すべてのおすすめ
あおと
おれんじの
その
すきまの
やさしさと
せつなさが
いりまじった
なんともいえぬ
いろに
ゆうわくされ
こいにも
にた
かんじょうが
にじみでたことは ....
雨、
雨音
ヒグラシのリズム
おもむろに始る
朝のデカダンス
雨が沁み入る
抗体のしきたり
生き足りて苦痛です
滅落して遊ぶ生態は
蓄音機になりたいのだ
潰されない虫に ....
はやくおとなになりたくて
せのびしていた
あのころ
そして
いま
あんな
じだい
に
もどりたい
と
まどぎわで
あしをなげだし
そらをみあげている
ながいあいだからっぽの
まどぎわの
たなの
うえの
すみっこに
おいてある
きんぎょばちの
なかで
おどっている
きみの
すがたを
すがたを
すがたを
....
くもひとつない
あおぞらも
すきだけど
よるにみせる
ふかいあおが
もっとすき
ふかくて
ふかくて
ずっとみてるうちに
くろにかわって
でも
そんなへんかにも ....
しあわせをしりたいとき
かなしみの真ん中に座る
つめたい池にうかぶちいさな小島で
月を抱くようにみあげる
うたをうたうことも
愛をささやくことも
記憶を掘り返すことも
夢をえがくこと ....
花の表紙のノォトの中に
それはそれは
大切な風に書かれていた
日記であったのか
詩であったのかも
定かでない
淡き恋の想いについて
吐き出された拙い言葉の塊
まるで ....
ふぅっ
と
ためいきをつく
うつむきかげんに
なりがちなかお
ちょっとがんばって
あおをみつめて
あおにむかって
はきだされたそれは
やがて
くもになる
まっしろ ....
あなたのみみたぶのゆめをみて
そのあとにあたしは
みしらぬ土地にいた
花の咲かない土壌にまみれた
春の匂いのする かわら
あなたはかぜをひいたといって
うすくらいへやで
ゆるやか ....
あまつぶが
ぽとりぽとりと
じめんにおちては
きえてゆく
おちては
きえて
きえては
おちて
そのなかの
ひとつぶに
わたしの
なみだが
ぽとり
でも
そのあま ....
灼熱の夏のうらがわで
たいようがかなしげにゆれているのを
みのがすひとにはなりたくなかった
カラフルなひよこがちいちいと泣く
こどもがそれを買ってとねだる
ゆかたのわたしはそれをみて
....
もくもくの白さに
うるさいぐらいに蝉時雨
目をつぶれば 見えてくる
オシロイバナで化粧した
チョコレート色した 天使達
とうみつの甘さ
シャ ....
閃光と爆音が果てしなくつづく
長い長い夜だった
終戦前夜の静かな港町に
これが最後とばかりに
ありったけの爆弾が落とされて
夜空はまるで夕焼けのように
真っ赤に染まったという
....
{引用=
聴こえますか?
ぼくは
ここにいる
長く
暗い
チューブの
中を進み
迷い
傷つく
自由さえも
奪われ
空っぽの
宇宙に
吐き出された
聴 ....
戻れないものとわかってはいても、
何故か振り返ってみたくなる。
わたしの歩いてきた線路の脇に
また他の誰かの足跡か
わたしの軌跡の足跡か
勝手に育った草花なんかが 咲いててくれた ....
きらきらした
しずくが
そらからおちてきて
てをのばしても
とどかずに
じめんで
ぱちん
とはじけました
どうして
もっとはやくに
きづかなかったんだろう
もうにどと
うけ ....
四六時中の想いは
必要以上に
君と僕とが不可欠だから
必ず壊れてしまうよ
はぐらかそうって魂胆じゃなくてさ
短命に舌鼓は
哀しいなって思うんだ
ほのか ....
左からきた電車の窓に
私たちの姿が
映る
映る
あなたと
私との距離は
そうか
こんなふうなのか
それは
なんだかとても自然な
風景のようで
まるで
あなた ....
言葉が降ってくる、というのは
よく聞く表現だけれど
その降ってくる様子を語る人は
あまりいない
例えば ざあざあ、だと ....
ついてゆけないから、
ここに座って、
みんな眺めているよ。
あれからずっと開いたままだから、
話がしたい時は、扉をノックをしてくれないか?。
ここに座っ ....
待っている間はいろんなことを考える
{引用=笑ってるあの子供はかわいいな
今通った恋人同士の彼は好みだったな
さっきのおばちゃんはじっとこっちを見てた}
いつの間にか人間観察になってしまう
....
{引用=
AM6:10
ぼくは、
まだ
終わっていない
昨日から
もう
始まっている
明日を
眺めている
....
買い物袋から
オレンジが転がったのは単なる偶然で
私の爪の端っこに
香りが甘くなついたのも単なる偶然で
果実が転がり出さぬよう
そろりと立ち上がった頭上に
飛行機雲を見つけ ....
永遠の意味なんて知ることは無い
この先ずっと続く道を永遠と呼んでいたとしても
その道だっていつかは終わる
だから意味なんて、無い
言ってしまえば
終わらないものも
始まらないものも
....
指先なんか不器用でいい
鍵盤が求めるものは
迷いを持たない、その
指先の重み
ねぇ、
清らかな雨の注ぎに
いつまでも耳を傾けていたいの、
私
おはよ ....
なにもかも手に入るわけがない
何かを得る為には
何かを犠牲にしなければならない
本当はもう、気付いているんだのに
深くまでつづいている
いつか見失った道の先にある、森で
夏の日
ぼくたちは、生まれた
頭上には空があった
ぼくたちと空の間を通り過ぎてく風があった
ふりそそぐものは、光
光とも見 ....
心ゆくまで涼もう
誰も居ない そして
自分も居ない処で
余白は
空
何色に
見えるかは
ボクが
決める
コトバは
雲
何の形に
見えるかは
ボクが ....
私だって
いつかは私になれるだろう
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