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悲しい夢を見たあとに
声を上げて泣いてしまったのは
その夢が悲しかったからではなく
その夢が現実にほど近い
記憶だったからかもしれません

昔のことですから
もう数えきれないくらい繰り返 ....
たくさんの顔

顔が
わたしを見つめる
一心不乱に
恥ずかしそうに
真剣に
いいかげんに
夢現に
だから
鋏を持って
首を切ってやるの
ばちん
ばちん
ばちん
ばちん
 ....
初潮という言葉と海とのつながりとかを
ぼんやりと考えていた頃に
おまえの家は紙の家だとからかわれ
私は学校へ行けなくなった

私は紙のにおいが好きだった
鼻をかむ時のティッシュのに ....
からだの曲線にそって
あなたは
かんたんなじゅもんなのだと指を折った
てのひらをそっとひらいて
りゆうもなさそうにわらった時
すこしだけ
えんえんとつづいてゆく
朝の風景を おもいだして ....
甘栗むいちゃいました
三点倒立で甘栗むいちゃいました
航空ショーで甘栗むいちゃいました
筋肉ミュージカルで甘栗むいちゃいました
死海で浮かびながら甘栗むいちゃいました
女性専用車両で甘栗むい ....
おまえに綺麗な紙のきものを着せたったら
紙人形のように可愛いやろなあ
そんなこと言うてはったおじいちゃん
いつのまにか
紙のおじいちゃんになってしもて

あれは風のつよい日やった
 ....
少しだけ悲しいお話をしたあとに
あなたは
少しだけきれいになったようでした

まるでいいことばかりじゃない
そんな嘆きを語っていたわけではなくて
これから先のことをからめて
あなたは
 ....
静寂が満ちるのを待つ

あなたは
広げた想像の張力に身をゆだねて
空を映す水面に静かに浮いている

手のひらをつぼみにして
ゆっくりとふくらませるとき
わずかな空間の揺らぎが
水中を ....
今朝も電車の中で
僕はすし詰め
くたびれた背中のお米達に
すき間なく囲まれて
まぐろの気持が少しわかった

目を閉じると
あのきれいな木目の板へと
運ばれてゆくのを感じる

「 ....
繁華街のビルの壁
男はチョークを振りかざし
白い壁に白い粉を降らせていた
書いた文字はたちまち剥がれ落ち
男の足元に降り積もる

時間×距離×事情 
時間×距離×事情・・・

同じ文 ....
覚えてる
迷ったときの指先のちょっとした仕草とか
暑い室内でむっと漂ってきた身体の匂いとか

正午、君がサイレンの口真似をすると
僕らは作業を中断して
いつも小さな昼食をとった

今日 ....
高層ビルのすきま
通勤ラッシュの駅のホーム
それに似た、二酸化炭素の中

たりない、
たりない、と
うわごとのきみたちを
いつだって満たしてあげたいと
信号を送っているのだけれど
 ....
太陽の塔は見たことがあるが

大阪万博は知らない


火輪塔


直視できない

地球が周る限り

いつも明日をくれるのに

私は

朝と夕の太陽しか

見ていない ....
娘が補助輪無しで
自転車に乗ることが出来るようになった
それは昨日のこと

最近左手がきかぬと
父がペットボトルの蓋を人に開けさせた
それは今朝のこと

僕は時のパズルと戯れながら ....
Okay, I'll tell you fuck'in story.
When I was a fuckin child, I was in fuckin japan.....


Wake  ....
こんなに正直に書くのは、抵抗がある。
もう誰に嘘を付いても、罪悪感を感じなくなっていたからね。

こんなに感情的に書くのは、抵抗がある。
もうずいぶん長い間、感情を殺すのになれてし ....
さぁ
体重が40kg台に乗りました
いよいよもって健康と
今生のバイバイバイ

階段は魔の地と化したみたい
つるつるの道路は無法地帯

ねぇ
誰かバイ・オア・ダイなレコードを譲ってく ....
建築現場の鉄骨が
空の重さに耐えている

昼下がり
子供たちがホースで虹をつくる
二階のベランダから身を乗り出す猫
視線の先には
鳥が羽を休めている

鉄骨が発する低い唸り声が
体 ....
俺は真夜中のゴールキーパー

昼間は俺よりいいキーパーがいるさ

俺の背番号は「1」じゃない


真夜中になると

いろんなヤツが

攻撃してくる


俺は俺の大切な人を
 ....
俺は真夜中のゴールキーパー

昼間は

味方の攻めも良し

守りも良しで

ボールは飛んでこないんだ

観客が喜んだり悲しんだりして帰った後

俺にお呼びがかかる

夜は弱 ....
37.2度の恒温動物は
夜行性の眼を光らせている

今日は何だか疲れてしまって憂鬱
そんなセリフは引き裂いてやった

暗闇の方へ
暗闇が呼んでいる

それはまったく習性で
インター ....
2月になりはしても 北方の冬は
大雪の屋根に腰掛けたまま
目を細めて今日も 微笑んでいる
南風の萌黄色のシフォンスカートを
夜明けごといたずらに ほつれさせながら

生まれた街では凍える ....
愛しい君の投げた矢が、僕のケツにHit!

