

俺はぼろぼろになってあの街から追放されたんだ

え、泣いてやしないよ

この泥があるからこそ蓮の花も咲くらしいから、大丈夫だよ


こころの問題じゃない

脳の問題だ
 ....
友人は被災地にボランティアにゆき5キロ太って帰って来た

俺は札束だけを持って被災地から離れた地方都市にゆき1キロ痩せて帰って来た


夏枯れの向日葵が

こころに咲いている

あな ....
西明石のレストランの駐車場に

真昼痴女があらわれるのは有名な話だ

うちの会社でも三人が被害にあっている

黒いバンが横付けされて

なかからパツキンの体重80キロがあらわれる

 ....
落ちる

落ちたら上がる

上がってやる

上がっては落ちる

落ちたら死ぬ

死んだら落ちない?

落ちないは死なない

上がってやる

落ちる

上がる

上がってやる

上がってやるは生きている
夜は来るんだ茜色

紫ブルーの茜色

そんなに遠くはないけれど

幸福と傷にゆれている

そんな筋合いはないけれど

紫ブルーの茜色

夜は来るんだ茜色
あのころのぼくをときどき思い出す

お寺で不動明王をみた

石でできたお不動さんだった

こわい顔というより

こっけいなほど醜い顔をしたお不動さんだった

つぎの日図工のじかんに ....
ぼろぼろになったっていいよ

しあわせになったっていいよ

自然をコントロールするために

知恵があるわけではない

台風一過の夕焼け空を見つめながら

かなしくてもあたたかかった

さびしくてもつな ....
ターナーの空のいろが好きだ

白くかすんだ

すこし黄ばんだ

ターナーのみずいろの空のいろが好きだ


いろはひかりだ

対象が拒んだひかりを

ぼくらはその対象のいろだと認識している

空が拒んだ ....
愛はある

愛は重力のようなものだ

引力と遠心力と慣性の力

愛はある

愛は力だ

引き合う力と離れてゆく力と包み込まれた力

愛はある

重力とおなじくらいある

 ....
ときどき考えることがあるんだ

ぼくは河童で

きみがぴよぴよひよこだったら

いろんな緑と黄色がまじりあう

そこにはジャングル

ぼくらのおめめは密林の暗がり

恐竜は鳥に ....
月はひとつしかない

それが嘘っぽく思えた

なら世界には

0か1かそれ以外かの

3種類しか数がないみたいじゃないか

そんなはずなかった

月光なら

月光ならたくさんある

傷は癒えるのだろう ....
総理!ぼくはあのとき

民主党には入れなかった

でも、応援している

ぼくはあなたたちの

ハシゴを外すようなことはしない

時間をかけてしか

変わらないものがある

 ....
今すぐ結婚しないひとの

いのちの心配をしてはいけない

花びらがすき放題に散っている

桜木も見あたらないのに

どこからか来て巻きあげられている

雨のあとの曇った朝だった
 ....
nonyaさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(285)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さよなら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1211-10-22
日常- 吉岡ペペ ...自由詩511-10-19
頑張れ- 吉岡ペペ ...自由詩611-10-17
冷たい夢- 吉岡ペペ ...自由詩12*11-10-11
このまえ死んだとき- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-10-7
秋の虫- 吉岡ペペ ...自由詩1811-10-6
宿命- 吉岡ペペ ...自由詩911-10-6
告白- 吉岡ペペ ...自由詩411-10-3
薄い悲しみ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-9-28
ひるまの星- 吉岡ペペ ...自由詩611-9-24
あいにく俺は- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-9-21
あたらしい窓辺- 吉岡ペペ ...自由詩411-9-18
美しい- 吉岡ペペ ...自由詩311-9-14
視観察- 吉岡ペペ ...自由詩611-9-10
さわがしい夕陽- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-8-30
きみが教えてくれたんだ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-8-24
- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-8-24
この泥あるからこそ咲け蓮の花- 吉岡ペペ ...自由詩1611-8-24
SOS- 吉岡ペペ ...自由詩311-8-14
痴女- 吉岡ペペ ...自由詩211-8-13
落ちる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-10
紫ブルーの茜色- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...511-8-3
おふどう天使- 吉岡ペペ ...自由詩811-7-26
台風一過の夕焼け空- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...911-7-20
ターナーのみずいろ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-7-20
愛はある- 吉岡ペペ ...自由詩1011-4-24
河童とひよこ- 吉岡ペペ ...自由詩711-4-22
月光- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...711-4-21
総理!- 吉岡ペペ ...自由詩311-4-17
花散らしの風- 吉岡ペペ ...自由詩711-4-16

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