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この世界は 明日終わって
僕も君も 塵屑となるんだ

心の奥では慌てて
不安を隠せないでいたとしても
通り過ぎてゆく人は 皆

平然とした顔で歩いている
ただ 皆
 ....
        舞い散る雪はどれも均等に白く
        ぼくの体温を盗むほど 冷たい

        吐く息は白くて、
        ぼくを付けてくる足跡すら白い
     ....
残念でした。もう少しだったんですけどね。ほら、あなたの回答にはひどくムラがあるのです」

市役所が募集した屠殺係の試験に落ちた
受験者はどれくらいいるだろう
市民グランドに学校机が6つ
その ....
自分が死ぬの怖いからって
人の尻を何か書類で叩いて、殺させてもな

そんなの相手にしてられないが、だからといって俺だって
毎日何かを殺しじかけ
だからな、だのにね、殺したくて、生かしておく、 ....
そうですね
貴方の言うとおり成す術も無い子供です
そうですね
貴方の言うとおり常識の無い人間です

だから
どうしたというのですか?
それを
個性とは認識できないのですね
たんに
 ....
きみは

ぼくたちがきちんと

ちきゅうにあしをくっつけていられるのは

くつのおもみのおかげだ

ってことを

しらない

ためしにくつをぬいでみな

きみはふわわあ ....
さっきまで
ともだちと遊んでいたのに
気がつくと
周りには誰もいなくなっていた

薄墨に暮れていると
むこうから
母が サンダルばきで
必死に走ってきてくれた


家へ帰る 道す ....
目の前で死にたくないって言った人がいた

目の前でただ泣いた人がいた

目の前でしょうがないって 苦笑いした人がいた

目の前で二日徹夜だよって 疲れた人がいた

目の前で転んだ人がい ....
できなかったことばかり書いたやつの感想に
やさしいですねともらいました
やさしいですよと答えましょうか
月曜日に滑車が回り出して押し出され
火曜日に半分寝たまま準備をして出発
水曜日に到着して見上げると青い空
木曜日に煙と風がやってきて
金曜日に夜になる
土曜日にあいだを見つけて寝転がって
 ....
私は怒りを押し殺し
私は悲しみを隠してる
見せたくないから

弱い場所だから
醜い姿だから

私は感情を殺そうと首を絞め
感情も私を殺そうと私の首に指を絡めて

ゆっくりとお互いに ....
僕 鬼はやらないよ
僕 隠れている方がいい

僕 呼ばれても返事しないし
僕 うまく隠れるもん

「君!お尻が見えてるよ!」

「えっ!ほんと!?」

「みーつけた・・・」

 ....
交差点で白いす・うどんに呪いをかけている
たくさんのうどん屋の店主
ただひたすらに紙を排出する事務機器の前
笑いすぎて釣り合いがとれなくなった僕の右と左側は
吸い込まれていく 具の ....
             ぼくの短い両腕じゃ
             半円だって描けない


             手をつないで欲しいんだ
             き ....
一日の終わりに
シャワーの蛇口をひねると
十二時のひずみから
しずくが落ちる
窓枠の
カタカタ
と鳴くのもよそに
通り過ぎたのは
秒針で


洗いながしたのは
遠い遠い
約束 ....
卵鞘を尻にぶらさげて
わたくしは台所をうろうろしている
交尾した記憶はないので
卵鞘に包まれた卵は無精卵だとおもうのだが
卵鞘の内部からは
なにやら声がきこえるのであった

ああそういえ ....
要るもの、
要らないもの、
要るもの、
要らないもの、

ねぇ
そこの、おにいさん

要らないものを別の誰かが
要るもの、
要らないもの、
要るもの、
要らないもの、

ね ....
床屋から戻ると少年はいつも
美しい母の鼻先に
散髪したばかりの頭を近づける

あら、大人のいい匂いね

それでも早めの夕食が終われば
母は仕事へと出かけていく
男の人のもっといい匂 ....
盲目であることを知った

ふと
砂嵐の画面に吸い込まれた

夜通し泣いたら疲れて眠ろう

朝には
全部忘れているだろうが

当たり前に 夜は来る

僕はただ
真夜中の中間点が ....
 
