桃谷から梅田へ

夕方5時過ぎの壮絶な夕焼けに
何故か泣けてきたんだっけ
声を出さずに泣くのは得意だったから
誰も気づくひとはいなかった
世界を美しいと思ったわけではない
茜色に感動した ....
包丁で8ビートを刻む瓜

包丁でラップバトル飴切りに汗

錆びた包丁でトマトはヘヴィメタ

レゲエな午後にレタスを千切る

ユーロビートなトーストにアボガド
愛なき者ほど愛を叫ぶ
からっぽである者ほど
もっともらしいことばで筋の通らぬ理論展開をする
面と向かって非難すればボロがでるから
遠回しに当て擦る
ムズカシイことばを使って
自分は頭が良い ....
晴れた日に傘を貸し
雨の日に傘を奪う

どうやら
それが流行りみたいだ

他人だもんね
困ろうが狼狽えようが
観客席からは滑稽に見えるのだろう


土砂降りになって
みんな借り ....
吐息が絡みついて
枯れはてようとしている
身体に纏わり付いた蔦は
自らの最期を知り
匂うように艶やかな濃紫の花を咲かせた

いい年をして
みっともない

そうね
常識という範疇で考 ....
従うことが当たり前
従うことしか知らない

俺たちは黙々と死の行軍を続ける

死ぬことは明白だ
最前線の捨て駒なのは誰もが知っている

逃亡しようとした者は
味方であるはずの上官に撃 ....
去る

あなたは
呆然としている

迎える

あのひとは
微笑みながら
腕を拡げている


橋の真ん中で
動けなくなった


私は
欄干を乗り越え

飛び下りた
あんたがあの娘の詩才に惚れたから恋したのは知ってる
あんたが惚れる(口説く、恋する)のは、詩才のある娘ばかりだからだ

そのくせあんたは愛まで欲しいと云う

もう真っ平だね
あんたがどんな ....
私はひとりで生きていくのが相応しい人間だと
ようく解りました
美しく詩いたかったのだけれど
なみだで文字が見えません

睡眠薬をのんで(ODでも自殺でもありませんよ。苦笑)
しばらく眠りま ....
1度だけ
私を愛でて下さい
こころが開いた今
美しい私の肢体を
愛撫して下さい
セックスを望んでいるのではありません
あなたの手のひらが
あなたの口唇が
どれほど優しいのか
あるいは ....
トーテムポールで隊列行進
宇宙バルーンが吹っ飛び
目ん玉に空の切れはし
鏡を割る
いけない子だと鵲が水浴び
西成の醸造アルコールで
ラジオがシャットダウン
ブスの破壊力をブラックホールが ....
なにひとつ
楽しい思い出はなかった
食べることには困らなかった
勉強だってできた
恵まれていることなど解ってた
だけど、こころは?
こころは恐ろしいほどからっぽで
生きている気がしなかっ ....
辛くとも きみ帰り来よ我がもとへ
       祈りよ叶へ 共に識る朝


哭くならば枯れるまで哭けたましいの
       傷深き慟哭 我には届く


きみが悪なら共々に無間地獄に堕 ....
夕立雷鳴轟きて洗え!

醜さを怒るか天よ枯れた夏

叫べ!夕立。過剰な欲に

夕立やドラムビート打ち鳴らせ!

人生に似たる夕立畏れず貫く
小さな悪意どころか大きな悪意がどんぶらこ
憐れだなあ {ルビ空=くう}

思い込む どこどこまでも思い込む 嘲笑われたと狭い窓



事実見ずひたすら偏る愚かさよ公平こそが平和のひかり
 ....
ウフフ
私には権力者がついてるの
だから私を怒らさないほうがいいわよ

と彼女は言った

しかも二回。

あちらで、そちらで。

そう?だからなに?
私は答えた。
虎の威を借る ....
色眼鏡 曇り眼鏡

弱ぶってる者の言い分だけ
傷ついたと泣く者の言い分だけ
聴くんだね

色眼鏡 曇り眼鏡

私が傷ついてないとでも?
私が泣いてないとでも?
私が陰湿に仕返しされ ....
どちらもこちらも仲良しごっこ
どんな詩にも

良いですねー
良いですねー
良いですねー

それは違うよ
ここは伝わらない

そんなことを言うヤツは
どこもかしこも出禁にされる
 ....
いつまで、私の訴えを無視するのですか?

