朝という朝をあつめて

緑という緑をあつめて

明日の君にプレゼントしたい
くちの中がしょっぱくなるまで息つめてやっと吐けたあなたの悪口

週に七度来る夜を自慰で過ごしてもどうせ来るのは次の七夜

CDの傷に自分を重ねたら立ち止まりすぎの理由がわかった

二年前三 ....
まらまらまらまらまら

冷蔵庫の音が邪魔をする

宇宙のおばけみたいな音波を出している

おかげで本を読むのにも集中できない

まらまらまらまらまら

ひとりぶんの食べ物を詰めてお ....
カララン

思ったより大きな音がはじけて

丸い木製のテーブルから
黒いプラスチックの灰皿が
まだらクリームいろ模様のゆかに
落下したそのとき

あっ
と言ってふしめになったその ....
おふとんにくるまって
ただもふもふと
独りのよるもすてたもんじゃない

好きな曲好きな歌手など
特にないです
今はあいつに夢中なだけで
どどどどど 屋根の音とつらなって濡れておちてくベランダの灰皿



こういう日は思い出してみるちょっと前 ひとりぼっちが普通の雨の日


ゴムのはし結んで噛むと汗のあじ 赤白帽の活躍した ....
掌で転がしている女と言われて
あながち嫌な気はしなかったけれど
私にだって公然と甘えたいときはあるの
そのへん、わかってくれているのかわからない
雷は緑色だった

どうしても、そう思えてならない

そらという粒子の集まりの

その中へちょっと間違って入ってしまった

緑色の


(自転車に乗ると横を歩いていた幼稚園児くらい ....
女を好きかもしれない恐怖
愛して良いのかという不安
キスのその味は上品な香り
自分より小さい肩を抱き寄せる感覚
明日もそこにいるこの子と
明日も明後日もここにいる自分
どうしたらいい
ど ....
雲が、

秒速1センチくらいで、

流れる日。
横浜の郵便局のかげ曲がる畑在っても彼は在らず

ただそんなことを思って珈琲を手には同じ銘柄の煙草

靴先を鳴らして白線を踏む仕草にさえ一筋つたう

さいごだと線香の先灯すけどこらえきれずに ....
墨の馨りで安堵する
筆の固さでしなやかという言葉を知る
半紙のムラに感嘆を覚える
文鎮の重鎮さで精進を知る

今日の午後はひとり書道の時間
ネッシーが、

でるぞ。
酔っぱらいの話だと思ってきいてくれればいい。

一昨日
前の、その前に付き合ってた男と飲んだんだ。
話はたいして覚えてないんだけど、
2時間半のあいだずっとバックストリートボーイズが流れてた ....
今日、お父さんと車に乗りました。
小学生の日記のような書き出しですが、これが今日あったことのほとんどです。
ただそう書くとよくわからないでしょうから少しお父さんと私の話をしようと思います。
お父 ....
なにもうまく言える気がしない
いつも『けれど』で生きているあたしは今日
『けれど』をやめてみようと思う
むずかしいな
一歩戻らないとあたし
進めないみたい
遊園地から帰るときは

必要以上に淋しいものだ


また
いつでも
来られるから

何食べたいって聞かれたときに便利だから
嫌いな食べ物を探しておこう
「おなかいっぱい、食べてきたから」
の返事はもう使いすぎたから
「○○以外ならなんでもいい」
って答えよう
食べるものな ....
電話がいつなるかわからないから、お風呂にはいるのはもう少しあとにしよう。
昨日使った苺のにおいのシャンプーは、賞味期限が切れているかもしれない。
今年できあがったばかりの梅酒に氷を落として、ハイラ ....
訳さなくてはいけないロシア語の文章を眺めていたら
どうしてもやりたくなくなってしまったので
車庫から原付をひっぱり出して
早稲田通りを走り抜けて明治通りに出ると
路面が酷くがたがたしていて
 ....
に゛―
と猫が泣いた

尻尾を踏んでしまったのは俺が悪かったよ

でもそんな声で泣くなって

びっくりするだろ

ほら

そんなおびえなくていいから

さっきのはほんの不注意 ....
さみしいなと思った途端に寂しくなくなった
それというのは自分でもわけがわからなくて
たとえていうなら水族館に行ったことが無いとか
煙草の火をつける方じゃない方に火をつけたとか
手帳に挟むペンが ....
とまってしまった観覧車はイルミネーション

風が二人の間を吹いた

ここの潮の香りは

かぎりなく偽物だ
自分が
がんばったな
と思えるときは
卒業証書を見たときと
夫を見たときです。
海を見ようと言って6階の病室から私を連れ出したあなたは病院の地下の駐車場で一度目のセックスをした
海老名サービスエリアで歩けない私をおぶってトイレに連れてゆき二度目のセックスをした
御殿場のラブホ ....
宿題なら、あした、やります チェンバロの音を想像して
ヴァイオリンを持つと
ソプラノサックスの音が出る

そう思ったのはついさっき
家庭教師先で中学2年生の女の子に
数学を教えているときでした

誰から聞いたんだ ....
サンダルがかたっぽ脱げた
そしたら
セミの声がきこえた

花火の写真
ヒトダマみたいで気味悪くて
破って捨てた

嫌いなはずのビールだけど
ひとくちめだけ
いいなと思った

海 ....
あなたと出掛けました

自慢のスカイラインに乗って
夜中の高速をとばして
あなたの故郷、裾野市に寄って
河津桜を見に行きました

桜はまだ
少ししか咲いていませんでしたね
 ケーキにしようか、父の好きなようかんにしようか。

 彼女は朝からそんなことを言って嬉しそうに笑っている。今日は彼女の父親の誕生日だという。祝うほうも祝われるほうもそこまで意識しない年齢だと思う ....
吉原 麻(101)
タイトル カテゴリ Point 日付
朝という朝をあつめて携帯写真+ ...4*04/10/7 0:03
失恋さんか短歌1*04/10/6 22:54
愚痴を冷凍自由詩0*04/10/6 0:57
勝負のしゅんかん自由詩2*04/10/2 22:42
あいとこい短歌3*04/10/1 11:54
たいふうきます短歌2*04/9/29 21:44
虚言自由詩004/9/28 1:14
輪廻自由詩1*04/9/23 21:50
あいのかたち自由詩4*04/9/23 0:31
携帯写真+ ...0*04/9/21 15:57
懐古自由詩2*04/9/21 15:16
日々闊歩自由詩3*04/9/19 21:06
おばけ携帯写真+ ...1*04/9/19 2:09
戯言自由詩1*04/9/19 1:08
そういう家族自由詩1*04/9/17 16:06
だから自由詩1*04/9/17 0:50
夕暮れ携帯写真+ ...4*04/9/16 1:03
いいわけ自由詩004/9/15 23:26
邂逅自由詩0*04/9/14 21:44
私流簡単な逃避方法自由詩0*04/9/14 2:33
しあわせなとき自由詩104/9/13 19:54
蚊をやっつけながら自由詩8*04/9/13 18:42
0時携帯写真+ ...3*04/9/12 1:54
自己満足ですが、自由詩104/9/11 23:25
言葉無くおもう自由詩3*04/9/11 20:00
ごめんなさい未詩・独白004/9/10 23:38
裸身未詩・独白104/9/10 20:54
33℃の今日自由詩104/9/10 20:43
河津桜の咲く頃携帯写真+ ...104/9/9 21:57
最後の誕生日散文(批評 ...004/9/9 19:17

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