何も語らず、微笑みながら
君は夜の川へと飛びこんだ
じゃぽんという音とともに
鉛を溶かしたような色の水球がはじける
あっけにとられる間も無く急速列車が横切って
窓から見える人人人
ごく一部 ....
大地からお呼びがかかったから
僕はここで飛びあがらなくてはならない
しかし足にはヘドロがついてしまっているので
垂直に飛び
斜角にて母を眺める
サインコサインタンジェントと習ったなぁと
そ ....
すごいですね!

酷く饒舌なれど意図せんとする物は不明瞭也
ねじれている人がいる、
線路脇、
まだらに毛が生えて、
グギギグギギ、

摩擦が大きい、
こいつ虹彩が無えわ、
右肩促され半回転し
唇の残像を空間に残す
立ち薫る君を
見下ろして
ただそれだけが浮かぶ顔
神経を全集中させて見る
この世唯一の存在
愛郷心が無いわけじゃないけれど
でもどうなんだろう
考える暇も無いままに僕らは出ていく

二度とペンキが塗り替えられることの無い駅前は
剥げて掠れて読めない定休日がずっと並んでいる
読 ....
あまりの寂しさに
体からスライムを出せるようになった僕は
だれも覗かない自室の中で強張ると
無色透明な粘液に包まれる

まだらに入った気泡になんだかやすらぐ
必然性を含有していないからだろ ....
羨望の残存熱にうだる固形物の満月(漏斗の時間)と鎹を手放さなかった哀愁
(弾力の時間)と詩中主体(万象の始点)の永劫らでまどろみある転生の静観の台で空を貫いたぜ。
固執は諦観が一筋のきらめきなんで ....
                                   ○ 家一軒だけが消えた場所は
真四角く切り取られたかのようで
三方は静かな住居に囲まれている
そしてさらに、後ろは山脈
この沈黙は三方どの面も硬直しているからだ
街灯は影を作れども
この場所に ....
半粘性の液がとくとくと垂れ流れている
青緑の、今は白反射な広野に透き緑な液が注がれている
心地よく伸びる地平線に赤若い太陽は沈もうとしていて
斜度の低い残光が針としてサバンナを走り抜ける
その ....
彼女は私を自動的強制的に愛するシステムだということを私は知ってしまった!
彼女からの愛は総てプログラムによって事前に定められたものであった!
彼女の肌のつやも髪の長さも総て私のために常時調節されて ....
彼女は私を自動的強制的に愛するシステムだということを私は知ってしまった!
彼女からの愛は総てプログラムによって事前に定められたものであった!
彼女の笑みは必ず口角を30度上げ唇を潤わせて行われるの ....
猫と戯れ
猫と遊び
猫引きちぎり
猫死ぬ。
思えば
元から猫を嬲っていただけで
元から猫は死ぬ未来だったわけで。
猫死んだ。
かわいい猫死んだ。
いつまでもいっしょにいたいって
わがままかもしれないけれど
でも心の底からそうおもってるの
運命の人に出会えたシアワセ
それをずっと抱きしめていたい


キミをすきになればなるほど
キ ....
※当該作品はその詳密な内容から筆者が児童ポルノ禁止法に違反する物品を所持している疑いがあるため
また児童ポルノを詳細に扱った情報が公開されることはさらなる犯罪を誘発すると判断されたため
運営により ....
濁流に心を投げ入れる日々の反芻で
いつしか下流には心が貯まっていき
知らずのうちに大きな中州を作ってくれる
途切れることなく供給される心心心
振りかぶって乱暴に
半ば自暴自棄に
橋の真ん中 ....
暗く淀む沼があって、
底のない沼があって、
死体でそれを埋めたてて、
若者達の死体で埋めたてて、
死体はどれも血まみれで、
瞳は濁って光が無くて、
なかには首が折れているのもあって、
そ ....
時の流れなど感じていないかのような
安古いこのモーテルは中も狭い
下着もつけないままで
君はテレビを黙って見ている
やる気のない企画物が垂れ流れている
俺はベッドに座り煙草をくゆらせる
君 ....
 ありがとう
 美少女がささやく
 愛しています
 ありがとう

