色あせた テーブルクロス
フローリングの しみ にがおえ
かめ 観葉 ひっかききず
マグネット パンきり包丁
かいだん 畳 VHS
瞳より小さな 家
手のひらでころがる 家
宇宙の塵 ....
*
私は玩具よりも工具が好きな人間でしたので、
虚しさなんて、いつも通り越して、
夜ばかりが自殺願望の栄養でした。
甘い食べ物みたいに、夜は運ばれてきます。
言葉と鉄の清さだけが私の宗教です ....
君がここを去り早三年
どう?ここ居心地は?
いいけど、楽しくない!
どうして?
感情がない!
ただの粒として、漂うだけ
100万年、1億年もしくはもっとかな?
....
宇宙船から地球を覆うオーロラを見た
こんなに神秘的で美しいのに
権力者は領土争いで殺戮破壊を繰り返す
地球に戻りたくないな
ゼロから宇宙でやり直せないだろうか
せっかく生まれてきたのに
....
神在月の街の空
どんよりと重く
昼でも昏い出雲の空模様が
一転して晴れて
雲間から金色の光が差しこみ
世界は開かれ
まぶしい力を浴びる
海へと下っていくカーヴの続く道の途中に
目的 ....
こっそり
言葉を綴る
背中から這い上がってくる言葉を
鳩尾にぶら下がっている言葉を
こっそり
言葉を綴る
毛細血管が吸い上げた言葉を
消化して易しくなった言葉を
こ ....
心の隙間から空があふれる
ダメだよ
縫い合わせた糸を
ほつれさせてどうんすんだよ
夕焼けをうつした瞳に
まっすぐ見つめられると
足がすくむ
恋心に
逃げだしたくなる
ダメだよ
貴方 ....
夜の底で櫻が燃えてる
触れなば散るらむ風情で
ほとほと と
このままいっせいに散ってしまえば
黄泉比良坂の道のりも
仄かな明かりに照らされて
淋しい騒めきを鎮めてしまう
櫻の散り際 ....
野原を一頭
仔馬が駆ける
白いのを噛み
黄なのを食み
青々跳ねる
どれも好きだから
どれも選ばない
あるほうが嬉しいから
あっていけないものはない
どうしてみんな
光になってはねか ....
ねぇ月さん
会いたかったんだ
知ってた
君はずっといたこと
会えたのがうれしくて
たくさん話したいけど
どこから話せばいいんだろう
いったいどうしたんだろう
夜になったら会えるのに
....
チチンンププララ
風の強い日物干し竿が落っこちた
追い風吹いて
あさってまで飛んでって
羊水の海にドコランブッコ
漕いでこいでコイデこい
VO5もまっつぁおに
ドロリと溜まって落っこちた ....
やはりどうしようもなく冬は来るから
仕方なく 誰もが冬の装いに着替えてゆく
その「仕方なく」の先を
女は探している
探しても やはりあの夏は
忘れられないから
女は自らの髪の栗色の輝き ....
永遠の価値が
涙の中に見つかった
誰が涙を止められる
私は止めたくなんてないんだよ
君への心が
私を泣かせる
空を雲が
流れていく
思いを投射して
真っ白な雪に
眼がくらむ ....
○「暴走トランプ」
トランプ大統領が
逆走している
ブレーキとアクセルを踏み間違えている
誰も止められないから
衝突するしかない
○「冒頭解散」
働いても働いても働いても
わが自民 ....
ざわざわと わざわざさわる 災いに
果てしない派手なハテナが跳ねていた
しらんなら しらべなあかん しらんけど
屁みたいな理屈を尻から放ってる
藝術の熱い勢い熟 ....
あの機械ですら、あの機械ですらです。ええ、そうです。あの機械ですらです。油もささずに動かし続ければ壊れてしまうのであります。
これは厳然たる事実でありまして、この厳然たる事実が指し示すことは、ただ一 ....
闇を聴く
しんとして静かな
冴えかえる闇を。
闇を聴く
しんとして静かな
冴えかえる闇を聴くと、
よごれにごっている私のこころが
うきぼりになる
けれど
私の終りを思うと
闇に ....
○「へその緒切断」
人はみな
へその緒を切られてから
ずっと繋がる先をさがしている
○「格差社会」
僕たちの子どもの頃は
まわりがほとんどみな貧しかったから
さほど不幸とは思わなかっ ....
シのグンタイが
カッツカッツとゼンシンする
ゼンシンを震わせて
カメラ映りを気にするように
人間のメを気にするように
人と人の間のメを気にするように
己のメを気にするように
体の中に ....
あなたと夜更かしして
テレビを見ていると
深夜のTVショー
という番組が始まり
あなたが出演していた
体当たり企画、と称して
あなたは様々なことに挑戦していく
百人分のカレー ....
当時お会いしたのは97歳?もう少しお若かったかも知れません。
他界されたご主人の写真が
こじんまりとしたテーブルの
私の左
彼女の右で
笑っておられました
ご主人は建築士で、この家もご主人 ....
書きたい
書けない
どうしても書きたい
書けない
本当は書かなくてもいい
だから書けない
でも書きたい
書かなければならない
表現というものが好きだから
書きたいのだ
しか ....
花が咲けば君は笑う
四月
爆弾の雨が降る
そのうららかな崩落に
ヤツデはしおらしく
君は鳩のまま
お昼寝をしていられると
そう思っていたんだね
ミルクティーのなか溶ける角砂糖
幻想が ....
蛇口からあたたかいお湯が
無限みたいに注ぎます
キュッと締めれば
あたりまえの奇跡ができあがり
ばばあはそこに
枯れたからだをゆっくり浸す
ありがたいありがたい
ばばあのいうことに
....
腕時計をちらちらと見る
プラットフォームで
君を乗せた特急列車を
今か今かと首を長く待つ
ドアが開いた
が
君の姿がない
その時
後ろから肩を叩く音 ....
紫陽花のかたわらで
ハコニワのようにおきてしまう。
灯台はまだ点っていない
午睡の窪み。ぼうっと燃えている。燃えながら、
消灯された都市模型が。ひとつも やけない
そこではなく、そこで ....
産み出すものゼロの
形だけの笑顔が
金平糖みたいな星たちをみ上げて
うすく笑ってしまっている
小雨は降り
瞳のなかにもはいりこみ
まるで純粋なだけの
うすい涙みたいになる
....
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鍵を見つけたよ
扉を見つけたよ
鍵穴を見つけたよ
扉を開けたよ
なんてすてきな世界
靴を覆い隠す
くる ....
やさしさもつめたさも中途半端で
特別デキるでもなくデキないでもない
平均点を抱えながら
ごまかしごまかし歩いてきた
照りつける空の下で
褒められたもんじゃないよ
綻びをひっぱれば
....
幸せとわ何だろうか
生きているだけで幸せ
欲望を満足すれば幸せ
暴走する貪欲な欲求
突然襲いかかる虚無感
噛みしめる孤独感
頭の中で追っかけっこす ....
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