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帰り道は
昼の天気予報どおりに
激しい雨
ふと視界に咲いた銀色の傘を求めた
縁取り、白
フレームは銀
それを広げて歩くのが
今日の雨にはふさわしく思えて
....
ふう
夏が終わろうとしてる
僕はきみと
冷たいキスがしたくてさ?
氷の入ったグラスから
たくさんの水を飲んだ
そしたらハラグアイが
少しね
夏の終わりは
そんなアンニュイ
仕事帰りの溜息と
一緒に開ける玄関に
がさりと音立てるチラシ広告に隠れて
茶封筒がひとつ
独りよがりな祈りを
天使は聞き届けてくれたらしく
それは
ご褒美のように
届い ....
届けられたのは
便箋にして二枚の
こころの欠片でありました
丁寧な挨拶の他には
少しの友情のような気配
けれど
こころ火照らせるには充分な
あなた ....
眠りの森から
グリーンスリーヴスがきこえてる
泣きたいキモチも
重たいハナシも
今日のところはこれくらい
最後の章節終わる前には
カーテンを引いて
....
花の表紙のノォトの中に
それはそれは
大切な風に書かれていた
日記であったのか
詩であったのかも
定かでない
淡き恋の想いについて
吐き出された拙い言葉の塊
まるで ....