人間の微笑み、

 竹馬や児のため作る竹ポニー

 化けさうな傘さす僧や雪の道

 賀状出し少しほゝ笑む帰り道


そして暗闇。

 主のために鶴折る隠れキリシタン

 冬菊 ....
たくさん寝ても 眠れなくても 壊れていく脳細胞 〇 {ルビ風花=かざはな}や{ルビ神鹿=しんろく}鼻を持上げつ

〇 {ルビ小牡鹿=さをしか}の鼻の{ルビ濕=しめ}りに{ルビ霙=みぞ}れけり

〇 {ルビ白髯=はくぜん}の神やも乘らす{ルビ ....
〇 アクリルの襟卷痒し母待つ子

〇 インバネス鳩の死せるを跨ぎけり

〇 {ルビ狗枇杷=いぬびは}の葉の黄ばみたるぺらぺらと

〇 {ルビ杣家=そまや}ごとわつさり{ルビ埋=うづ}め銀杏 ....
古写真仔犬と僕と{ルビ雪達磨=ゆきだるま}

日記買ひ一文字書けどまた煙草

{ルビ水仙=すいせん}に{ルビ弾=はじ}かれて雨{ルビ香=かを}り持つ

{ルビ障子=しやうじ}越し庭を横切る ....
水晶の大海開ける冬の空

柿落ちる音に驚き雀散る

冬日の木漏れ陽に歌う見えぬ鳥

紅葉燃ゆ冬日の暮れ子が遊ぶ

万物に灯りをつけて冬陽沈む
煤煙を母と思う家出の日 銃声し雪に散る血と思ひ出と

一心に{ルビ一色=ひといろ}のみを{ルビ化粧=けは}ふ雪

影のみが沈み{ルビ水面=みなも}の{ルビ散紅葉=ちりもみぢ}

冬の夜に恋人たちの影{ルビ重= ....
凡人の砂を噛む憎しみの後 落ち葉舞うもう絶え間なく絶え間なく

鰯雲流れ流れて西へ行く

木立の間茜の光冬陽落ち
夜闇に揺れ浮かぶ冬の薔薇

宙に飛ぶ光のサンタイヴ近し

網戸から漂い入る夕げかな
冬薔薇の{ルビ三文字=みもじ}に{ルビ紅=あか}き線を引く

冬の鳥死すれど目には青き空

打つ雨に{ルビ翅=はね}の絵にじみ冬の蝶

粉雪が降れり死といふあとがきに

鼻に雪付け ....
{ルビ河豚鍋=ふぐなべ}やピリッときたる我の舌

半分や熊に喰はるゝ我が体

サーカスで切れて客喰ふヒグマかな

どんとぽち{ルビ本音=ほんね}つぶやく雪女

{ルビ市町村=しちやうそ ....
〇 {ルビ朝靄=あさもや}を綿に含みて{ルビ蘿藦舟=かゞみぶね}

〇 {ルビ條蔭=でういん}に{ルビ鴃=もず}{ルビ啼=な}けりなり{ルビ曉天=あくるそら}

〇 {ルビ幽天=いうてん}に{ ....
冬陽落ち廃墟の瓦礫で子が遊ぶ

震えながら花の香掬う戻り道

蠢く闇の夜陰しずまる
風一吹き静まる街に冬陽射す

ぽかんとして我一人居る冬陽の底

帰ろうよ声の木霊する冬の暮れ
閉館後イスに誰かの冬帽子

{ルビ相傘=あひがさ}やしぐれに濡るゝ我の肩

白鳥を見るやいつもの午後の{ルビ椅子=いす}

{ルビ時雨=しぐれ}きてグズる仔犬と雨宿り

走り去る子 ....
冬夕焼湖底に街の沈む音

鰓呼吸忘れ神楽に舞忘れ

薄明の空の淵より捕鯨船

身籠れる長鬚鯨の尾の重さ

子鯨に親鯨添う成層圏

魚影から涙一滴雪月夜

雪積もる東京ロンドンニ ....
〇 墓朽ちて山茶花山茶花{ルビ降積=ふりつも}る

〇 {ルビ映日果=いちじく}や枝も{ルビ撓=とをゝ}に朽つる{ルビ儘=まゝ}

〇 {ルビ款冬=つはぶき}の葉にも花にも{ルビ翳=かげ}籠め ....
夜寒さの無音の部屋で飲む焼酎

薄陽射す花野広がる忘却の果て

ひたすらに草を食む牛只在りて
 飛翔する秋よ単式蒸留器



 わが夢を蒸留すれば冬の樽



 絵草紙を厠の供に春を読む



 嚼まれたるカンナの茎の非情あり



 見つけたぞ叫ん ....
