花折れ峠より朽木(くつき)へ

空曇り心も少しくもりなり今朝朽木へと出発したり

晩秋は冬か秋か定かならず寒暖の差大きかりけり

うとうとと車の後部にもたれいてミュージツク流れる

霜 ....
 
 曇り日の妻の花壇は彩さみし戸を閉めて机に座りけり

 トレモロという曲ギターで流るテレビ放送心をたたく
 
 今朝の家雰囲気はよし幸先よしだが人の心の空しさよ 
カット詩集(文芸雑誌やハンカチ、茶碗などの片隅にそっと添えておく詩)

「迷」

サンドラボッチ
瑠彫
おみやげ三つ、蛸三つ

おしまいさ
おしまいさ
サンキュー

「冬」
 ....
朝に

晩秋の小雨しと降るうすくらき朝の車はゆかしく去りぬ

髭を剃る朝に人を迎え夕に妻に会うためなりともに心して

歳とりて若きゴルファー打つボール転がりゆくをじっと見つめる
宗教のための宗教とは(4)

私が宗教にかかわりだしてからはもう 永くなる。人生の3分の2は費やした。主としてキリスト教とバイブルを研究した。キリスト教はイエスによってはじめられユダヤ教の母体の上 ....
スーパーの花屋にひときわ目立つむらさきアスター求めけり

今朝もまたいつものごとく出でてゆく妻の車をそっと見送る
名工は名利を求めず己を知りただ足るのみにしありせば 土曜日のドライブに出る始まりはベートーベンのカーステレオ

川の辺の野はさみどりに広ごりてやや曇りたる秋の真昼に

車窓より心地よく吹く風ととも車は走る小浜市へと

山際に黒い雲あ ....
春を待つ桜切らるる悲しさよBSにみちを譲るためなり

とび出せば妻の車は坂登り曲がりてゆくなり朝7時半
くもりのち晴れわたるそら十六夜の一日おくれの名月のよる

今日もまたバロック流れソファーなる吾身横たふ秋の昼過ぎ
 すっかりと枝を払える紅葉の木何だか女の丸坊主の

 もんもんと考えあぐね外へ出て晩秋の空見上げている
 秋晴れや今日こそエタニムの日なり  四人の旅

朝がきて旅発つ志賀は曇り空秋分の日の我らが家族

心晴れぬ目に緑なる両脇の草花にふとふと心やるなり

ゴリアテと聖なる書に記されど一人の勇士神の子ならずや

思い出の西宮 ....
オムレツ

謎のオムレツ
僕は、謎の・・・なぞの
オムレツの唄をうたった

なぞのオムレツ
僕は、たしかに
昨日、うたったオムレツの唄

なぞのオムレツ
僕は、何時かの
スーパ ....
つばくろ婦人

どんとして湖の彼方に霞たる三上山には青い空なり

つばくろが飼われておれり訪ないし妻と吾との友の家には

駅近く十階建のビルの中マンションに住むつばくろ婦人
何も与えるものがない
出てゆく時
黄色い可愛い
ハンカチを彼女に

もう永遠の別れに
なるかもしれない
上げますあなたに
ふっくらと小さく

だいぶたって
帰ってきた僕の前に
 ....
It was too later than usual,when I woke up on that morning; I raised body with somewhat regret; sai .... The Solitude of existence

A fine Saturday.
The place I live stands
on a plateau full of green ....
珈琲を二つ注文昼過ぎのサンエバーに二人来てみし

薄暗きコーヒ・スタンド今日も来て伝道終えしたまさかの日

耳かさぬ家々巡りのべ伝う秋のある日に妻と二人で

赤坂ブレンドという豆挽きしコー ....
宗教のための宗教(3)

 この主題にて,3稿目となる。宗教は何のためになるか、ということで書いているのであるが。先日来イスラエルという国名について、考察してみた。この名の文字どおりの意味は「神と ....
 花咲く路

朝 集り
妻と二人で参加して
地図を渡され
土曜日の伝道

秋の日の、花咲く路
家々の門辺に
数多の花
一つ一つ,、愛でつつ歩む

人に会えば
笑顔になり
花 ....
           

