すべてのおすすめ
今朝すれちがった女の子のビニール傘の
持ち手の色は雨の街に浮き立つ人工ピンク
沈むことのない色をのせてまわる世界で
雨にも負けズ人類は渇く

ピンクというのはなーんか迷っている色
赤と白の ....
オッパイで狂って
オッパイで狂って
どうしようもないくらい
前後左右からスペクタクルクルミラクルで
窓を閉め切って
明かりも全部消して
オウンゴール!オウンゴール!と
叫びながら
私は ....
ほんとうに抱きしめるときは少ない
いつもは適当なの

腕や体の温かさは変わらないから
大丈夫
妻と二人で梅干を漬ける
台風が近づいている
空はまだ晴れているけれど
窓から入る風は生暖かく蒸し暑い
梅の実の良い匂いがする
水洗いした梅の実をタオルで一つ一つ拭き
ヘタを楊枝でほ ....
花びらを散らした
プリーツがはためいた
折り目に畳まれたストップモーション
フロントガラスがクラッとする
FENは聞かない
ウェザーリポートはきらいじゃない
アメリカ軍はレインシャワーをし ....
亡霊の色をしたヘッドライトが、だらしなく
光る尾を断ち切れないまま、23時の速度を更
新していくこの瞬間に、ハイウェイですれ違
う時のスピードで、出会って、触れて、離れ
ていく二人を、ストロボ ....
だまになってしまったその、ゆうぐれをまとめながら
左手の指輪で料理を作っているママが
味見したものはすごく
寝ぼけた味でなまぬるかった

あたしがママのすみっこで
ため息をつきながら、ぱん ....
たった一回のエッチで卵子にたどり着くからいくよ

十八回裏2アウトランナーなしの場面で咳払いしながらバッターボッ

クスに立っていくよ

振りかぶるピッチャーのモーションの彼方

ぼく ....
馬鹿ターボ
全開で帰宅する俺
髭をたくわえ少しワイルドな俺に
おかえり、を言う娘は少しワイルドな俺に少し慣れ
一番星が出始めた空の下で縄跳びの練習中
綺麗でしょ、綺麗でしょ
いや、 ....
食べたい
これ

食べたい
これ

殺して
食べたい
これ

私だけのものにしたい
しらないにんげんのはだかをみている



ぼくはしらないにんげんのはだかをみている



そうして彼女がおってきた傷や



トラウマについてかんがえる



乳輪を見 ....
けっきょくのところ
電光掲示板が時を刻み
一秒が正確に積み上がり
気がついたら明日になり
気がついたら年が替わり
華々しい花火が上がり
アーチストが絶叫しても
ただ今日が過ぎゆくだけで
 ....
それなのに
知らないリズムだ
ヘッドフォンから
グレーの土手を
吹き上げる風をR/L
掬いとる
冷たい鼓膜
乾いたロック
冬をもう少し浴びていたい
サイドウォークは選ばない
影を広 ....
雨の粒たちが描く
池の波紋を見ながら
保育園からの帰り道
娘は赤い小さな傘をさして
唇をぎゅっと結んで

最近、娘の話題といえば
明日の遠足のことばかり
弁当のおかずの注文 ....
大通りに
白き牡丹を見つけたならば

飼い主の顔を覚えし お犬さまが

「暮らしたら犬を飼おう、君」の声が

「君」


犬をなでれば 君は

尻尾の先に

「花を持って ....
覚えてる
迷ったときの指先のちょっとした仕草とか
暑い室内でむっと漂ってきた身体の匂いとか

正午、君がサイレンの口真似をすると
僕らは作業を中断して
いつも小さな昼食をとった

今日 ....
蛾か何かの最後尾が
視界の斜め上をかすめ逃げ去る場面、に似た
或いは、目尻の痒みにも似た
地下鉄の、蛍光灯の、黄緑色の、光芒の
消える寸前の瞬間と消えた直後の瞬間、との
交互 ....
嗚呼..

みそカツが食べたいかもしれない


そのとなりに 

細く細く切られたキャベツの千切り

マヨネーズ 

豆腐に「す」が入っていない味噌汁

キャベツとニンジンの ....
来た。リアルストリート来た。
マジ来た。伝えたくなった。
今出川。相変わらず今出川。
リアル出川。モテなさがリアル出川。
結局出川もタレントで。
そういうキャラを作っていたんだ。

出た ....
夕べ 腐った天ぷらは
生ゴミとなり
土となり
芽となり
葉となり
猿となり
類人猿となり
赤ん坊となった
息子

どっかで間違えたらしい
ビタミンB

カミキリむしのC

ジャイアンのA

目玉焼きのK
に殺されるので
メガー!!

