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こころを一部
切り取った

切り取られたこころ
わたしを離れ
苦しそうに跳ねる

しかしまたすぐ
新たな血管が生まれ
弱々しくはあるが
規則正しく
収縮し始める

もうわたし ....
整然と並ぶ
薄暗い部屋で
こんなに人がいるのに
と思う

誰にも会わない夜
誰にも会わない朝
白く濁す冷たい空気が
わたしの存在を確認する

研ぎ澄まされて

幸運かどうか分か ....
ほら
巻き方が甘いんだよ、

ひとりひとり
人が違うように
ひとつひとつ
こころの形も違うんだ


幾つかの
こころを固めて
ぐるぐる巻きにして
静かに
箱の中へ収めてきたけ ....
君と僕の間に
閃光弾を落とす

一瞬で周囲をくらまし
光だけ
誰も傷つけず
ふたり
姿を消す

それは
真を幻が包み込み

やがて幻が解ける頃
僕は真を
街に焼き付ける
 ....
あなたの住む街へ行こう
そう思う

そして
意図的な偶然で
何食わぬ顔をして

あなたに道を
尋ねるんだ

一緒にいることは
できないけれど

それでも
せめてわたしにでき ....
海面を
半音ずつ上下させ

間隔を
少しずつ狭めていくと

音もなく
止まったように

張り詰めた海面は膜を張り
そのずっと深くに沈んだわたしを
柔らかく包み
すくい上げる
 ....
あなたの痛み
あなたの毒を
あなたから

激しく
受け止める

あなたの闇がわたしを
循環する

心から発し
心で着し
すべてが黒になったなら

時間をかけて
一滴一滴
 ....
この世界では
もう
寄り添うことができないので

わたしは
新たな世界へ
あなた探しの旅に出る

指を鳴らすと
広がる世界

影絵遊びで
小さな世界

新たな世界は
多く ....
ピンクのシャドウは
煌めきと愛らしさを

ピンクのグロスは
潤いと艶やかさを

一瞬のわたしを創り出す

Jewelな空の下
ちりばめられた箱の中で
ピンクのグラスを傾ける

 ....
わたしの輪郭を言葉に乗せ
光の輪に潜らせ
あなたに送る

たましいは
ここではないどこかへ

輪郭にも満たない
あるいは満たされようと

発光できないたましいは
月の明かりと共に ....
もう降ることはない、と思っていた
はねゆきは
やわらかに降り
わたしの熱でとける

一面の白は
すべてを覆いつくし
またすぐに
熱でとける

鋭い氷の尖端がわたしを刺す

いっ ....
吉岡ペペロさんのこゆりさんおすすめリスト(41)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ポケットにこころ- こゆり自由詩7*08-2-18
重影- こゆり自由詩4*08-2-16
ギプス- こゆり自由詩5*08-2-15
エナジー- こゆり自由詩5*08-2-13
境界線- こゆり自由詩6*08-2-12
ビブラート- こゆり自由詩8*08-2-9
抱合- こゆり自由詩9*08-2-8
探し出してくれてありがとう- こゆり自由詩10*08-2-7
Jewelな空の下で- こゆり自由詩4*08-2-6
再逢- こゆり自由詩6*08-2-5
はねゆき- こゆり自由詩2*08-2-4

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