 この題で,この文章を執筆しようと思い立って、ペンを取り上げたのはさっきだ。この小説は私たち夫婦とクリスチャンの仲間たちが主人公である。特殊な社会がそしてやはり平凡な人間 ....
The Fallen Idol.(4)

選挙は終わった。結果は予想どうりであった。今日は朝から、民主党に対する要望を列挙してみた。
私なりのスローガンを並べてみた。
1、 老人問題(老人に ....
 今日の思い出

遠くから妻と
すぐ判った
いつもの妻だ
ふっくらとした
妻の姿

白いネッカチーフを
首に巻いて
カバンとハンカチ
すぐ判った
妻だと

今日は二人で伝道 ....
 The Fallen idol
アメリカ大統領戦が終わると、この稿を改めて書こうと思っていた。アメリカ大統領はアメリカの良い意味での大国を代表する偶像ではないであろうか。偶像は永続しない、いつ ....
或る夕暮れ

ちじれいる青草の上眠りたし

もとれる世疎とみては白き月

くもり空風吹きわたり談笑す

陽は沈み夕顔咲きてつまと友
詩と詩論(3)

 また詩について書こうと思う。昨日妻と妻の友人の女性と3人で会食をした。料理に舌鼓を打った後、我が家に立ち寄ってもらってお茶を飲んでもらった。その時の会話にふと私は落胆を覚えた。 ....
妻出勤急いで門に出てみれば車はすぎて姿なし

妻おくり庭掃きおれば何時ものごと挨拶をして過ぎゆく男性

我妻がやさしく声をかけくれば心落ちつき愛をしみじみ
お前もおれも
じつのとおころの、なさけなマン
なんだな
小さいボックスの隅で
笑ったり、おこったり
している
じじむさーい、なさけなマン
それいがいのものでは
けっしてない
おれも、 ....
地に低く月は上りて今宵また妻とくつろぎベランダに在り

山際が黒く彩る夕の空スーパーから家路へたどる

ビール呑み安らがぬゆえふとしては思いにたどる明るき未来を
生田 稔(533)
タイトル カテゴリ Point 日付
花折れ峠から朽木へ短歌009/11/11 14:29
曇り日短歌209/11/5 8:40
カット詩集自由詩209/11/3 16:14
朝に短歌209/10/26 8:17
宗教のための宗教とは(4)散文(批評 ...309/10/20 10:42
短歌209/10/16 7:57
名工短歌109/10/13 14:26
滋賀より京都そして小浜へ短歌1*09/10/12 20:41
坂道短歌109/10/7 13:01
十六夜短歌309/10/5 15:29
晩秋短歌109/10/3 17:09
エタニムの日俳句2*09/10/1 15:03
四人の旅短歌209/9/28 9:21
オムレツ自由詩409/9/22 15:17
つばくろ婦人短歌109/9/20 19:49
マフィアのハンカチ自由詩209/9/20 14:44
英訳「ハルダウン」(3)里見はのこ原作散文(批評 ...009/9/15 11:02
the solitude of existence.自由詩009/9/14 15:56
芸術の至上短歌109/9/13 19:08
宗教のための宗教とは(3)散文(批評 ...209/9/9 11:52
花咲く路自由詩209/9/8 8:07
愛と真実(1)散文(批評 ...109/9/7 11:11
The Fallen Idol(4)散文(批評 ...1*09/8/31 11:16
今日の思い出自由詩109/8/29 19:06
The Fallen Idol.(3)散文(批評 ...0*09/8/27 9:21
ある夕暮れ俳句009/8/26 19:38
詩と詩論(3)散文(批評 ...309/8/20 16:50
門口短歌009/8/13 8:28
なさけなマン自由詩109/8/12 8:54
夕暮れて短歌009/8/10 14:57

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