自分のことしか話せないなら死ねばいいと思うとき
世界はわたしと脱衣所だけになる
消せない電気と割れた洗面器 
コーラ色した夜のコーラは夜より暗い
友達1000人できたらウザかった
みんなきっ ....
たわむれに足を
月あかりの水に埋めて
こがれて こがして
怖くてしわくちゃになったスカートさらに強く掴んで
寄る辺ない
やらせない女の子 

インスタジェニックな戦記に酔いしれて
 ....
もう引き寄せるもののいない
カフリンクス
(ひそめる眉、tres viae、ピラミッドの密度 )

ドライフードを残して初雪に消えた猫
白濁したシャツの一束のブーケが
投げ込まれたア ....
借りてきたテコを折らないよう
慎重にあてがって
押してみる

借りてきた猫が笑ってる
分厚い雨雲からくる雨粒が草木ではずんで賑やか
借りてきたテコじゃ動じない本日
濡れた髪が額にはりつい ....
スツールに置いたスタンドライトの明かりが
薄い紙を透かして
褪せた文字を
一ページさきに触れた指の影に落とす

あてどもなくゆれ 、よぎる
ライオンの夢



眠りが獲物と結 ....
ミッションの合間に 、ウォツカで居眠りする
宇宙飛行士の寝息が
聞こえる
冬空の下

震度2弱で
きっと倒壊するアパートメントで
きみのお腹に手をあてると
豊かなかわいい水の流れを ....
盆地は風が微弱で頻繁に空気がたまり大変だと聞くぞ

だが平地をぐるっとする山脈の壮観な岩肌にぶつかる太陽やら月やらの繊維を纏った風が
大空からどえらい風神様になって渦巻き吹きつけると聞くぞ
 ....
側面と奥行きを切り詰めた青い神経の
清潔な色彩の箱庭
消え入りそうに立て掛かる
淡い寓意の記憶
それはきみが好きだった世界の一つ

蜂蜜色のレンガを積んだ家々を背にすれば
いまも ....
洗濯物の張り番をしながら
びしょびしょの灰色がかったそこで雪の降る夢をみた
バラと塩の匂いをさせて
それは夜風に舞った
どれもが冷たく優雅に
その場かぎりに花ひらく冬をかじった
ク ....
濡れネズミは
暗い水に止まる蝶をみてた
クッカクッカと

はりつめてた   針 ひりつか
す かすかな
エクスポーズド 、
濃くかたまる 夜露の
小骨

 ....
やたらちゃんとしたカンノーロにかぶりつく角度

はみ出すクリーム
路上の応用
血糖
挙動
殺伐とした
ローカル
モード
トウキョウの服の強度
ファット
眠気とインスリンの尻尾 ....
耀う光のなか 疎らに枯れだす芝生
なにを疑うでもなく
彼女はそこに寝そべり
湧出する表層にみをあずけて
こちらをおもしろそうにみつめている

薄絹のみなれないスカートを
潮風にさらし
 ....
いきなり水曜におぼれる水に酔う
ふんでおくれ
ところう どころう


水びたしのことばは
町の名をいいまちがいながら
おたがいはりつき
電柱のほうにながれてかたまり

白々 ....
公園のベンチで鳩にパン屑をまき
ピースする
一応鳩も平和そうにしてる
平和が鳩に見えることはあっても鳩が平和に見えることはない
良いお天気
アトムみたいな寝癖がほしい
鳩の胸がピー ....
じゅーりょくと戦って負けたお尻を眺めて
こんなに愛しいものはないだろうと感慨にふける

割れたスマホでパシャカシャパシャッ 。
フリック スワイプ タップ ドラッグ
透けパン 拡散 ビ ....
起きたり寝たりはしない。倒立させたテレビがある。ダサい。消されたそれを眺めている。

ある日暮れに、茜色に、肌寒い風になびくカーテンの献身とペーソスに、男は可及的速やかにしらけ、すべての窓をあ ....
それは
いつも
傍らで


鱗粉の睫毛の爆発を
捕食する


鉛雲の底辺を結び
つめたい足の自閉した雨が
背を反らしながら



あなたを
呼びとめ
あなたは
 ....
ゆ!


