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食卓のきんぴらごぼうを幻視していた

なみだがこぼれるのは

いったい何故なんだろう

暖かいひかりが胸に貼りつくのは

それが針のように煌めいているのは


帰るところなんかなかった

ひとりでいる ....
午後の光が池の面に煌めいている

前の組が進み後ろのひとが打つまで

俺はその煌めきを見つめていた

待っているあいだに力んでしまわないように

意識を煌めきに移していた

パーボギーパーパーと続いて ....
町の公園のまえを通ると

子供たちが色んなところに座って

ピアニカやたて笛を吹いていた

外灯に照らされた街路樹が美しい

足をとめるのもあれなので

それを横目に通り過ぎてゆく

小学校の音楽祭の ....
 月
          (乱太郎)

淋しげに唄う
恋などとっくに忘れて
靡く淡い音色
月の後ろ髪が解かれるとき
湖面の中央辺りに
漂う
在りし日の君の輪郭



 月
 ....
ゴルフ場に紅葉を見る

紅や黄や茶はまだ淡い

いい匂いがほんのりと

地球の隅でほんのりと

遠い空を見つめている


文字を連ねあって

声を交わしあって

瞳に映しあって

互いにたてる音を

 ....
きょうもまたゴルフだ

紅葉がはじまっている

朝早くの雲に虹がかかっている

なにかの前触れだなんて言わないで下さい

大切なひとが怖がってしまうから


素振りをせずに打ってゆく

俺のボールは高 ....
ああ愛おしい人生よ

おまえは小船か

手提げ鞄か

それともおまえは海原か


素直なひとみで宙を見つめよ

頑なな現実で宇宙に存在せよ


ああ愛おしい人生よ

おまえは小船か

手提げ鞄か

そ ....
ふたりで歩けばいつも

楽しいこともせつないことも沢山あった

もうここを

誰かと歩きたいとは思わない


霧のなかのフェアウェイをゆく

ラフの方の木々が幻想的だった

 ....
ゴルフ場は途中ガスで煙った

灰色のガスで出来た建物に四方を占拠されたみたいになった

キャディーさんに方向だけ教えて貰ってその建物に打ち込む

ボールがちいさな点になってガスのなかに消え ....
あなたのかたちで

ぼくは欠けていた

ちんちんをいじり

あなたをもとめる

そしてハッとして

それをやめるのだ


そんなんじゃない

そんなんじゃない


あなたのかたちで

ぼくは欠けていた ....
箱根の夜は真っ暗け

会合の二次会をぬけて

ベッドに潜りこんだ


みなが言ってることは正しかったのだ

蓮舫が責める口調で別れを切り出した

事業仕分けの対象となった施設だった

僕は三億で施設を ....
知らない町をぷらぷらと歩いた

ビルの影に空の水色が透けていた

ぼくは何に切り取られているのだろう

三次元にだろうか

四次元にだろうか

こころを入れたら

いったい世界は何次元になるのだろう
 ....
休みの日の朝は

なんの変哲もない喫茶店にゆく

香ばしくてゆるい珈琲の匂い

水っぽい湿気たぬくもりが心地好い

珈琲をすすり煙草をくゆらす

覚醒を待ちながら新聞を読む

僕はそれ以上のなにもので ....
カート道に蛇がいた

もう十組は出たはずだから

十回は轢かれかけたはずだ

まだ空をよく知りもしない

星だけ見つめて知った気の

地球にはぼくがいた


昔のひとは

空について

知らないことが ....
夜はなんのものまねしてるんだろう

宇宙の闇のものまねなら

それは孤独と奇跡のものまねだろう


ひかりが夜(ヨル)をそのままに

それが星(ホシ)のものまねなら

永遠(トワ)と刹那のものまねか
 ....
灰色をゆく

電車が横向きに灰色をゆく

建物や小山が左に流れる

アナウンスは駅名しか言わない

慣性の法則だけが生きろと言っている


逆らおうと運ばれる

哀しかろうと笑っている

言い寄られて ....
「ド−ナッツ」

ドミノ倒しの疲労感
帰ってはベッドへ真っ先に
忙しかったご報告

どこまで
転がりつづける
仕事場とマイホ−ムの
同じ顔した四角いダイス

取りあえず
甘いエネルギー源補給と
三日 ....
あなたといれたらなにもいらない

なにもいらないからあなたもいない

見えないもの

すぐ結果となって返って来ないもの

だけど

たしかに存在するもの

今生の別れでさえ

そんなからくりのなかにあ ....
嘘を書いたりするのは

あなたの気をひきたいからと

ぼくのスキルを伴った方法だ


あなたを見つけて以来書いてきた

四千個くらい書いてきた

集中とバランスとスピードを手にした


嘘を書いたりす ....
歩道をわたる

小鳥がさえずる

三日月の見えないところを見つめている

見てないだろ

こころの目で見つめている


首が心配だ

足首が心配だ

フェイスブックで探してしまう

銀いろに波紋がさざ ....
こどもが出来たみたいだ

みたいだと言うのもおかしいけれど

ふしぎなものだ

ぜんぶが静かに収束してゆく気がする

震災のときも

いちばん最初につながったのは

そのあとも

なんどもなんどもつな ....
少し伏せ目がちに
笑っているみたい


碧(みどり)眼の街の灯が
びっくりしているよ
なんてことないゴルフ場

なんてことない日曜日

明日はなんてことない月曜日

なんてことない風にあたり

なんてことない煩わしさに

なんてことないものを感じている

なんてことない我慢でもするとす ....
最愛を通訳する者よ

ぼくは今からここを出る

999が旅立つように

