三月の干した布団に猫眠る
朧月道新よりも近くあり
春風の一等賞がきのう吹く
春愁の好む餌撒き待ち伏せる
春ですがご自愛くださいふみの〆
花散らす風ではなくて春一番
寝起きからドライマティーニ接ぎ穂かな
叶わない恋愛ばかり春の鳥
梅便りダウンのなかのホッカイロ
風の名のいろとりどりに春来る
朝まだき恋する猫の散歩道
春うららタンポポですと名乗る君
御宿の二人と駱駝に春の風
空が ....
今朝食べたものを忘れて春愁
エコは信仰
おばさーんと呼んでも返事しない
三百六十五日ダイエット中!
噂の発信基地
マスゴミに染脳されやすい
化粧品の宣伝見る度、美しくなる自分を想像している
お ....
春愁や書き直したる遺言状
にゃにゃ曲がりをにゃにゃ直線にして銀河
地虫出づバイトなんでわかりません
ラマダンの月影天幕に秘戀
ノーベル賞総なめにして夜の梅
卒業歌BOOWY世代の教師かな
大柄の私服警官卒業歌
高座ハネ夜道に沈丁花ほぬか
根分けして婚姻届出しにけり
お守りを買えるだけ買う受験生
Butterfly Effect如月のパンツ
木の芽風浮気の証拠写真かな
雪国に吉報届く福寿草
御堀端桜花纏って風游ぐ
春の雨傘一本にひと二人
箱みかん葉っぱつきなら当たりかな
ぶらんこを漕いでバイトをズル休み
啓蟄の傷口舐める長い舌
零
目覚めれば雲間草咲きおりにけり
(咲き始めたことがなく、枯れたこともない花。それは神の中にさいている花です}
小糠雨寒の戻りを泰西画
おっさんのレンタル業や暮遅し
YES/NO枕のNOや紙風船
いつのまにか信号が複眼
耳の中でおたまじゃくしを育ててる
春という字は〜三人の日と書いてもめた
なごり雪惜しまれるうちがはなと溶け
まさかおばあちゃんだったとは!
波平さ ....
磯巾着ドフラミンゴと同じ服
破れ野に女雛ひとつおり 犬を待つ
後朝のセーラー交叉し 二人官女
五人囃子 九段駅から 坂に並ぶ
官女雛ひとり、赤子に会いに行く
山の上の男雛 ....
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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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