空は四角くあり、そしてその街もである
と、嘆いたのはひとりではない
アスファルトはかたく、そして見上げるものの全ては幾何学でできている
星空を見たいね、
といってそのようにするけれども、
美 ....
B*

DEAR 絹子

 ねえ、絹ちゃん。今日も学校にこなかったね、せっかくお揃いのセーターを買って、一緒に着て行こうねって言ってたのに、お揃いの服をひとりで着るってこと以上につまらないこと ....
A*

 絹ちゃん、おはよう。元気ですか? 覚えていますか? さとみです。
 今日もいい天気ですね。五月を過ぎて、すっかり初夏です。今年は梅雨入りが遅くて、風の強い日が続いているような気がします ....
 それはある春の日の出来事だった。
 
 私は通学の途中で、満開の桜並木の中を、花びらを拾いながら歩いていた。
 飛び散る花弁はそれで一つの死骸だった。
 小瓶に詰めると、次第に赤茶けて朽ちて ....
かなしい

かなしい
のはしかたがないのだから
オレンジいろの実を植えよう
ひとつぶ

白い蝶がまい群集がなあに?あれはなあに?
ととう
ただしがきに埋めこまれたコスモスばたけの
 ....
風が吹いている
風はとてもつよい
そしてくらやみ


26時を過ぎた
あんこく

に、

満天のほしぞら

と、
さざなみと
汽笛
のイミテーション

破片、くだけ ....
みけねこ(6)
タイトル カテゴリ Point 日付
冬に属する自由詩016/2/7 22:25
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