「痩せたけど変わらないね」
いつの間にか 貴方が目の前に立っていて
そう言うから ぽろぽろ弱い涙零れてきて
微笑んだ貴方の顔が見えなくなる
思い出は何もないふたりなのに
涙の零れる訳が ....
あなたが今夜あの子に目をつけてることは
すぐにわかるよ
わたしの前でも堂々とやるんだね
それとも気がつかないとでも思ってるのかな
まぁどちらでもいいや
そうかあの子ですか
顔も学歴も体型も ....
人の少ない下り電車で
少しずつあの日へ帰っていく
遠いことへ、遠いものへ
車窓の景色は少しずつ背丈が小さくなって
昼の下る頃に
誰もいない
四角い空間は
ただ、がたがたと響いた
それだ ....
たとえかすり傷だらけだろうと

かさぶただらけだろうと

君は

俺だけのマリアだった

俺は

君がいるから

かろうじて

今日一日でも生きられた

なのになぜ
 ....
窓ガラスの向こうは
 
漆黒の闇で

雨が擦り切れた銀の糸みたいだ


俺も人間としては

かなり擦り切れてる

いつも

同じところをぶつけるし

いつも

同じと ....
夜は
雫を運ぶ
こぼれ落ちる
白い小粒
背中から墜ちそうになった
平行ではいられない
夜は

漆黒の中に有って
そそる姿
寄り道ごっこがもうすぐ終わる

無数の冷たい針が
多 ....
手打ちうどんをひたすらに打つ
真っ白な君の事を考えながら

手打ちうどんを

もち肌、もち肌と重宝されてるらしいが
もし手打ちうどんがお餅つきと同じくらいに
メジャーな催しとなった場合
 ....
100円の森であなたを捜す
あなたは私の5cm上で
森と遊ぶ

母さん
私は5歳です
あなたを見つけられなくて
今にも泣き出しそうなんです
今は大人の身体に居るから
平気なふりで立っ ....
  


   さみしくないなんて人はいない
   哺乳類人類なら知っている
   口に出していわないだけだ
   言ったって仕方ない どうにもならない
   人類は壊れた機械のようにさ ....
 
「描いた」が「猫いた」に見えてさ

にゃー
ラブホテルに行きたいわ

クリスマスにどうしたいかって訊かれたら あたし多分そう答える

37階建てのホテルの最上階の夜景もそれはそれで良いのだけれど 
君の瞳に乾杯するほど嘘なんかつい ....
月山一天さんの自由詩おすすめリスト(511)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
——見ていたい- 「ё」自由詩104-11-30
NATURAL_COLOR- アルビノ自由詩6*04-11-29
屠殺係大募集- 初代ドリ ...自由詩21*04-11-29
いくさナラヤマ考争- 石川和広自由詩1*04-11-29
言分- HEDWIG自由詩5*04-11-29
おいしいコーヒー- ピッピ自由詩704-11-29
帰路- 青色銀河 ...自由詩404-11-29
僕にできたこと- Tシャツ自由詩2*04-11-29
二回転半- 半分自由詩2*04-11-28
一週間- 半分自由詩2*04-11-27
カクシツ- ふじわら自由詩4*04-11-27
かくれんぼ- ベンジャ ...自由詩6*04-11-27
す・うどん- たもつ自由詩9*04-11-27
Full_moon- アルビノ自由詩5*04-11-27
十二時のしずく- 望月 ゆ ...自由詩17*04-11-27
卵鞘のゆめ- 佐々宝砂自由詩3*04-11-27
フリーマーケット- 望月 ゆ ...自由詩4*04-11-26
ヘアー・トニック- たもつ自由詩1504-11-26
真夜中の中間点- ベンジャ ...自由詩4*04-11-26
クリスマスソング- LEO自由詩1*04-11-26
忘年会- チアーヌ自由詩504-11-26
大きなケヤキのある公園へ- 霜天自由詩1204-11-26
☆177_オレノ、マリア- 貴水 水 ...自由詩404-11-26
☆176_ギンノ、イト- 貴水 水 ...自由詩4*04-11-26
プラチナ・イン・フォール- たちばな ...自由詩804-11-26
8グラム- 餅ヴィシ ...自由詩1404-11-25
母は100円の森で- たちばな ...自由詩16*04-11-25
いまは禁酒している人のための歌- 天野茂典自由詩604-11-24
いた- 半知半能自由詩304-11-24
聖なる夜の過ごし方- 月音自由詩804-11-24

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