今日も現場で草むしりをした
なぜ草むしりをするのかを上司に聞いたところ
みっともないからだそうだ
お客さんが来たときにみっともないからだそうだ
アメリカやフランス発で
雑草の効果的な生か ....
街を歩く自信がなく
最初から社会の構成員であったかのように振舞う皆は立派だ
奇跡みたいな乳をしたくびれをした夏の女
奇跡みたいじゃなくてもうずく
新宿ですれ違う一人一人をよけて歩くのは至難の業 ....
知人から借りた全集をブックオフに売りにいく
150円だという
本を貸してくれた人を裏切る気にもなれないが
105円で二歳の息子にトミカが載ってる本を買って
残りの45円は飲んだ


 ....
覚醒剤はストリートでエッジが効いている

女と一緒にクスリをやってて女が死んで逃げるのはどこがよくないかというと
それは人の道に外れているから良くないのだ
法律とかは関係なく。
人間は
法 ....
雨が降る
丘に埋められた木の実の底に
たゆたう森を燃やすために

ほつれた右目から
麦の穂がゆれる
ぼろぼろの人形をくわえて
金網をくぐる裸の猫に
背中にゆれる麦畑に

ちぎれた腕 ....
2005年にウエノポエトリカンジャム3という
野外で8時間ぶっ続けで約80組が出演し
詩の朗読をするというイベントの
実行委員会の代表をやらせていただいた。
3というのだからそれ以前に2001 ....
腕に
注射器の後

レニー・ブルースは
裸で死んだ

多弁で
雄弁で
皮肉なスタンダップ・コメディアンの口を―

死だけが塞いだ

かれは
言ったものさ

―こうあるべき ....
詩は何かの間違い
詩は理由のない必然
詩は空白の括弧
詩は消えにくい足跡
詩は灯台
詩は寝言
詩はサーカス
詩は星空に足す星
詩は精子
詩はストリップ
詩は足のふるえ
詩は目のふ ....
金融不安っていうか
もう800円しかないから不安とか
死ぬまで童貞ぽくて不安ってのならまだ分かるけど
金融不安ってのは謎だよね
日経片手に金融不安っていうか、めでてーな
新しいファッションか ....
そしてまた
時を迎えた一枚が 枝から
静かに離れ
少しのあいだ宙にゆれ
小さな音を立てて
落ち着く

雲とともに水たまりを漂い
やぶれたポルノの栞になり
四角く切り取られた月の光に不 ....
商売女の膝で眠る
彼女は19歳
大人びた手つきで
僕の髪を撫でる

これまでの
どんな女性よりも
優しく

まるで
ビリー・ホリディの
歌声みたいに

時々僕の髪をつまむ
 ....
緑は木々の透明をろ過する
歌おうと
目の穴を
鳥たちの影は細く伸びゆき
皿に盛り付けた朝を啄む

ありふれた爪痕で編まれ
内臓はひらかれ
時に浮かべられる
せせらぎとともに
薄い結 ....
ハイライトが俺を焦がして
ケムリになって昇った先で
ハイライトが俺を焦がして
雲を焦がして黒く染めた

アスファルトにキスをした
干からびたラスコーリニコフを
大股で跨いだお前の肌を
 ....
今日も
魚たちの移住を阻止しようと
夕刻、空がダイエットする
泳げ
カラフルな蓮をよけて
1、引力をコントロールする装置をつくる というか発見する 自分の中から

2、つまりこのように現実が見えているということは 一体自分はどんなものを世界に見たい と思っているのだろうかということを自 ....
俺はビールにしろ冷えたのが好きで
居酒屋などで冷えてないビールが出てると若干静かに腹が立つ
うちでは冷凍庫にコップを冷やしているので
うちよりぬるいビールや冷酒に金を払うと思うといろいろなものを ....
いつも適当な友人A
お互いからかいあってばかり
真面目な話も軽く受け流すから
たまに本気でイラっとくる
そんなアイツが急に「悪かったね」
しまった胸を火傷してしまった

いつ ....
俺はカツ丼になりたい お前のカツ丼になりたい
お前がカツ丼大好きだから 特に富士そばのカツ丼が最高と言うから
俺は富士そばに勝ちたい 世界一お前に喜ばれるカツ丼になりたい
誰もがゲンをかついでカ ....
まとめて出した紙屑の中に
一つだけ色が違うのが混ざっていて
翌日あれは愛ではなかったのかと、惜しむ