気合いの入ったコンクリの煙突は
夜な夜な夜を吸いこみながら
湯を沸かしてるっぽい


一日 一生懸命働いた疲れをきれいに洗いながすために
この町の人たちはここに集ま ....
くすんだ壁に前頭部を密着させる
壁に対して約1m歩幅を確保する
引かれたほうの足の位置に両足を揃え
両腕を脇腹に沿わせて 全身を硬直化する
床、壁、男、その3要素で三角形を形成する
バイ ....
白 白い白 白い日



白い目と白い手を
白い夢の白い瞼を白に開き白い壁の白さに列なる白い花瓶に白い花の
白い髪に白く書きつけた白のかわりの白い手紙
白い名は白とは呼ばれずに
 ....
夏にディズニーランドで買ったロンTをノーブラで着てる
きみってさ、いつもひざ怪我してるよね
たぶん毎回おなじなにかにぶつけて
探偵ナイトスクープみたあとセックスしたがるしさ
局長の涙が ....
歯車はなぜ回転するのか分からず また分かろうともしなかった
まだ感傷的になれる夜とかがある
疲れると痛みだす傷じゃなく
背の低い面影
未開と欠如と不在と抵抗の熱帯のネガのようなもの
バチ ....
手のひらをじぶんのほうに向けてばいばいするあの子、ぼくのばいばいの手のひらの向きを子どもの悪戯みたいに真似て、ぼくに手の甲を向けてばいばいするあの子、ぼくとじぶんにばいばいするあの子、ぼくとじぶんにば .... 顔にハンガーをはめ(頭上と顎下で固定、ハンガーやや伸びる)
公園に出向く 小さな噴水や、銅像、
滑り台、鉄棒、ブランコなどがあり
ベンチには女子高生が座っている 犬を連れたおじさんもいる
 ....
おなか、空いてない?
きみにそう聞かれるとぼくのおなかは減りはじめる
そしてそう聞かれたときから余すことなく満たされていく
朝の光のなか、テーブルに触り、きみのそばに座り
きみに満たされた ....
知らない人と話しちゃだめってお母さんに言われてから
ずっとテポドン飛ばしてる

知ってる人とうそ言いあって
悪気はなくて喜びあって
それはそれでラッキーなんだ

テクノカットは夏 ....
送別会の帰りにみた満開の桜の樹をおぼえている
というよりそれしかおぼえていない
その日にぼくはケータイをなくした
いわゆる静かな生活がはじまった

目を覚ましてもとくにやることはなく ....
最近あまりこれ大好きー!これ大好物ー!な作品にめぐり逢えてないけど視点を変えて


ジャッジ 裁かれる判事
(監督)デヴィッド.ドブキン
2014/アメリカ


レンタルDVDで鑑賞、 ....
女を寝取られた男が、嫉妬にかられて寝取った男のちんこを
枝切りばさみでちょん切ってトイレに流すなんてのは
まったく話にならない。
下品な雄ブタの発作だ。


J子はアイスキャンディーを ....
(踏切を 一滴ぬらす 金魚売)




一握りの午後の 、


その発声の凹の底で、手の皺のなかの風を冷ましながら
坂をのぼる男


黒ずんだ肌
蝉の腹のような太もも

 ....
末下りょう(197)
タイトル カテゴリ Point 日付
懐かしくない / ある女の子篇自由詩1*17/1/20 1:21
バランスと勢い / ある女の子篇自由詩1*17/1/19 0:05
カフス自由詩3*17/1/18 2:34
借りてきたテコ / ある女の子篇自由詩3*17/1/18 1:25
よぎる自由詩8*17/1/16 0:19
ラブチュッチュ自由詩4*17/1/12 3:09
盆地の友人自由詩5*17/1/10 2:14
カーネーション リリー リリー ローズ自由詩1*17/1/8 2:33
冬のハリネズミは 、自由詩1*17/1/4 3:05
冬のハリネズミ自由詩1*17/1/3 3:30
プレイ自由詩2*16/9/3 3:54
芝生に自由詩4*16/8/24 3:18
水曜自由詩4*16/8/17 4:32
ピース自由詩2*16/8/11 3:28
感慨にふける自由詩1*16/8/4 2:46
いくらか体重を軽くして渡す散文(批評 ...3*15/10/30 20:10
アフターイメージ自由詩4*15/10/19 0:15
銭湯自由詩8*15/10/12 1:13
ふなれな暴動自由詩0*15/10/6 20:32
描線自由詩3*15/10/1 23:37
ミッキーマウスの耳は横を向いても重なったりはしない自由詩3*15/9/26 16:15
ペーニャ自由詩4*15/9/21 14:48
ばいばい自由詩2*15/9/13 23:29
ハンガーストライキ自由詩3*15/9/8 21:23
もう世界の中心で愛をさけんだりなんてしないなんて言わないよぜ ...自由詩4*15/9/4 4:13
テポドン自由詩1*15/8/26 22:27
揺れやすいまち自由詩6*15/8/21 11:33
淀川長治に憧れて(2)散文(批評 ...0*15/8/17 8:25
ちん切り J子の夏自由詩2*15/8/14 21:51
金魚売り自由詩6*15/8/9 22:53

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