乾いた風に刻まれて
ひび割れた唇は
冷たい鉄の味がする

樹液で貼り付けられたように
言うことを聞かない両足

遠い国で起こった悲劇で
消えていったものの軽いこと

目の前で起こっ ....
がっこうからかえると
おかあさんのからだがばらばらになって
いえじゅうにちらばっていた
あわてて
ぜんぶかきあつめて
しんちょうにくみたてると
とりあえず
おかあさんみたいなかたちに ....
たのしい 
あめだまを なめているだけで
たのしく うつくしく くうそうが ひろがる せかいに


きみはなく
きみはそう あのそらや ほしになった
めにみえないほこりや つめのみか ....
四つん這いで夕陽へ走る
ずっとたどり着けないだろう
俺たちは理解している
なぜ青春は人生のほぼ前半部分に据えおかれているのか
そのあとの人生について俺たちはどうしたらいいのか
二足歩行でやが ....
都合よく
記憶喪失にでもなりたい

いくら泣いたって
所詮
出てくるものは食塩水なんだよ

突然捨てたくなる
五体満足
誰かにかまって欲しいから

夜中に泣きながら
電話してく ....
夜空の星ほど過ちを犯し
すっかり両手は
真っ赤に染まってしまった

小さい頃に泥遊びをして
汚したはずのこの手と
重ね合わせては

罪悪感なんかじゃない
儚い無常がここにある

 ....
どんな大船に乗っていても
いつかは必ず傷ついて

壊れてしまうんだ

目的地の島には
いくら乗り継いでも
辿り着けない

ある人は途中で諦めてしまい
ある人は志半ばで逝ってしまった ....
疲れているのに
眠れない

胸のどこかに忍び込んだ
君の猫じゃらしが

延々と僕をくすぐり続けて

ああ
眠れない

僕は
恋をしている
年末ジャンボは
やっぱり見事に外れた

でも
僕は今
しあわせだよ

コンビニで
ガリガリ君を買ったら
当たりだった

ほら ね

こんなにも
僕は今
しあわせだよ
この携帯電話一つ
棄ててしまえば

僕はたちまち解放されて
自由になれる

でも孤独が怖いんだ

部屋で一人
テレビゲームをしていると

ふと
死にたくなる

たばこに火を ....
どんな顔をして
君に会えばいいのかな

そんな迷いは
懐かしい笑窪にかき消された

君はほんのり白くて甘い
やさしいママの香りがする

二人の子供も連れて来て

やっと私は
私 ....
(TOXICを頭の中で♪しながら)

俺はトラックの運転手なのだ
俺は骨の髄まで運転手なのだ
居眠り運転してても目的地に着いてしまうのだ
これは本当のことなのだ
そんな調子で大きい事故もや ....
いつか君からもらった
手編みのマフラー

