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黒鍵みたい
しっぽでおへんじするよ
謳ってみて
遠くで雷がしている

光は見えない

雨も降らない

ただ暑いだけだ

おっさんの端くれとして

バスに乗っては降ろされ

名所を歩いてはまたバスを待つ


バスの車窓から街を見つめる

このひとたち ....
「月は太陽の恋人なの」

彼女はそう言ってまっさらな掌を翳した
毎日の家事仕事で荒れた肌は
赤くささくれて皮が剥けている

パパはいないから
ママはお仕事だから
あたしがおうちで働くの、と

真っ黒に ....
五メートル×五メートル、市民農園の区画ふたつが
わたしの詩の研究室

今、研究室では白いつるバラ「新雪」が咲き乱れ
萩「あすかの」がこんもりと枝を伸ばしている
土に金属の支柱を五十センチほど埋め込み
 ....
北に向かって高い 炎天下の坂道を 登り続けると
頂は、遠くからは見えていたはずなのに近くに来ると てんで見えない。
とほうもない時間を歩いたはずだよ ほら もう頂が見える‥‥きがした。
五 ....
海の民である しるしに 婆ちゃんは からくり金庫を私にくれた
立方体をしたその金庫は、随所に黒光りのする鉄の補強がしてあり
なかなか重厚感がある。扉を開けると、その扉の先に また扉。
つぎ ....
すべての悲しみは郷愁だ

あったかも知れない

世界への

すべての悲しみは郷愁だ


あんなことを

してあげたらよかった

したらよかった

埋めることのできない

あふれだす気持ち

あんなこと ....
こんな粘土みたいな景色のなかで

あの写真にぎりしめながら

ぼくは写っていないけれど

大切なひとたちの大切な夢

天使たちがすべり台で遊んでいる


とつぜん死ぬのなら

さよならされるのなら

 ....
きのうまであった
いのちです
おみ足で、探る新鮮な立ち位置
なまあ詩人の

なは、縄張りしらず
まは、マイペース
あは、明るい挨拶あはあはあは
しずかに咲いてる朝の散歩の

すみれの花
↑お好み焼きの島のような画像は、祐源 紘史という方の作品です。
街を歩いていて見つけました。
段ボールは こどもたちがつくりました。鳥居は私が書いた♪
 

【 むかで 】


空か ....
5月の緑のざわざわに

首かたむけた外灯が

ひょうきんポーズを決めている

スイスの緑も日本の緑も

5月のひかりに頑張っている

かっこいい


すずやかな風

あまくてひんやりとして

はな湿ら ....
ずいぶん僕は日本でも

異国の街を歩いていたようだ

成田から12時間かけて

-7時間の時差がある街に座っていた

気持ちはなにも変わらなかった

ひかりや景色、風やひとを見つめながら

それとは関 ....
空には案山子がいるだろか

空にはお山はあるだろか

秘密の鍵はあるだろか

蟻にも旅はあるだろか

木々にも旅はあるだろか

世界は旅と光でできている


5月の空を空の旅

度重なる幸不幸

生き ....
【昼間の星】

こんにちは 昼間の星々
雲の姿は無いというのに、私たちには お互いの姿すら見えない
腐りやすい私たちのこの身体よりも もっと高い深みに
あなたと私の心 ....
はじめて宿泊した日は
洗いざらしのシャツとジーンズで
いつ帰るか予定のないひとり旅だった
大きなリュックを背負い
フロントまでの階段を登った



