水面の歌う声
月をも遠ざける
まるみがかった夜の漣

騙された雲は空を去り
世界が空に包まれた
朝はもう 来ない

額のしわを撫でながら
小男が河原を跳ねる
青白い夜のざ ....
もう覚えられないよ
これ以上
きみ以外の なにを
忘れないようにって、願う必要があるの

自分のものじゃない心音を
この耳で聞き取るすべをさがして
そのときを夢に見て
いつか「とまらな ....
過去からも未来からも見捨てられた記憶を
棚の何処にしまおうか迷って夢にする

どこからだろうと
どこまでだろうと
真っ青な背景で僕は君の夢を見る


それはしあわせで しあわせで しあ ....
まっちをすって
何が見えるのかと聞かれたときも
ただもういないおばあちゃんが見えるのと
悪い男達をだましたの
まっちを売って
ご飯なんか手に入らないから
わたしの無垢だった心を売って
世 ....
もう何も視たくは無いのだ。


赭い花を手折りたいと思い、庭へ降りたは良いが
一面の花の群れにふと恐ろしく成ってしまう。
どれを選んでも
触れた途端に枯れてしまいそうだ。
其れを嗤って見 ....
それは天へ向かって続いているのか
ほの暗い奈落へと続いているのか
立ち止まった時、よく考えてみるがいい。
自分がどちらを選ぶべきなのかを。

その夢のように美しい線上で。
淡い紫煙の霞 ....
夏は逝くのだと思う

春や秋冬は毎回 同じものが回っているのに

夏だけは毎年燃え尽きてしまうのだと思う

少年の肌や少女の心に深く爪痕を残して

印象づけておきながら

潮のよう ....
みたいに捨てられた

みたいに捨てないで
みたいに呼ばないで
みたいに火をつけて
みたいに灰にして

のように意味はなく
のように生きている
のように分けられて

ごめんなさい
 ....
君はなぜ 歌う?
                         あなたがいるから
僕のために?
                         あなたと、あなたの好きな人のために
もう会 ....
各駅停車の鉄道がはたらいている
ひとの数だけ
想いの数だけ
星空のなかで
各駅停車の鉄道がはたらいている

天文学には詳しくない僕たちだけれど
きれいだね
しあわせだね
このままでい ....
蒼空と云う檻に閉じこめられて居る
手に触れるのは薔薇の棘や蔓草の葉
足下の土はひやりと冷たく
……いつから此処にこうして居るのだろう?



一切の物音がしない透明な檻の中で
 ....
夢を見た

声を聞いた

{引用=流れ星に願いを。。。}

夢の中で
共に願ったその言葉を
私は一生忘れないだろう。。。



運命と欲望を
波打つ海に捧げた

それはま ....
詩人は動かぬ旅人
時には持ちきれないほどの荷物を
時には水筒一つを
大事そうに持っていく

旅先であった女を
触れ 撫で 愛し
そして闇に押し込み
またどこかへふらふらと ....
あなたが笑えと言うから
わたしは笑います

あなたが側にと言うから
わたしは側にいます

あなたが泣けと言うから
わたしは泣くんです

わたしはあなたのお人形
わたしがあなたを好き ....
とりあえず、ではじまる朝の洗面所嘔吐している昨日の夢を


長いながい蝶のねむりをほどくとき薔薇の二文字のほころぶを言ふ


とうもろこし畑に無数の歯は落ちて兄弟喧嘩に暮れゆく夕陽

 ....
透明な音にみちびかれて
きょうもわたしは海へ向かう

波音ひびく海岸に
さよならをいうのだ

しろいすなの間にみえたのは
しろくろの貝殻と忘れられたビー玉

すこしだけはしってみ ....
透き通る水色のふただった

おそらく夏に気づいたせいでしょう

見上げると光るその水色が
海の底でなくなったとき

少しなつかしい
バースデーケーキの香りがした


透き通る水色 ....
生まれた星の名を偽って
彼は君に会いにきた

火星あたりで迷子になって
彼は君に会いにきた

大気圏で火だるまになって
彼は君に会いにきた

着地のときに骨を折って
彼は君に会いに ....
忘れてく?君の名前も星空も 綺麗なコトだけ知っているのに

そうやって淋しさばかり嫌うから笑顔も忘れそうになるのよ

切ないは口癖にしちゃいけないと思ってたんだやっぱ切ない

君いない夏 ....
表面張力で水面が曲線を描く
もう一滴で壊れてしまう
僕のいちばん満たされた形は
いつも終わりと背中をあわせで

たとえば真っ暗な浴室であるとか
たとえば真っ赤な欲情であるとか
唐突にはじ ....
青空ではさんで食べる人間味サンドイッチは夜空の口に


教科書の意味を持たない言葉らが飛び立とうとする深夜のふるえ


君のことだけで育てたまっしろな花は胸ごと焦がして枯れた

 ....
さくら かんざし
あかねの 鼻緒

ねむりの いわおに 
腰かけ
仰ぐ 


ちり ち り りん
金魚の尾ひれが 
風鈴を蹴る

ちり ち り りん
黄色の帯と 
左手 
 ....
過去からも未来からも見捨てられた記憶を
棚の何処にしまおうか迷って夢にする

どこからだろうと
どこまでだろうと
真っ青な背景で僕は君の夢を見る


それはしあわせで しあわせで しあ ....
まったくの無意味でできた世界でも
君との出会いに名が欲しい 何故?
うまく笑おうとすれば
すっかりゆがんでしまったのは

自分の心だと気づいた

小さい頃
クレヨンで描いた自画像は
まるで似ていなかったけれど
それはきっと

心で描いたからなんだ
 ....
ぼくはのびていく
ひとはゆびをさして
うそつき
とわらうけれど
もうききなれているから
だいじょうぶ

そのうち
のびて のびて
どんどんのびていって
あのへやに
とじこもってい ....
ぼくらはあまりにも醜いから
醜いから誰かに会うことが恐くて
となりの惑星にさえまだ行く勇気がない

そんな醜いぼくらのせめてもの救いは
この星にうたがあるってことだ
どこを捜しても どこを ....
悪しき手に触れられることなく
 その卵は
  産み堕とされた


卵は安らぎの温度の中で
 夢を見て
  眠っていた、

いつか目覚めれば消えてしまう
 淡い夢を
  ちいさな身 ....
まるい月がきれいで
銀のスプーンに いっぱい
きらきらと


甘い匂いが広がる、夜


ブルーベリー色の空を

 すくうフリをして
  
トーストに 魔法をかけてた
     ....
指先なんか不器用でいい

鍵盤が求めるものは
迷いを持たない、その
指先の重み


ねぇ、

清らかな雨の注ぎに
いつまでも耳を傾けていたいの、




おはよ ....
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