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ほら
落陽に絡み付く
銀のキラキラが
笑ってるね

また僕蝶々になる
碧の光の海を
いつまででも

音の無い部屋の
小さな白い少女
テーブルの上に
並べられた
真新し ....
咲蠡の哀畔
エインフィリア燗風
十六夜
黄金糖のクラヴァン迸る
二条のまなめ
可細き服飾と乙女
純真のブーケ
六月の吐息をくぐる

響かぬ
スワロの結晶体
ひと頃逢瀬に躊 ....
簡易なグラスに
少しだけ
少しだけでいい
けだるい夜の
インディペンデンスに乾杯を

天文棟は退廃
ブルジョアを嘆く
疾走のエレガントドレス
頬風を斬れよ
サザンカ
十字 ....
羽がはえる
墜落をも抱き込み
くちびるが歌う
ながい夜の
電灯がうるさすぎて
実感にしないと
うまれ得ない

とどけた瞬間
いったい何年前の
扉をたたいた

むかえ入 ....
あるきつかれた鄙びたモーテル
きみは背のたかいテーブルと椅子に
ぼくはその向かいから
きみをぼんやり眺めていた
ふるい鉄マドから差し込む
外界のひかり
照らされ
スパゲティーを丁 ....
水輪くるくる廻す
小春のきまぐれ
金粉は乱射を
泳ぎきり
ヒバリの墜落に
透明を繋いだ
柔らかきくちづけも
いつしか

斜光貫かれ
ひたむきと微熱
すぐ
もうそこまで
 ....
もう一度ひとみをひらいた
ぼんやり ひかりの様子など
きにしながら虚空に憩うなら
はくせつの霊峰からりんごをおとした
いつかの風がかえる

美しい絵画のような木洩れ日
花通りで泣 ....
虹色をきみにこぼした
そらを云うほどは見上げてなかったから
ことばが透明な箱の中とうとつにうまれた
星色の媒介をみおくる
海をきくほどは閉ざしていなかったから
瓶をゆらした琥珀のひか ....
うつくしいせかい
それは雨上がりの紫陽花が
ブローチのようにも見えた
あのひのきみ

うつくしいせかい
靴ひもをしばる指先に
生活へのかげり
夕方のきみよ

歩ける先には
 ....
白びかり記憶の母胎に孵り
廃絶したお前の空が瞳を覗き込む

空襲に焼け落ちたような是空
一呼吸遅れた廃艦のパヴァーヌは
憂愁を吐き出し
幾つもの波風を舌に絡めた

凍りつい ....
あなたを想いだす
その限りない閉鎖の表情で
おおきく柔らかな時間の傍ら
水桶に冷えた胡瓜のように
あなたはそこに在った

変わり逝く影象に飛び込むシソフレ二―
いのりは膨大に ....
千波 一也さんのキメラさんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
メタフォル- キメラ自由詩606-12-14
恋心- キメラ自由詩406-12-8
ドルアーガー- キメラ自由詩506-12-3
エクセリオン- キメラ自由詩606-11-1
そして小さなワルツ- キメラ自由詩506-10-31
ミッシェル- キメラ自由詩406-10-23
クレア- キメラ自由詩606-10-21
リリィ- キメラ自由詩606-10-20
うつくしいせかい- キメラ自由詩306-10-16
メモリーズ- キメラ自由詩406-10-10
ムーンライト- キメラ自由詩506-10-8

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