街頭に立つ

歩きつつ
パンフレットを配る
2人の親子、ニッコリ
笑って受け取った
妻は言う、一人でもいいから
受け取ってくれれば
うれしいと
ぼくも三人のひとに
配布した
「 ....
風、跳ぶ乙女

跳ぶように、ひるがえる
風の乙女
青と赤と白の服を着て
とぶように、目の前を
あちらの方へ
ひとときのやすらぎ

おとなえば、一人の女人ありて
吾ら夫婦温かくもてなす
いつも、折にふれ
訪ねゆきて慰めらる

自動車の事故も
息子のふしまつも
その方の温情に、慰めらる
今日 ....
 古墳をめぐり

京都駅前に集まり日帰りの古墳巡りに三人ゆくなり

妹と待ち合わせなり遠くより確かに見分けやはり妹

発車する師走の朝の国道を吾等のバスは朝陽を受けて

東山七条交差点 ....
レモネード・エピソード

目が醒める
夜は明けて
しかし、桃色の
風が吹く

体の中に、心地よき
彩の水が流れる
レモネード・エピソード
そっと口を拭く
 
結婚し三十七年過ぎゆきていまだ夫婦と此処に立つなり

五時九分灯ともしごろの交差点夕暮れて十二月塑日
 妹子の郷

晩秋の妻の庭先飾るごとそそと花々咲きにけるかも

吾心誰に恋すかひそかなる想い集いてありてあるなり

日曜の午後のドライブ妻と行く妹子の郷に妻行くという

小かぶらと漬物 ....
鉄亜鈴

妻と鉄亜鈴を一緒に
振った
妻は小さな男の子のように
亜鈴を振る
私の心は微笑した
なんて可愛い彼女だろう
共にバスに浸かった
妻とわたしは
足をずーと伸ばし
バスタ ....
 ペアガール

ピンクの服に
ブルーの下着
黄色の服に
ブルーのシャツ
これは心臓の中に
住んで、人を食む
ペアーガールである
二人とも、1カ月人を食い続け
はては消えてゆく
 ....
 数日を 

霜月の歯科の待合午後三時抜けた前歯の治療を待つ

テレビにて人物研究する人の話を聞いて果物などのは

市役所の待合室の窓辺には天にそびゆる高き木ありて

痩身と豊かな生活 ....
 川に沿う道

歌をうたうと、道がある
花があれば、人がいる
流れに沿いて咲く花の
匂いをかぐと
懐かしく

ああ、人よれば歌があり
さあ、いざ共に、集いあい
川のほとりのベンチに ....
 夫婦そろって 

春夏と秋となりても妻とわれ友と連れ立ちドライブにゆく

空くもり立冬となり堅田にて紅葉の里にさあゆかむ

信仰と希望と愛は何処でも吾等の規律守りてゆかな

新しき楽 ....
木曽路より伊那に

湖の大津市を出て今日一日景色を眺めかく歌にせむ

クリスチャン五十年瞬く間過ぎ神信じても人は儚し

車乗る四人はみんな信仰にいそしむ人にありにけるかも

話し合う ....
 明るい日

中・低の木々
さざめく路
ボンジュール
父母に土産

花々散らす
器あり
黒い影
時計カチカチ
テーブルの砂糖壺
神は忍耐しておられる 

木村:何年も前から何度もエホバの証人が訪ねてきては悪い時代がもうすぐ終わるとか、今は世界中で警告がされている終わりの時だということを何回もききましたが、それにしてもあまり ....
 
サクランボ・リキュール

紅いさくらんぼを採って
ホワイト・リカーに
漬けておくと
程よいころあいに
熟した酒になる
一瓶四千円で売れるかも
きっとそうですよ
造ってみなさい ....
 或る日

椅子座り笑顔浮かぶる妻の顔かわゆらしとひとえに思う

伝道にいでゆく妻に声かけて頑張ってねと妻うなづきてゆく

昨夜には二人してとも二杯のカクテルをあけ気持ちよかり

賛美 ....
 思い出

遊覧船に乗って
新婚だった妻と共に
数人の男女が目前で
騒いでいた
妻ふと船の屋外へ立つ
目前に広がる湖を
見つめていた
夏の夕であった
三七年夢のごとく過ぎ
苦しく ....
揺らぐことなくエホバに仕えなさい。

私達がたとえば日本から旅立って40年かかる旅行に行くことを決心したり誰かに命じられたとしましょう。どんな気持ちになるでしょうか、きっと前途を考えてはるかな思い ....
 「人々の砂漠」

かっては水に豊かな土地であったのに
人が去り獣も去り、見捨てられた土地に
再び水が返ってきて,潤い、草を生やし
木々のめが芽吹く時,それは人類の見捨てられた
社会に愛の ....
相撲風景(テレビより)

今日からは焼酎入り旨相撲

観覧席相撲肴に呑む男

太いのに5秒かからぬ負け相撲
 The true friends.
 
