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銭にもならない我が儘な奴は
はやいうちに見限るにかぎる

銭にならない奴に
銭の成木を任せていてはならない

銭の成木には
銭を稼ぐ奴を張り付かせておくべきだ

銭にもならない奴とは ....
融け合わない哀しみは

幸せを幻のように遠ざける

歩道にこぼれている優しい光に

薄い肉のような影が散っている

あなたからのメールに

意地になって返信している

僕のわが ....
目には目を、歯には歯を、

このハンムラビ法典の言葉は

復讐法だとか拡大報復の戒めだとか

そんなふうに言われてはいるけれど

この言葉の連なりに

私はひとの悲しみを感じるのだ ....
ペットを飼うとはどういうことなのだろう

人間以外の生き物と一緒に住むということ

なぜ?

癒し?

嗜好?

ペットを飼うとはどういうことなのだろう

人は人によって癒されるべきではないのか


 ....
黄いろい光と影

田んぼ

新幹線でぶっ飛ばす

田んぼと田んぼの細道を

静かにまっすぐ銀の軽


その銀の軽が


ぼくに憑依してきた

軽の中では音楽が鳴っていた ....
空き地はだれのものだったのだろう

サクもなかった

公園でもないのにみんな勝手にあつまっていた

土管にたまった雨水

そこにはオタマジャクシもいた

道ひとつはさんで玉ねぎ畑
 ....
楽しかったよ。
4回くらい泣いたけど楽しかったよ。
○○さんさよなら。。。

むかしなら

ほんとうの気持ちを

ほじくりかえさなければ

気が済まなかった

楽しかったよ。
 ....
しずかな喧騒にみちた夜

外灯のしたに白が溜まっていた

スーツに風が入り込んだ

たき火の匂いが鼻をかすめた

ひと肌ほどの悲しみか

しずかな喧騒をむねに聴かせた


銀 ....
悲しみには涙がにあう

哀しみには命がにあう

悲しくて哀しくて

暗闇だからこそ

いっそう光に感じやすくなっている

ひとに優しくなったり

申し訳なくなったり

じぶ ....
やっぱり好きなんだけれど

その理由よく分からない

一目惚れではなかったから

一緒のチームにいたからだろうか

そんな女の子ほかにもいたのに

色即是空

空即是色

 ....
カミナリが鳴ると

暗いお外は夕立のおと

リビングのテレビは

昭和四十年代の時代劇

はんぶんに切ったメロンを薄い皮にして

セブンスターの吸い殻をそのなかに捨てた

暗い ....
カミナリが紫白いろに夜を暴いて

さなぎのなかの

生物を見るような緊張を散らした

あなたのことをしばらく想う


宇宙船にのりこんだ

おおぜいのなかの二人になっていた

 ....
追憶が虹を
否、追憶は虹/そのものだ
/追いかけても辿りつけない
否、それは俺/そのものだ

きのう死んだ俺は
きのう生まれた
正体はどこにある


追憶が虹を
否、追憶は虹/そ ....
誰もがやり直せることを

その情熱の持続を

誰もがひとりではないことを

奇跡を引き寄せるからくりを

その情熱の持続を

ぼくは証明したいのかも知れない


雨が降る青い ....
デンジャラスをとにかく聴きまくっていた
スリラーにもバッドにもない突き詰め感に圧倒されていた
硬くてぶっ太い乾いたサウンドを休みの日にはフルボリュームでかけていた