       僕は拳で殴りつける
       美少女の身体は跳ね
       顔面が赤く腫れる


      ....
県道沿いの山は粘土質だ。
いつも湿っていて、
一歩ごとに靴底へべったりと張り付く。
私は墨染みた卒塔婆を背負っては、
暗き夜に忍び歩く。
夜露は私の身体をぬらす。
ぬれながら、泥で汚れなが ....
県道沿いに転がる店の死骸
人影のなごりも蠢かず
静寂が壁を黒ずませている

MIDIの安音源で
存在しない人の歌を歌おう
忘れられた空間に
テレビ画面だけが浮かんでいる
僕は息を潜め
 ....
つめたい水が流れ
ゆられる水草たち
淡色 葉は白く薄く
沈んだ石は絶えず
千年晒され続け
削れる なめらかにすべるように

潤う瞳には 空 遥か天の先は遠すぎて
持たない腕を水の上 伸 ....
300万もの脛毛の荒野
300万もの脛毛の荒野
300万もの脛毛の荒野

酸っぱい空気充ち満ちていた箱たちが
汗だくの肉溜まり又は骨皮を閉じ込めていた箱たちが
その重い戸をついに封しきれな ....
まるで出血かのように
両耳から桜が吹き出して
耳の軟骨との摩擦音をたてながら
桃色の花びらは足元に散る
無理にでも平静を保とうと
目の前の私へ必死に笑いかける彼女
しかしその表情は崩れてし ....
上品に澄ました顔のこけし こけし
ほほえみながら くるくる
軸を中心にしてこけし くるくる
和洋折衷な旅館のロビーで
置物達の中に並んでこけし
くるくる くるくる
かわいいこけし くるくる ....
流れゆくあなたのすべてを抱きしめていたい
たとえそれが崩れゆくとしても

明星光る夜の夜
怪しげに光る塵と砂
あなたの目だけは無限の宇宙の底面をのぞくように
地球の真ん中のごった煮の体
 ....
魑魅魍魎不可思議は
もはや
幻想の中でさえも朧げで
血も吐けない
死に体

蓬莱よ 月の光
コロニーのダイオードで滅された
神秘よさようなら
貴方達を残して 人間は進みます
ごめん ....
雪は音を吸い
空間は静寂する
踏まれた雪は含んでいた音を漏らし
ぐもっ ぐもっ ぐもっ
と音をたてる

雪は彩度を吸い
空は鈍色になる
彩度を吸った雪は重くなり
空から落ち
地を白 ....
魑魅魍魎不可思議は
もはや
幻想の中でさえも朧げで
血も吐けない
死に体

蓬莱よ 月の光
コロニーのダイオードで滅された
神秘よさようなら
貴方達を残して 人間は進みます
ごめん ....
渡辺八畳@祝儀敷(41)
タイトル カテゴリ Point 日付
やぁ! さようなら!自由詩519/6/7 9:25
秋にはまだ遠い自由詩119/6/5 21:19
ライティング×ライティング自由詩019/6/5 15:55
沿線自由詩0*19/6/4 10:01
自由詩0*19/6/4 9:59
進学や就職自由詩219/3/20 4:16
やわらかいおり自由詩519/2/18 23:30
空を貫いたぜ。自由詩0+*18/12/4 2:34
啓蟄自由詩1+18/8/25 17:29
空き地自由詩118/7/6 19:04
サバンナの光と液自由詩418/7/2 19:18
ラブ・ラプソディ(文学極道Version)自由詩1*18/7/1 0:08
ラブ・ラプソディ自由詩4*18/6/25 0:46
自由詩2*18/3/3 7:57
ワタシのきもち (エルサポエム)自由詩2*18/1/31 2:40
少女ヌード写真集から見る昭和性風俗 ―雑誌『(検閲済)』を中 ...自由詩118/1/23 2:05
寂しくて辛い自由詩117/11/10 16:16
埋めたてて自由詩517/11/5 16:50
氷の女王自由詩117/10/27 19:26
ありがとう自由詩117/10/23 23:13
卒塔婆を背負いて山をゆく自由詩1217/10/18 20:31
つぶれたカラオケボックス自由詩117/8/28 18:42
水底から空を自由詩117/7/27 20:27
現代詩「恒心」自由詩217/7/25 12:33
桜散る自由詩017/7/23 14:49
こけし自由詩117/7/20 23:09
布踊る北のかなたのこの塊には  ~あほいすぃ「械躰神書」から ...自由詩017/7/18 21:59
神秘よさようなら自由詩217/7/16 23:29
自由詩7*17/7/13 20:56
神秘よさようなら自由詩117/7/11 20:14

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