 Do you have any true friend? If you can obtain one,it may be very precious a ....
 ある秋近い日

秋の声きくとはいえど青葉する木々も残りて日差しも熱く

白い雲青い空にも天高く空気清浄正午の堅田

口すすぎ昼食たべて満腹の気分は豊かめざす温泉

今日もまた比良トピ ....
 友と妻とわたしと行く

わが心気分が重く曇り空湿りいて風も吹かぬも

黒雲と風吹きだしぬ夕空をカラスが一羽飛び降りてくる

雨音が車の屋根に当たる音聞きつつ街路過ぎてゆきけり

若き ....
 夢幻の街路

真昼の交差点に
ヨット走る
白き挺身に
青い帆を纏い
白鬚の老爺とぼとぼと行く
彼方に二本足の土筆
歩む
夢幻のごとき
ある午後の街路

夏の幻
情愛きわまる ....
 
 病やすらぎ

紙の短歌たんねんに読みこころ解け又再びを短歌作らむ

寝てばかり考えめぐらし何もせず病いえればまた歌作る

英文を読めば心は弾みつつその先その先眼鏡をとおして

 ....
出会ったペルシャ猫

妻と連れだって
1つ家から1つ家へと
伝道に歩いた
中頃の家で
黒い衣装をきた
奥さんが、出てきて
話し合いに応じた

妻がしきり話した
「猫がいるんです ....
Sleepy evening

For five minutes;
 I was on the brink of
 falling asleep.
Three or five times、 ....
蕎麦屋から

梅雨明けて友ととも来たつるき蕎麦ごまかし利かぬ
 ざるそばの味

光りさす路地に佇み妻ととも友のさしだす
 カメラに向けり

昼すぎて空腹満たし家に在り妻はこれより ....
バギー

朝早く起き
幼児の世話
三十年過ぎ去った
食事がすみ
妻が看護師の仕事に
これからのわたしの伝道生活
バギーに子を乗せ
待っていると
山口姉妹が大型の
車で
 ....
生田 稔(533)
タイトル カテゴリ Point 日付
街頭に立つ自由詩416/1/5 10:55
風、跳ぶ乙女自由詩516/1/5 10:47
ひとときのやすらぎ自由詩215/12/18 16:27
妻と妹と古墳をめぐり短歌315/12/9 14:08
レモネード・エピソード自由詩715/12/2 11:20
結婚短歌315/12/1 12:56
妹子の郷短歌215/11/29 17:26
鉄亜鈴自由詩315/11/25 13:27
ペアーガール自由詩115/11/18 21:54
数日を短歌215/11/16 15:33
 川に沿う道自由詩415/11/12 14:35
 夫婦そろって短歌115/11/9 18:17
木曽路より伊那に短歌515/11/3 11:00
明るい日自由詩315/10/30 11:44
神は忍耐しておられる 散文(批評 ...215/10/28 10:05
 サクランボ・リキュール自由詩315/10/18 16:56
 或る日短歌615/10/16 11:12
 思い出自由詩515/10/9 10:15
揺らぐことなくエホバに仕えなさい散文(批評 ...015/10/2 15:02
「人々の砂漠」自由詩015/9/20 20:19
相撲風景(テレビより)川柳115/9/14 19:09
The true friens.散文(批評 ...015/9/6 13:52
ある秋近い日短歌015/8/25 16:37
友と妻とわたしと行く短歌115/8/24 10:55
夢幻の街路自由詩315/8/18 16:27
 病は癒えて短歌4+15/7/7 20:06
出会ったペルシャ猫自由詩115/6/28 13:48
SLEEPY EVENING自由詩015/6/26 18:17
蕎麦屋から短歌415/6/23 15:03
バギー自由詩115/6/20 19:54

Home 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 
0.07sec.