急いで探しに出たものの
それはもう燃やされていて
真っ白な灰
見分けがつかない

 ....
耳があって口があれば音声言語だ
目があって手があれば手話言語だ
鼻があって口があって
出し入れ自由な汗か何かがあれば
味覚と臭覚の言語ができていたかもしれない
二重文節性の生産性を犠牲にして ....
雨と曇と雪のたましい
晴れ 無 晴れを生きては死ぬ
この痛みに痛み降れ
この痛みに痛み降れ


何も言わずに銀の語る朝
謂われなき火が窓に点る
誰も去ることを知らぬ ....
ぷあるちゃあ



靖一郎がどう考えても判らんという。
そこで城狐が使いに来たと山田さんが言うので、画商の話。
ある男が可哀相な話をというが、僕は聞いてみた。
シャルダンでは時代が違うし ....
きみはバーベキューへ行くと
言っていた

串刺しにされた肉が火に
焼かれるとき

夏が終わるんだろうか

川原でたまねぎ切ったとき
涙に夏も混ざってるだろうか

ナイフを手にする ....
どこにいくんだろうね。わたしって。

この重々しい閉塞感はなんだろうね。



びっくりするくらい簡単に。わたしたちはそこにいたね。

どうしてゆるしてしまうんだろう。何を信じてしま ....
突き抜けるほどのブルースカイ
爽やかだけど違和感がある
そうか雲が無いからなんだ

快晴の空はこの町を飲み込んで
日常の景色から輪郭を奪う
まるですべてが合成であるかのように

ホリゾ ....
紫煙の記憶が折り重なる木枠 
スピーカーに雑草が繁茂する
煤けた天井から黒い茎が垂れ
席のすぐ上で円錐の花が開く
ここは暖色の蜜であふれている
白い蜜に沈む 緑の無邪気な囚人たちは
小さな ....
疲れ果てて
今日が始まった人たちと
逆行して帰っても

朝日に照らされると
なぜか顔がほころんだ

時間は平等なはずなのに
僕の時計は気がつくと遅れている

一歩、右足を出すと
 ....
その娘は頬を赤らめることができる
ただそれだけのわけで
マートのレジを叩く少女を愛おしく思った

何故人は人を求めるのかね

一人ではないという幻想
届くことのないテレパシー
真空の宙 ....
孤独な旅に早くもくたびれて
テントの中で アパートの椅子を思う
食卓に一脚の椅子

雨に煙った三日間
バイク乗りは手を差し伸べあうが
届ける花束はない

明日はもっと 寂しい所へ行こう ....
背もたれが
椅子を飲み込んでいく
水槽の言葉で人は話す

たとえ古くても
あなたが好きだ
いつも日なたに
消えてなくならないから

またひとつ閉めらる
ガラスの窓がある
そして代 ....
soft_machineさんのおすすめリスト(1853)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
グリーングラス- 馬野ミキ自由詩1009-8-25
Twist&暴力- 馬野ミキ自由詩509-8-23
サイクロプス- 馬野ミキ自由詩409-8-15
UNION- 馬野ミキ自由詩709-8-14
ロアン- 氷水蒸流自由詩809-7-11
ウエノポエトリカンジャムと詩について_1- 馬野ミキ散文(批評 ...13+*09-6-3
mischief- Porter自由詩509-4-14
詩は- 氷水蒸流自由詩209-3-9
金融不安- 馬野ミキ自由詩709-3-6
秋の瞼- 氷水蒸流自由詩508-10-11
月が消えた後に- Porter自由詩10*08-9-14
ゆりかご- 氷水蒸流自由詩208-9-13
空の吸い口- 氷水蒸流自由詩108-9-2
ポリシー- 氷水蒸流自由詩108-8-17
UFOの作り方- 馬野ミキ自由詩1008-8-4
落雷のイニング- 馬野ミキ自由詩34+08-7-29
素直- 1486 106自由詩3*08-6-11
サポーター- 新守山ダ ...自由詩208-6-11
愛の行方- 亜樹自由詩108-6-11
ニム・チンプスキーによるアメリカン・サインランゲージ入門- 海里自由詩208-6-10
ひとつ_はなれる- 木立 悟自由詩308-6-10
ぷあるちゃあ- m.qyi自由詩508-6-9
- REMINGSセ ...自由詩308-6-9
ノウエア- umineko自由詩5*08-6-9
ホリゾント- 1486 106自由詩5*08-6-8
かすれたフルート- 氷水蒸流自由詩508-5-23
大きな木偶の古時計- みもる自由詩308-4-18
岸辺- ダーザイ ...自由詩1108-4-11
一脚の椅子- ダーザイ ...自由詩808-4-11
古事記- たもつ自由詩1208-3-27

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62