ひとりの女はそれをいやがっ ....
夜の公園をずっと歩いた

ふたりとも結婚式のかっこうして

二次会にはでずにふたりで歩いた

帰る場所はちがうから

夜がくるまで歩くしかなかった

好きだった頃は

ずっと好 ....
ここに基督者は神父だけだろう

神の御名を唱えれば聖霊も降りてくるようだ
ここは荘厳されてゆく

じぶんのことを素直に喜べない大人たち
こどもの頃は
じぶんの成長に得意顔してたじゃないか

きみは今世 ....
まるくないから磨くのに

まるくないから悲しんで

磨かなければ磨かれない

あたりまえのことだから

ぼくは血肉で受け入れる


真夏日の夜風なびいてる

お店のひかりが道 ....
恋やら愛やら仕事やら

友やら親やら人生やら

きみはいつも手の鳴るほうへ

渡り鳥みたいにいのちをかけて


宗教やら政治やらではないぶん

ずいぶんといさぎよく

伴わな ....
セックスのあと遠い耳鳴り

あの日の鼓動を耳が覚えている

ふたりで生きてゆくんだと思った

だけどそうはならなかった

月が外灯よりも白かった

青灰いろの道を自転車で歩いた
 ....
真っ赤な太陽が夜をつれて

あの日の団欒今はいずこへ

涙を隠して背中を伸ばして

眩しい目位しか出来なくて


あなたを憎んでいると告げ

真っ赤な太陽は西の山の端

あし ....
マニラでの仕事は十分で終わった
事務所に顔を出しただけで終わらせたのだ
日本の社長の心ない言動で
まったくやる気を失っていた
まあ自分で指示を出しておいて
途中で梯子をはずしてきたということ ....
女が父親と住んでる家に泊まった
父親はアボジで通称アボ
アボは晩から登山に出掛けている
ひとんちでこんだけ寛いでしまうのは才能だろう
大学のとき開花した才能だ
自宅生なのに家には一ヶ月に数度 ....
幸福とはなんだろうか

世間的にいう寿命で

たいせつな人達に看取られながら

死ぬこと、

僕ははっきり覚えている

小二のときそれをテーマにした絵本を僕は描いた

中二のと ....
認めなきゃ
じぶんより志しの低いひとに
誹謗中傷されようと
認めなきゃ
ぼくはその毒にやられてしまう
夜も寝れない口惜しい気持ち
そんなものを認めていても
ぼくはその毒にやられてしまうだ ....
生産性をアップさせるために
無駄をとれとかいうけれど
それはたぶん素晴らしいことだと思うけれど
承服しかねるじぶんもいたんだ
無駄なんてない、って


月あかりが万物にしみていました
 ....
九十まで生きたいとか言っていた姉が
今は七十でいいみたいだ
介護を受けれるか受けれないか
ボーダーラインの老人たちの調査をするのが姉の仕事だ
老人は環境をかえるとすぐにボケてしまうらしい
だ ....
中学は十時半消灯で
どきどきしながらラジオを聴いた
ラジオは抜き打ちでよく没収された
そのたび新しいのを買った
イヤホンからもれるのが怖くて
布団をかぶった、秋だった
授業中
屋上でトランジスタラジオ聴いてた誰かは
出張先で
セックスフレンドと寝てる
隠し事がでっかくなっちまう
考えることがまたひとつ増える

Re:なにかあったの
というサブジェクト ....
乳房が熱くなって

きみの鳥肌が湿っている

きのう出会ったのは

地方都市の中華屋でだった

客はふたりしかいない

そのあとカラオケに行った

十五の夜を歌う

きみは ....
nonyaさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(285)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人事について- 吉岡ペペ ...自由詩309-9-22
太陽の予告- 吉岡ペペ ...自由詩909-9-21
ひとでしか癒されない- 吉岡ペペ ...自由詩1809-9-8
ペットを飼う- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...4+09-9-7
田舎道- 吉岡ペペ ...自由詩5*09-9-1
空き地- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-29
別れのメール- 吉岡ペペ ...自由詩309-8-24
しずかな喧騒- 吉岡ペペ ...自由詩409-8-19
路傍の石- 吉岡ペペ ...自由詩509-8-14
カード召喚しなくても- 吉岡ペペ ...自由詩409-8-1
弾劾- 吉岡ペペ ...自由詩1009-7-24
宇宙船のふたり- 吉岡ペペ ...自由詩709-7-19
追憶- 吉岡ペペ ...自由詩609-7-4
青い夕方- 吉岡ペペ ...自由詩609-6-30
さよならスーパースター- 吉岡ペペ ...自由詩409-6-27
好きだった頃はずっと- 吉岡ペペ ...自由詩309-6-26
光のなかで- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...109-6-21
まるくないから- 吉岡ペペ ...自由詩409-6-20
渡り鳥- 吉岡ペペ ...自由詩809-6-11
遠い耳鳴り- 吉岡ペペ ...自由詩609-6-2
夜をつれて- 吉岡ペペ ...自由詩509-5-26
マニラでの数日- 吉岡ペペ ...自由詩1109-5-24
エロケチャップの夜- 吉岡ペペ ...自由詩609-5-20
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩909-5-18
認めなきゃ- 吉岡ペペ ...自由詩1309-5-14
無駄なんてない、って- 吉岡ペペ ...自由詩709-5-9
老いるということ- 吉岡ペペ ...自由詩1109-5-6
ラジオ・デイズ- 吉岡ペペ ...自由詩509-5-6
トランジスタラジオ- 吉岡ペペ ...自由詩809-5-3
逆算- 吉岡ペペ ...自由詩509-2-23

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