今頃になって
箪笥の奥から湧き出てきた

ボロボロにほつれてしまっていて
それはもう

今の僕らみたいだった

流れ 流れゆく時の中で
 ....
毎日涙を流しても平気だと言うな








































叶うか ....
ねえ おねがい

あなたが持っている
わけのわからないネタ帳の
一番大切な詩は
どこにも公表しないでほしいの

誰かが大きな声で
その詩が良いと言ってしまったら
きっとみんな同じ事を ....
太陽の光に 目が眩んだ

外に出ると
誰かと肩がぶつかって

紙切れみたいに
尻餅をつく

ぐるぐるまわる
早送りの世界に目が回って

いくらカウントとられても
立ち上がれない ....
今日は寒い雪の夜で誰の声もしないよ
もしかしたらもう世界で生きてるのは
たったひとりかもしれない

降り積もる雪で
もういなくなってしまった母と
とっくの昔に結婚した妹と
一緒につくった ....
0.0000000000001%の
ために

僕は今日も
生きてる
痒い

と気がついた時にはもう
君の影も形も見つからなくて

胸に赤くて丸い穴ができていた

血と共に全てを吸い取られ

僕に残ったものは
涙だけ
長い長い夢を見た

右腕の窮屈さに起こされて
見ると君が猫のように丸まって
僕にしがみつくように眠っていた

君を起こさないように
こっそり右腕を抜き出す

それに気がついて
君は ....
何もかもくだらなく思えてきて
途方もない真っ直ぐな道を当てもなく歩き続けていた

しばらくすると海が見えてきて
老若男女が海辺や海に入って楽しくやっていた

誘い込まれたように
気がつく ....
あなたは言った
「もっと頑張りなさいよ」

あなたは言った
「まったく君はだめな奴だぜ」

あなたは言った
「優柔不断な人って嫌いなの」

あなたは言った
「良かったら付き合っても ....
車窓の向こうが止まる
けれど流れている家や小道
その車窓のガラスに溜まっている
眩しい海は
俺と君が辿り着きたい瞳
そしてその光りに
その海に
今日は君の悲しみも揺れる

器用に生き ....
海を見に来た
レモンイエローが眩しい
無数の砂に混ざる一つの割れた貝殻を海が抱く
破片となった貝殻も
またこの地球上のどこかで冒険を

波の音は小さいほうがいい

汗無き対話で安定を望 ....
明日ははみだっ子たちの朗読会があります
今年の二月から高円寺の無力無善寺で月1回、基本的に第四水曜日に開催している朗読会で、
おれたち声を出してみようぜ!
声とことばを取り戻そうぜ!という会でし ....
ぼくらは原始時代とか例えば雷を恐れて、んで
いけにえとかささげてたわけじゃないですか
でもいけにえとか関係ないですよね
別に神が怒っているわけじゃなくて
ただ雷が鳴っているわけですから。

 ....
いつかきみと、


ぽえむ坂上で。



********************



世界中のすべての坂道を


世界中のすべてのくだものが

 
転 ....
七日目の夕暮れ
悲しみの中身は今だあなたへの切願なる想い
大切にしてきた海の滴が
少しづつ込み上げて重ねた後の唇を辿り
瞬きという時に忘失を委ねていた
 
いつも夕立が来たら虹を見る
そ ....
笑顔の底

瞳の夢

想う都


あの子が摘んだ紅葉

彼女の子供が摘んだ紅葉

どこまでも続く

想う都


そう想えばの夕暮れに

風は鈴の 音の 色を

 ....
高層ビルの近くにいるやつは震度21がきたとき全員死ぬ
ピザの斜塔のようなものがないサバンナでも毎日鹿がチーターに食われているんだから、死ぬんだよお前らは
アリコの保険に入ったやつは全員死ぬ
死ぬ ....
soft_machineさんのおすすめリスト(1853)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
その木を切らないで- みもる自由詩205-2-13
なにか- アンテ自由詩20*05-2-12
せかい- 馬野ミキ自由詩9*05-2-9
ふいるむ- 馬野ミキ自由詩505-2-7
自暴自棄- みもる自由詩305-2-2
- みもる自由詩205-1-28
こうかい、している- みもる自由詩405-1-22
長い夜- みもる自由詩205-1-20
しあわせ- みもる自由詩2*05-1-18
まあそういうことだ- みもる自由詩305-1-18
あいびき- みもる自由詩105-1-17
俺はトラックの運転手なのだ〜2- 純太自由詩1105-1-13
マフラー- みもる自由詩305-1-13
毎日涙を流しても平気だと言うな- 馬野ミキ自由詩805-1-11
一番大切な詩- みもる自由詩1005-1-11
シーラカンス- みもる自由詩2*05-1-10
雪の夜- ソラノツ ...自由詩1*05-1-9
大馬鹿者- みもる自由詩205-1-6
- みもる自由詩304-12-28
日曜日の朝- みもる自由詩204-12-27
海の住人- みもる自由詩204-12-26
みもる- みもる自由詩404-12-25
- 純太自由詩504-12-15
自然と自分- 純太自由詩304-11-27
はみだしっ子たちの朗読会〜意識の表層〜詩人の仕事- 馬野ミキ散文(批評 ...3+*04-11-25
にんげんのげんじつと未来- 馬野ミキ散文(批評 ...9*04-11-20
ポエム坂上#2- 馬野ミキ自由詩504-11-18
竿灯祭り- 純太自由詩9*04-11-14
想う都- 純太自由詩404-11-13
せいかつ- 馬野ミキ自由詩12*04-11-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62