しばらくして
宅急便 ....
梅が桜のように散っていた

よこで木蓮が上等な

きみどり色を解いていた

タワーマンションには住めないけれど

虫のでないところぐらいなら住めるかな


くりかえすことに意味があるのではない

くり ....
わたしはこの風景を切り取り
自分の懐へ持ち出すことに成功した




白い砂を踏む幼子が
その足を冷やしながら
ふるさとを築いていく

かつて少女だったわたしも
そうして ....
お墓参りは楽しいな

ふしぎな通信

ふしぎな記号

お墓参りは清しいな


だってあふれるDNA

その容れ物の骨組みが

きっと?のキーだから


お墓参りは楽しいな

ふしぎな通信

ふしぎな記 ....
あなたとあなたの影だけの

薄灰色のひかりのなかに

ぼくは死ぬとき舞い降りる

舞い降りるように見つめている


あなたがうまく生きますように

なんにも煩わされることもなく

あなたがうまく生きま ....
地上と天をつなぐ幻

虹を見逃さない

レインボー・バウムクーヘン

虹を見逃さない

誰かの希望になれるかも

金髪のモスキート

地上と天をつなぐ幻


悲しい苛立ち

恨みや損な役回り

生まれ ....
きみの匂いを待っている。


葬祭場裏庭にて
【おしまいの彩り】
          るるりら


胸が焼けただれるような思いが ある
たとえば 死の足音におびえ すすり泣く声
黒点が太陽の灼熱を際立たせるように
終ら ....
あんなにお腹がすいてたのに

ラーメンすこし食べたらいっぱいなった

たすけて

たすけて

鼻血でた

たすけて

たすけて

声聞けた

ふたりで頼めばちょうどいい

あと3種類くらいかるく食べれ ....
【オータムポエム】

人の本心なんて
点滅し続け点描画のようなもの
ひとつひとつの点は 真摯に刻印された 思いだとしても
鳥が ときどき啄んで
さらってゆくから だれにもわから ....
交番のまえ銀杏あり

悲しみ抜けおち

この透明は涼やかだ


悲しみなくなりゃ

いのちも透ける

おばちゃん怒れば

バイトもびびる

のぞいて見えるよ

内に秘めたもの

のぞいて見えるよ


 ....
【古非のぷろぺらぺら】

寄る辺なき人を包む卵白は
光を まだしらないから 蔭も しらない
光に かざすと 水路のように やさしい 
血管は だれの目からも 守られている
けれど あなたは ....
あっちの銀杏は黄色いぞ

まだ汚れていない光だから

黄色い葉っぱの影にゆこう

午前の大気は清冽だから

黄色い銀杏の真下にゆこう


ミセストランポリン

普通に働いている

無愛想に朝早くから
 ....
こんな色をして

みんなのためにがんばっている

すみのほうでおどけた顔している

こんな色をして

そこにいないひとのことを想い

胸をいためてはまた

きみはみんなのことを想っている


きみのい ....
夏が残っているよと偽りを言って朝顔の写真を友人に見せた本当は初夏の写真なんだけどみな信じて、感慨深そうにしている いまさらこれは…と打ち明けることもできずにしまったな、と内心は罪悪感でいっぱいとなった ....
殿上 童さんの携帯写真+詩おすすめリスト(457)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【猫】ねこふんじゃわない- るるりら携帯写真+ ...11*14-8-28
幸福- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-8-28
月下美人- 愛心携帯写真+ ...314-8-27
土に暮らす- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...9*14-8-9
時の坂道- るるりら携帯写真+ ...13*14-7-23
陸族化の娘- るるりら携帯写真+ ...16*14-7-3
郷愁- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-6-8
あの写真にぎりしめながら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...114-6-7
これは- フユナ携帯写真+ ...4*14-6-7
おみあ詩人- るるりら携帯写真+ ...14*14-6-1
【残】むしできない__オムニバス三篇- るるりら携帯写真+ ...814-5-26
かっこいい外灯- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-5-22
異国の街に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...514-5-19
5月の空- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-5-18
うるわしの赤を求めて__オムニバス- るるりら携帯写真+ ...12+*14-4-30
ホテル_ハット・ウォールデン- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...13*14-3-25
梅散るころに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-3-20
ふるさと- 小原あき携帯写真+ ...4*14-2-14
?のキー- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-1-29
舞い降りる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-1-27
虹を見逃さない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-1-26
_- アラガイ ...携帯写真+ ...4+*14-1-11
【終】おしまいの彩り- るるりら携帯写真+ ...12*13-12-21
ラーメンの唄- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-12-2
オータムポエム- るるりら携帯写真+ ...10*13-11-22
銀杏あり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-11-17
【非】古非のぷろぺらぺら- るるりら携帯写真+ ...9*13-11-16
銀杏並木- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-11-13
こんな色をして- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-11-10
緞帳芝居- もっぷ携帯写真+ ...613-11-8

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