昨日の朝、ログインしているのに、
私の「訴え」は読まれないままです。
それが公平であるべき管理人さんの態度ですか?

火曜日までに、
先日の消え ....
悲しみは
どこへ行くのだろう

月明かりに照らされた部屋に
アン・ルイスのバラードが静かに流れている
ずっと夜と共に呼吸してきた
あなたの肢体を抱き締めながら
愛の悲しさに目蓋を伏せる
 ....
長年続いた「りんご、みかん」論争

彼女は3000円しか入ってないGUCCIの財布を持ちスーパーへ向かった
と思ったら、薬局だった
みかんかりんごを買いに来たのに
何故、薬局なのだろう
彼 ....
何日か前に、福岡朔さんがダイアリーにURLを上げてくださっていたので聴いてみた。

あ、なんだ、『愛の流刑地』の主題歌じゃん。
えーと、確かもとうたは平井堅。

うん。なるほど。
平井堅バ ....
遺言状 その文言も添削す 恋を、喪い
寂しさを得た

何も知らなかった
孤独を感じたことなどなかった
ただの動物だったのだろう
やっと
ひととして生まれつつある、私
誰もが
こんなにもひとりなのだろうか

 ....
たくさんのひとに囲まれ笑っても

          寂しいこころ帰る場所なし
ちょっと前にテレビで
「今年の今のサンマは脂が乗っててとても良い」
と聞いたので、
なんとなくその情報を頭に入れていた

1時過ぎに買い物に行き
いつものように何となく買い物しながら
魚 ....
クリスマスに
宿り木のしたで
あなたにキスしよう
小鳥が啄むような擽り合うキスを
何度も交わし
次第に深く、深く
情熱が求めるままに
お互いを貪りましょう
私たちは
とても永い間
 ....
なぜ
私が “はな” だと思うの?

美しく咲きたがっているように
見えるの?

いいえ、
私はアマゾネス。
愛するひとと
共に生きられなかった代わりに
そのひとを護る盾となり
 ....
目覚めると
なぜか
パンティ一枚で
寝床でもないところで
気を失ったように眠ってた

服を着て寝床で眠ったのは覚えている
私は夢遊病患者ではない

服の行方を辿ってみた
玄関を入り ....
しろいはな
  
       しろいはな
 いちめんのしろいはな

ゆれて ゆれて ゆれて


         狂おしく

わたし こんな気持ちは知らなかった

愛しくて愛 ....
りつ(216)
タイトル カテゴリ Point 日付
淋しさ自由詩5*25/9/16 1:55
音楽と食べ物俳句1*25/9/15 17:47
開祖自由詩1*25/9/15 11:09
土砂降り自由詩8*25/9/14 8:54
make love 自由詩2*25/9/14 5:09
北朝鮮兵士、叫べ!自由詩2*25/9/13 10:29
選べない自由詩5*25/9/12 20:19
ひとつの終わり自由詩225/9/12 9:20
閉じる散文(批評 ...2*25/9/11 16:20
開く自由詩1*25/9/11 7:43
シュールレアリズムに関する持論 X(Twitter)より抜粋散文(批評 ...5*25/9/10 0:09
今夜だけ、悲劇のヒロインぶりっこ。自由詩2*25/9/9 20:54
朝を待つ短歌4*25/9/9 2:21
夕立俳句3*25/9/8 17:57
平らか短歌2*25/9/8 13:58
権力志向自由詩3*25/9/8 10:56
誰も私に尋ねない。自由詩1*25/9/8 9:58
良いですねー自由詩3*25/9/8 1:17
片野さんに告ぐ散文(批評 ...1*25/9/1 1:50
夜明けを探して自由詩5*25/8/28 20:33
Tomato (しかもカットしてある89円のやっすいヤツ)自由詩4*25/8/28 6:59
坂本冬美、哀歌(エレジー)について散文(批評 ...3*25/8/28 0:35
物書きの“さが”川柳5*25/8/27 15:55
ひとつの詩自由詩6*25/8/27 10:09
ひとり短歌3*25/8/26 22:29
初サンマ自由詩6*25/8/25 19:52
宿り木自由詩2*25/8/25 1:44
あさがお自由詩4*25/8/24 15:08
夢の中で。自由詩4*25/8/23 23:26
葬列自由詩2*25/8/22 19:37

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