ひんやりと肌刺す冷気に我保つ

何故だろう独り静かに此処に居る

ゴォとまた街の彼方が唸っている
〇 {ルビ短毛=みぢかげ}の{ルビ柔毛=にこげ}の駱駝枇杷ふゝむ

〇 鬼の目の{ルビ數多=あまた}睨めて{ルビ吐切豆=ときりまめ}

〇 雲居なる皇帝ダリヤ霞む空

〇 山芋の葉の{ルビ ....
独房の窓から数へ冬の鳥

粉雪と語り待ちびと{ルビ来=きた}るまで

結晶を雪の言葉と解釈す

粉雪が待ちびとの{ルビ来=こ}ぬ{ルビ我=われ}つゝむ

道迷ふ仔犬にぽつり冬の雨

 ....
 火柱を跨ぐ少女や秋白し



 夜ぴって書き終わらないト書きあ ....
{ルビ頬=ほゝ}なづる風に夢{ルビ覚=さ}め冬の朝

火付くれば紙の{ルビ凍鶴=いてづる}溶けにけり

ハロウィンに味噌汁の具と{ルビ南瓜=かぼちや}化す

路地裏や{ルビ儚=はかな}く消 ....
時すこし戻せば香り秋の風

{ルビ廃園=はいゑん}の石の天使に枯葉散る

{ルビ木漏=こも}れ{ルビ日=び}が舞ふ冬蝶の影つくる

放せども{ルビ膝=ひざ}に戻れりかじけ猫

風に揺れ ....
羽釜洗う少し向こう蜘蛛の子跳ねた みかんむく 指はあかぎれ 息白く

いつまでも 柿も熟さず 窓の外

仮装して 子らはゆくゆく 火葬場へ

日本一 野球は知らず 球は○

長き本 永き秋の夜 まだ序文
ピヨピヨと盲人歩く秋空のした
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
人間の微笑み、そして暗闇。森田拓也5*18/12/14 18:58
脳細胞青星円018/12/14 10:58
小牡鹿孤蓬418/12/12 20:05
わつさり118/12/11 20:24
仔犬と森田拓也6*18/12/11 8:11
冬日ひだかたけし6+18/12/9 16:27
家出park1*18/12/9 11:28
フィルム・ノワール森田拓也7+*18/12/8 9:18
憎しみの後park2*18/12/6 18:47
夕景(改訂)ひだかたけし11+*18/12/2 17:13
夜景4+18/12/1 20:16
片道切符森田拓也11+*18/12/1 11:30
マ~イケる・冗談4+*18/12/1 11:18
黑點亂る孤蓬218/12/1 5:19
戻り道ひだかたけし5*18/11/29 20:18
冬陽7+18/11/27 14:22
冬の寄りみち森田拓也7+*18/11/26 22:16
鯨雪一刀斎嘉平4*18/11/25 17:16
朽つる儘孤蓬218/11/25 15:37
無心ひだかたけし6*18/11/22 18:34
花御供中田満帆0+18/11/19 10:52
夜陰の傍でひだかたけし418/11/17 23:24
皇帝ダリヤ孤蓬218/11/16 18:00
新世界より森田拓也11+*18/11/15 17:40
サービスエリアにて発見中田満帆2*18/11/13 10:41
冬を聴くひと森田拓也18+*18/11/12 17:08
らくがき9*18/11/7 11:22
蜘蛛腰国改修2*18/11/3 12:13
俳句もどき宗像現象3*18/10/31 21:56
ピヨピヨと腰国改修018/10/29 12:05

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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