Silent night 聖夜の修道院
Sing hymn 子供達が讃美歌を歌う
ああ この一時……
僕の耳からは讃美歌がただ漏れ
全神経を眼球に集中させている!
ああ 豊胸なシスターさん
 ....
宇宙の裏側にいこう
この世にいると君はあざだらけだから
僕も泣いてしまうから
狭いけれど一緒にそこへ行こう

そこで背中を合わせて座ろう
手はつないで
だけど顔は合わせずに

空から ....
模型のようなチョコレート工場が頭の上に浮いている
私の身体は検体かのよう堅いベッドに固定されている
七色の熱電球が工場を派手にデコレーションして
轟々鳴る機械音は蛮人の儀式のよう響き渡っている
 ....
美少女を
殴って
頬骨を折る
脳の中で。
美少女を
蹴って
腰骨を割る
脳の中で。
半透明な両手で
きめ細やかな肌のかよわい首を絞める
どす黒い痣が残るほど強く強く絞め上げる
塞 ....
無数にドライバーを突き刺され
美しきあなたの肉体よ
鋼鉄の逞しき肉体よ
それが端から崩されていく
何百人もの工員があなたの上を這って
いやらしく群がっては蠢いて
そしてみずみずしい肉体を剥 ....
子供たちと浜辺を歩いた
漁港の電球は強くて
横に並んだ僕らの影を
黒い波にくっきりと映していた
夜の散歩に子供たちははしゃいでいた
僕は海側の一番端にいたので
きゃっきゃ舞う子供たちは
 ....
スクランブル交差点のあちらこちらで
余裕無い人達が両手をぶるぶる
すれ違い行き交う人の流れの中で
置き石のよう立ち留まり焦っている

黄信号 腕の残像 照り返る熱気
鳴り重なる足音 靴底の ....
長い黒髪 風にゆらめかせ
女子高生 夕陽を望む
滑らかな曲線を描くシルエットが
逆光によって赤い校庭に写し出される
女子高生は
ゆっくりと
こちらを向いて
その顔面が落ちる
ストンスト ....
手毬のよう首が跳ね飛んだぴょーん
しゃららら流れる生命のメロディ
手毬のよう首が跳ね飛んだぴょーん
ぴゅっぴゅ鮮血は庭園の噴水
手毬のよう首が跳ね飛んだぴょーん
手毬のよう首が跳ね飛んだぴょ ....
妻は歩道を歩いている
妻はお茶を飲んでいる
妻はポスターを見ている
妻は児童公園で休んでいる

巨大な虫がいる
全長3メーターもあるようなカマドウマだ
ふすま挟んで居間にいる
触角をと ....
巨獣は妖精だよ あそぶの大好き
巨獣はやさしい妖精だよ みんなとあそぶのが大好き
あそぼう震えて痙攣して細動で体が拡がる
金属打ちの音とあそぶぼくらの笑い声
巨獣とぼくらとぼくらとぼくらとぼく ....
渡辺八畳@祝儀敷(41)
タイトル カテゴリ Point 日付
豊胸マリア様自由詩117/7/10 1:33
手はつないで自由詩217/7/8 12:11
kissはチョコの味自由詩1*17/6/30 4:49
脳の中で自由詩017/6/25 13:41
解体自由詩217/6/20 19:23
ある夜の思い出自由詩317/6/18 0:51
余裕は無い自由詩117/6/15 14:06
夕陽に顔面自由詩217/6/13 17:11
首ちょんぱロリ美人自由詩017/6/8 12:52
妻の夫自由詩317/6/2 2:55
ふぁんしーあいらんど自由詩217/4/27 19:08

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