爆発するメガー
爆発印の常識米
食べ過ぎて
腹が膨れて
爆裂弾 ....
待って、待って
と言いながら 母はついてくる
最近 少しは 歩けるようになったみたい
けど、台所で お米 をとぐわたしにむかって倒れこんできた母は ふわ り として
枯れた 木 のにおいがした ....
はじめのズン類はふたりでした
手をつないでいたから間違いありませんでした
トリとサンサスンスンといいました
なまえをつけたがるのは神さまのわるいクセでした

ふたりのズン類は丘のうえに立 ....
ある時
うさぎは
森の中を
大声で叫びながら
走っていた

「たいへんだ
 たいへんだ
 ぼくはおおきなゆううつに
 おしつぶされて
 しにそうだ」

動物たちには
「ゆうう ....
誰もいない練習場に行こうぜ。
フォワードになれなかった俺と、
ゴールキーパーになれなかったお前と。

みんな試合に行ってしまって、
クズみたいな俺達だけが残る練習場に行こうぜ。
ユニフォー ....
なんか今にも盗れそうだ
すぐにでも剥がして
あんたにあげられそうだ。


風景は無期限にあえぐ
霧のコンビニエンスストアで
何も切り取らずに
五感を放置する

人妻
首長竜はそ ....
ぼんやり東京をながめてた
ビルの匂いがした


いろ つや かたち
小瓶をさかさにして
こぼれおちるこげ茶色のおんしょくを
君にたむけて
ピンクの舌でふれる液体
冬の匂い

ぽ ....
とある屋台に座ると
目録には
 ラーメン
 日本酒
 ビール
そういったものの他に
 月
があって

「この月はなんですか」
と聞いたら
真っ黒などんぶりに
水を並々とそそがれ ....
今宵まわそう夜風のぶるうす
電気らいとをかきわけて
おそらおそらとくぐりぬけ
よそのくにからボンジュール
ろくでもない夜風のぶるうす
ふきぬけろ よ遊んでないで
シャッターのふるえるさむさ ....


あのお姫さまみたいにうそぶくあなたのその声の中では
死んでしまった方が、良いのですか
初めてそんなことを思いながら
今日もピンを刺します

このピンでは、手のひらを
1センチだけ ....
大覚アキラさんの自由詩おすすめリスト(637)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人工(じんこう)ピンクス- 河野宏子自由詩7+05-3-24
オウンゴール- マスイジ ...自由詩8*05-3-17
ほんとうに抱きしめるとき- チアーヌ自由詩205-3-10
梅干- たもつ自由詩32*05-3-9
風なのか、- バンブー ...自由詩405-3-9
深夜高速- イグチユ ...自由詩305-3-8
ママはたぶんこの先で- みい自由詩12*05-3-4
いくよ- 馬野ミキ自由詩505-3-1
団欒- たもつ自由詩2505-3-1
独占欲- 自由詩5*05-3-1
不貞- 馬野ミキ自由詩605-2-23
十二月三十一日- 紫音自由詩2*05-2-22
#JUMP- バンブー ...自由詩405-2-22
願い- たもつ自由詩1005-2-20
花と犬- 山内緋呂 ...自由詩605-2-17
サイレン- たもつ自由詩3605-2-16
擬態の森- A道化自由詩1005-2-15
ドライブイン- 蒼木りん自由詩2*05-2-15
今出川- マスイジ ...自由詩7*05-2-14
進化の過程- 加藤泰清自由詩405-2-6
メガー- あおば自由詩3*05-2-5
からすとゆき- 吉原 麻自由詩4*05-2-3
へそと歴史(ボイン編)- 角田寿星自由詩505-2-2
言うだけならタダ- 煙と工場自由詩705-1-24
フットボール_アンド_サンセット- イグチユ ...自由詩105-1-23
色エンピツ- 瓜田タカ ...自由詩305-1-23
ガル手帳結合の冬- 不老産兄 ...自由詩505-1-20
文明開化の音を探す- 煙と工場自由詩605-1-20
夜風のぶるうす- 不老産兄 ...自由詩105-1-20
ぬるっこいサンプル- みい自由詩25*05-1-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22