すべてのおすすめ
煙草を一本、灰にするあいだ

曇りの夜空、見上げているのは

この道で自分がしでかしたことへの

悔いと純情を見つめるためなのだ


風のうわさ、本当にあるんだな

秋の雨はどこ ....
空は夜空ではない

星でもない

宇宙そのものだ

宇宙そのものから

虫の音が

降るように聴こえている


哀しみ

孤独

裏切り

不実

それらは
 ....
わたしの思考と身体が
世界と和解していたという事実!

サングラスをはずすと
世界が懐かしい光のなかにあった


サングラスは
ゴルフのときにだけすると決めている
サングラスがわたし ....
青灰いろの

ひかりのなかに愛人が寝ている

そとからは虫の音がしている

その不規則な音を聴いている

家族には嘘をついている

この関係は

肉欲と所有欲だけかも知れない
 ....
悲しみにはぐれて

頭だけで歩いている

まだ銀杏は緑いろだ

頭も肉体の一部なのに

頭は肉体と比べられている

肉体のほうが信用されている

それこそ嘘だ

坂道は薄曇 ....
まだ頭で祈っている
まだ全身で祈れていない

全身全霊だ

頭で祈っていることを体感している、というのもおかしな話だが
全身全霊とはよく言ったものだ
頭で祈っていると祈りは持続しない
 ....
あの国に住むひとは
薬の常習者が多いそうだ

先日捕まったりしたのも
あの国のひとたちからすれば
仕事の性格上?織り込みずみなんだろうか


ぼくはいま阿Q正伝を読んでいる
そこにあ ....
横断歩道をわたる秋の風

黄色いフラッグが揺れる

報われない悲しみなんて

この宇宙にあるのだろうか


この悲しみは

かつて宇宙が通りし道


横断歩道をわたる秋の風 ....
銭にもならない我が儘な奴は
はやいうちに見限るにかぎる

銭にならない奴に
銭の成木を任せていてはならない

銭の成木には
銭を稼ぐ奴を張り付かせておくべきだ

銭にもならない奴とは ....
融け合わない哀しみは

幸せを幻のように遠ざける

歩道にこぼれている優しい光に

薄い肉のような影が散っている

あなたからのメールに

意地になって返信している

僕のわが ....
スーツだけ着て陣中見舞いにゆく

待ち合わせの工場のまえで

仲間が来るまでアイドリングしている


日曜日の朝は夕方のようだった

なにかの追憶のようにも思えた

懐かしい空が風に吹かれている

悲 ....
秋の風がふとく吹いた

東京のしたの方に台風はあった

商店街は黄金いろで

人間の顔をしたひとびとが

ふとい風に吹かれて

黄金いろになじんでいるのだった


親を大切に ....
孤独でもないのに

孤独のふりをして

俺いまカフェで暖められています


○○さん、裏切られましたね、あいつら○○さんに、感謝ってないんですかね、

そんなんないやろ、でも、裏切ら ....
さやかで悲しい朝なのに

夏の匂いをかぎました

感謝でむせぶ朝なのに

黒いこころもありました


ひとのこころはどうも遠くて

応酬ばかりのありさまでした


さやかで ....
ぼくはあなたで

あなたはぼくで

そっくりそのまま

コピーしている

貼りつけている


ぼくの未来にあなたはなる

あなたの未来にぼくはなる


ぼくはあなたで
 ....
『顔を売れ』というアドバイスは、セールスなら一度は耳にしたことがあるだろう
『顔を売れ』とは、『人間性を売れ』ということだともよく聞く

では、『人間性を売れ』とはどういうことなのだろう

 ....
目には目を、歯には歯を、

このハンムラビ法典の言葉は

復讐法だとか拡大報復の戒めだとか

そんなふうに言われてはいるけれど

この言葉の連なりに

私はひとの悲しみを感じるのだ ....
ペットを飼うとはどういうことなのだろう

人間以外の生き物と一緒に住むということ

なぜ?

癒し?

嗜好?

