アパートの通路を歩く
何度こうして風を切ってきたのか
頬に知る
あの街でも そして
今日 ここでも


僕は何を思って
見ているのだろう 空を
高台に古い教会が見える
海辺の街を見下ろしている

結婚式でよく使われている教会

華やかなエネルギーが流れて
街全体が愛で潤う

私もあなたも
生まれ育ったこの街が好き
愛のある ....
君がいないと、
もがくような夢ばかり見て
毎夜、悶々としている

きっと 繋がっている

ずっと、そう信じてきた

いつかボクは声になりたい
君の隣で、囁く声に

 永い時が流れ ....
恋は太く短く
愛は細く長い

恋は甘酸っぱいかい
愛は重く苦いかい
それを知りたくて
ぼくたちは生きてきた

わかりたくて
わからなくて
ふたり暮らしたね

何時の日かぼくが息 ....
  

山嶺に夕日が沈もうと
雲はまだ
夕焼け空に浮かびつづけている

寂しがりのオレンジ色から
静かに終わる紫色へ
ひととき
ひととき
色を変えてゆく

ありえな ....
思う
って
おもしろいなあ
降っては解ける
春の小雪



思う
ことが
出来る
ありがたさよ
みんなありがとうさま



思ったあとは
一つ一つ
していき
 ....
○「わからないなあ!」
宮沢賢治の童話 わからないなあ!
童話なんだけど わからないなあ!
まあ何十年も一緒にいる女房の心も
わからないんだから
天才の心などわかるはずがないか!

○「 ....
「きのうのよる、ミイちゃんがかえってきたみたい。ほら、からっぽになってる」
わたしは妹に話しかけた、からっぽのミイちゃん用の銀色のお皿を持って。
「ほんとだ、ミイちゃん、かえってきてごはんたべたん ....
ながいこと逢えずにいたら君の死が逢えない事のつづきに想えて 死ぬのは恐ろしい
素直に恐ろしい

生死の境目を分ける
ラインあるなら

白線の内側にさがっていたい

死ぬとは
未来を絶たれる事

生きるって
現在のぬるま湯に浸るって事かな ....
レタスがいのちをもっている。
わたしなんかより。
小さく千切られた彼のほうが
みずみずしく、麗しく、愛くるしく。

レタスにフォークを突き立てる。
ドレッシングの不純さが、
少しだけここ ....
長い通院生活も今日で終わる
とある春だった
通い慣れた道、河川工事はまだまだ続くらしい
詳しくは知らないけれど新しい駅が出来るという
パン屋、スーパー、マンションや公園、行き交う人々
駅を支 ....
春が来た、カーテンを閉めよう
落ち着きのなさを気付かれぬように
行く人、とどまる人、帰る人
私の行く場所はどこかと、心が騒ぐ

花をつけ始めた桜は堪える
激しい雨風に打たれても
花の散っ ....
一日一度静かに燃える家があり
今まさに燃えさかっている
そしてその近くの電線に
数羽の小鳥が舞い降りた
いつぞやのにぎやかさはどこへやら
今日の電線の音符は歯が抜けた様相
それでも音符たち ....
もうその土地は更地にして
地主さんへ返したそうですが

礼文の古い家 元は漁師の 父方の親戚の家には
ものすごく腰の曲がったおばあさんが
何年ものあいだ 一人で住んでおりました

私の母 ....
俺の心象風景は
殺風景

砂漠の地下に
埋まる舟


落日を追いかける
お月様

洪水の空を飛ぶ
ドローン

俺の心象風景は
殺風景

風景は殺戮されてる
おしまな!
(そうだね、お日様
(今日は良い天気だね
おじゃたまくし!
(ちいさな春の子
(おまえと同じ
(三月生まれかもしれないな
斜めに陽が差し込むと
ぼくたちも斜めになってたね
 ....
17時