ぼくは傍観者であり冒険家だ

目と手と足で告白する者だ


海底に連なる群れよ

そこに加わり

ゆっくりはぐれよう


最愛を ....
酸素のない入り江
海水で満たされた視界

手足のついたサカナは駆け上がる

また呼吸をする為に
また"にんげん"に為るために

『無駄な事を』と嗤うあいつに向かって ....
秋のひとひら
白紙の日記に舞い落ちる
滲みた文字が
やけに霞んで飛ばされそう

移ろいゆく季節にあって
留めておきたい
ひとつの場所

君は覚えているだろうか
僕が挟んだ栞の
あの日

秋がやってきて ....
ヒガンバナが今年も灯る
曖昧を許さない輪郭で
そのくせひどい曖昧を宿す

秋に咲く大輪は葉を持たない
何もなかったところから花火みたいに
茎だけで伸びて

夢見がちなひろがりではじけて、  ....
でたらめに文字を並べて
言葉にならない僕のハ−ト
うろうろ

誰かが飛ばしてくれた
言葉がハ−トに張り付いて
ピタピタ

くっついちゃって
眠れそうもなくなった

お月様が笑ってる


 ....
わたくし この秋
襲名いたしました秋明菊と もうします
いえ 裏なぞ ござません 正月を飾る裏白のように 
裏は 白でございます 暗躍者のみなさま おひけいなすって

裏は白でございます。表 ....


一房の日差し摘み
頬杖つく
もぎ取った新鮮な味に
今日という農園が
扉を開ける
殿上 童さんの携帯写真+詩おすすめリスト(457)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暖かいひかり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-11-10
ありがとう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-11-10
外灯と街路樹- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-11-10
月__(乱太郎+月夜見)- 乱太郎携帯写真+ ...13*11-11-9
慕情- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...511-11-8
なにかの前触れ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-11-8
存在- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-11-8
ふたりで歩けば- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...511-11-7
霧のなかに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-11-6
あなたのかたちで- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-11-6
箱根にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-11-5
空の水色- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-11-4
休みの日の朝は- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...511-11-4
蛇つかい座の夜想曲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-11-3
夜をそのままに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-11-3
灰色をゆく- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-11-2
ド−ナッツ- 乱太郎携帯写真+ ...14*11-10-30
見えないもの- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...911-10-30
- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-10-30
波紋- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-10-30
前進- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...611-10-27
お月さま- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...9*11-10-25
自由- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-10-23
さよなら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1211-10-22
空飛ぶサカナ- 三奈携帯写真+ ...611-10-12
- 乱太郎携帯写真+ ...12*11-10-9
秋の炎は- あまね携帯写真+ ...1911-10-6
- 乱太郎携帯写真+ ...11*11-10-4
絞りと_ショッカー速度- るるりら携帯写真+ ...9*11-9-29
_- 乱太郎携帯写真+ ...13*11-9-23

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