ペットを飼うとはどういうことなのだろう

人は人によって癒されるべきではないのか


 ....
上海から帰国すると

仕事仲間たちと須磨の別宅に向かった

ビジネスになりそうなので

今から徹夜でパワポをつくるのだ

このプロジェクトのスポンサーは

明日しか時間が取れないの ....
まりあ、あーめん
あーべまーてる、まりあ、あーめん
あーべまーてる、まりあ、あーめん

キリスト者はその昔

神の物語に身を重ね

沈黙こそが愛なのだ

神の苦悩に同苦した

 ....
黄いろい光と影

田んぼ

新幹線でぶっ飛ばす

田んぼと田んぼの細道を

静かにまっすぐ銀の軽


その銀の軽が


ぼくに憑依してきた

軽の中では音楽が鳴っていた ....
ことしベトナムにいったときに

この穴にベトコンが隠れていたんだ、

という穴にははいらなかった

はいらなくて正解だった

狭い所が年々苦手になってきているようだからだ

きょう ....
八月さいごの夜の風

この世とあの世を

つないでいる価値観は

これでこのままで

良いはずなんだと祈りきかせる

八月さいごの夜の風

商店街を吹きわたる

球場ちかく ....
空き地はだれのものだったのだろう

サクもなかった

公園でもないのにみんな勝手にあつまっていた

土管にたまった雨水

そこにはオタマジャクシもいた

道ひとつはさんで玉ねぎ畑
 ....
こころが感じたちいさな興奮を

この世の片隅にあらわしてゆく

思考やこころで感じたことを

ぼくにはスケッチし直す作業が必要だ

セミが腹をみせて死んでいた

けったら生き返るか ....
異常気象というけれど

二十四節気はまだ狂っていないようだ

啓蟄にはたしかに土の匂いが漂いだすし

きのうは処暑で

あきらかに暑さが退散している

加害者づらしてエコを論ずるよ ....
なにか物足りない
一生懸命な女が好きだ

そとに出さなければ
かくし通せるせつない気持ち

でもこれは仕事だから
公共性のないことは言えない
通せない


悲しいとき
貫くべき ....
楽しかったよ。
4回くらい泣いたけど楽しかったよ。
○○さんさよなら。。。

むかしなら

ほんとうの気持ちを

ほじくりかえさなければ

気が済まなかった

楽しかったよ。
 ....
白いボールがカート道を跳ねて

金網のそとに出てしまうのが見えた

蝉が鳴いていた

蝉はずっと鳴いているに違いなかった

集中力をかき集めてもういっかい打つ

7番アイアンで打っ ....
田んぼの道ぬけて

山ひとつ越えて市街地に帰った

藍いろの街のひかり

遠くからだからかやさしい眺めだ


あのひかりの中でぼくは

ハードルを下げたまま生きているひとを

 ....
こめさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(267)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋の雨はどこ- 吉岡ペペ ...自由詩709-9-29
秋の宇宙- 吉岡ペペ ...自由詩1009-9-28
和解していた- 吉岡ペペ ...自由詩609-9-27
朝、秋を知る- 吉岡ペペ ...自由詩509-9-27
肉体の思考- 吉岡ペペ ...自由詩709-9-26
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩909-9-25
阿Q正伝- 吉岡ペペ ...自由詩609-9-24
- 吉岡ペペ ...自由詩409-9-23
人事について- 吉岡ペペ ...自由詩309-9-22
太陽の予告- 吉岡ペペ ...自由詩909-9-21
日曜日の朝- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...209-9-20
秋の風- 吉岡ペペ ...自由詩909-9-19
孤独のカフェ- 吉岡ペペ ...自由詩709-9-17
秋のリビドー- 吉岡ペペ ...自由詩1209-9-16
あなたの未来にぼくはなる- 吉岡ペペ ...自由詩309-9-16
人間性を売る- 吉岡ペペ ...散文(批評 ...309-9-13
ひとでしか癒されない- 吉岡ペペ ...自由詩1809-9-8
ペットを飼う- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...4+09-9-7
ハバネロ大王- 吉岡ペペ ...自由詩509-9-3
沈黙- 吉岡ペペ ...自由詩509-9-2
田舎道- 吉岡ペペ ...自由詩5*09-9-1
狭い話- 吉岡ペペ ...自由詩509-8-31
九月の調べ- 吉岡ペペ ...自由詩409-8-31
空き地- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-29
道端のスケッチ- 吉岡ペペ ...自由詩409-8-28
処暑- 吉岡ペペ ...自由詩709-8-25
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩609-8-25
別れのメール- 吉岡ペペ ...自由詩309-8-24
また土曜日はゴルフをしてしまった- 吉岡ペペ ...自由詩109-8-22
夜景の憂鬱- 吉岡ペペ ...自由詩809-8-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する