悶絶する僕に
君の第一声は

「あなたをねらったわけではありません!」

(って、そのセリフが痛い)

「ごめんなさいね・・・」

( ....
じーちゃんは 耳が遠い
ばーちゃんは 歯がなくて発音が悪い

二人の会話は
何度も聞き直し
何度も言い直し
互いの顔を
くっつけるように近づいて
可愛らしくて
仲がいい

ばーち ....
うさぎのうんちは、
にんじゃうんち。
ちょこにまぎれて、どろんどろん。

うしのうんちは、
ほかほかうんち。
じょうきがもうもう、うっしっしー。

うまのうんちは、
うる ....
降りしきる雪の中で
傘も差さずに立ち尽くすあの子は
雪が好きなのだろうか

あの子の黒い髪に
はらはらとまきつく白い雪は
あの子が好きなのだろうか

あの子が手のひらを前に出した

 ....
母さん、へその緒を 僕に再接続して下さい。

このままじゃ、無重力の彼方に飛ばされてしまいそうさ。
身体中に 接続をあつめて、
軽薄な この僕を どうか しっかり つないでいて。

臆病な ....
一月の風が過ぎ去った頃
空を迷って辿り着いた木の実が
夜を探していました

まだ
日暮れ前の鳥たちが並んで飛んでいる
公園の歩道には誰かが落としたハンカチが
あと少しで浮こうとしています ....
どんなにひっそり生きてみても
こんなに邪魔な僕はいない

と、思って
せめて自分のにおいを消そうと消臭スプレー
かけてみた

しゅーっと吹くと腕が消えた

なんだ僕はまるでにおいのか ....
この住宅地は
どこか変なんです
川っぷちにあって
どぶ臭いなんてことは問題じゃありません
臭いのならむしろ
どこからともなく漂う
昔の横須賀線の臭いの方が
ずっと気になります
日当たり ....
月山一天さんの自由詩おすすめリスト(511)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
悲しい夢を見たあとに- ベンジャ ...自由詩7*05-5-29
夜のお花畑- チアーヌ自由詩305-5-28
ペーパーホーム- yo-yo自由詩9*05-5-25
星めぐり- はな 自由詩39*05-5-22
甘栗むいちゃいました- マスイジ ...自由詩58*05-5-18
紙のおじいちゃん- yo-yo自由詩16*05-5-18
少しだけ悲しいお話をしたあとに- ベンジャ ...自由詩31*05-4-3
睡蓮- ベンジャ ...自由詩3805-3-7
すし詰め- 服部 剛自由詩11*05-2-28
時間×距離×事情- ベンジャ ...自由詩4*05-2-16
サイレン- たもつ自由詩3605-2-16
一円玉のささやき- 望月 ゆ ...自由詩5*05-2-15
火輪塔__-_かりんとう_-- 蒼木りん自由詩3*05-2-7
毎日- たもつ自由詩1805-2-5
Boys,_are_you_alright?- 虹村 凌自由詩205-2-5
「_君に、_」- PULL.自由詩4*05-2-5
47kg- たいにぃ ...自由詩4*05-2-5
完成しない今- ベンジャ ...自由詩11*05-2-4
☆187_マヨナカノゴールキーパー_Ⅱ- 貴水 水 ...自由詩1*05-2-4
☆186_マヨナカノ、ゴールキーパー_Ⅰ- 貴水 水 ...自由詩5*05-2-4
微熱- ベンジャ ...自由詩3*05-2-4
青灰の夕暮れ- たちばな ...自由詩9*05-2-4
ダーツ- ベンジャ ...自由詩5*05-2-3
なかよし- さち自由詩25*05-2-2
「_みんなのうんち。_」- PULL.自由詩2*05-2-2
雪が好き- シネマホ ...自由詩105-2-2
スタンドアロン_コンプレックス- イグチユ ...自由詩405-2-2
「錆びたトタン」より- ベンジャ ...自由詩12*05-2-1
消臭スプレーかけてみたよ- ベンジャ ...自由詩4*05-2-1
長尾台住宅- 遊羽自由詩10*05-2-1

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