前後にタイムカードを打刻

仕事から解放される為に

それから
Kurumaで帰宅

定年後の再就職先に8年つとめた

自宅は一戸建て
持ち家

地獄のローン生活 ....
命が染める
花冠の真紅
燃え立つ
森の深みへ
誘う命の灯り




満々と水、
 
疾駆する車の到着する

  真面目くさった顔に
 紅潮した君は美しい 

快活な笑い ....
さみしいから
生きてるんじゃなくて

生きてるから
さみしいんだ

笑わないから
無口なんじゃなくて

無口だから
笑えないんだ

死にたくねえから
生きてるんじゃなくて
 ....
枯れ枝の
 相貌
読み取れば
 、
古月のゆっくり
凍り付き在り
薔薇が咲いた夜は
遥かにむかし

遠くまで
遠くまで

時間はさかのぼる

君は薔薇を咲かせて

僕を昂らせた

永遠に昇る
螺旋階段

薔薇は
螺旋階段の
踊り ....
仕事して
お金を稼ぐ

仕事終われば
真っ直ぐに家に帰る

途中コンビニの前を通る


駐車場に入れて
停める事もない

夕暮れは寂しい

空は
暗くなる

仕事し ....
引っ越してきたばっかりなのに、
ほら、ここは、神さまの家に近いでしょ。
さっき、神さまが訪ねてきたのよ。
終末がどうのこうのって、うるさかったわ。
だから、持ってた布団叩きで、頭を叩いてや ....
未明から降り始めた雪が
台所に積もっている
牧場の色彩を思いながら
わたしは冷たいサラダを
二人分作った

あなたはリビングで
新雪に埋もれたまま
詰将棋をしている
本を見な ....


まだ寒いのに
もう立ってしまうのか
立って 先に
行こうとするのか

その後ろ姿を見つめて
僕たちは
ずっと後から
暖かくなろうとするのだが

まだ寒いのだ
もうこんな ....
青い魚が三月、泳いでいた
眼もなく、口もない魚
、と呼べる生き物なのかどうか
みんなはそれを魚かどうなのか
、と疑問符をハンガーのようにぶら下げていた


一途な男の弾丸が放たれるが
 ....
  

忘れ去った君のあたたかい肌
不思議な痛みが走る鎖骨の水

朝起きて眠れないから働く
傷つけたいほどの鈍欲を食べて

自然に触れ合いましょってなんなんだろうか
彼女を好きになる ....
  

いくせんまんのやさしさで
あかるいよるを私に頂戴
ジメジメとした闇は好きだわ
なんてゆうのは強がりだから

いくせんまんのあわれみで
すてきなよるを私に頂戴
月がかた ....
お母さん
今朝のカレーは夕べのカレーより
美味しいねって言ったとき
それは
お母さんが一晩寝ずにかき混ぜていたからよ
と言いましたよね
僕はずっとそれを信じていて
逆にカレーを食べたいと ....
soft_machineさんのおすすめリスト(1853)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
通路の上で- 番田 自由詩124-3-23
教会が見える- 夏川ゆう自由詩724-3-22
想い- atsuchan69自由詩6*24-3-22
ある日の想い- レタス自由詩8*24-3-22
夕焼けのうた- 秋葉竹自由詩224-3-21
※五行歌_三首「思う」- こしごえ自由詩5*24-3-21
独り言3.21- zenyama太 ...自由詩3*24-3-21
ミイちゃん- そらの珊 ...自由詩8*24-3-20
一瞬- 原田たけ ...短歌324-3-20
次に生まれたら- 原田たけ ...自由詩224-3-20
レタス- 印あかり自由詩10*24-3-19
紅白もくれん- そらの珊 ...自由詩11*24-3-19
急ぎ足- ヒロセマ ...自由詩8*24-3-18
閑古鳥の楽譜- そらの珊 ...自由詩10*24-3-18
漁師の家_うつくしい硝子- 自由詩8*24-3-17
間違えた- 原田たけ ...自由詩324-3-17
birth/三月のうた- ちぇりこ ...自由詩1024-3-16
痛い- 原田たけ ...自由詩224-3-16
五行歌、変容の命- ひだかた ...自由詩7*24-3-15
さみしいんだ- 原田たけ ...自由詩524-3-14
古月- ひだかた ...自由詩6*24-3-14
薔薇が咲いた夜は- 原田たけ ...自由詩324-3-12
稼ぐ- 原田たけ ...自由詩2+24-3-10
鳥籠。- 田中宏輔自由詩13*24-3-9
新雪- たもつ自由詩9*24-3-9
立春_二篇- 岡部淳太 ...自由詩9*24-3-7
青い魚- 山人自由詩4*24-3-7
こころを撫ぜるうた- 秋葉竹自由詩124-3-6
流雲- 秋葉竹自由詩224-3-6
一晩寝かせたカレーが美味しいのは- 花形新次自由詩2+24-3-6

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