動物園 動物たちよ 皆逃げろ 紫陽花の霧に煙りてなほ青し

紫陽花にカメラ目線のスクワット

瀬音聞く雨の紫陽花煌めけり

海光る白き紫陽花まなかいに
〇 野胡桃の花の根かたのふゝみかな

〇 熟すともなほ酸し苗代苺の實

〇 {ルビ吾=あ}が愛でし枇杷の實失せぬ隣庭

〇 枇杷の實の枝もたわゝに廢墟{ルビ崩=く}ゆ

〇 空梅雨や山 ....
雨に濡れ寄り添ふ百合のさんざめく

白百合の甘き思い出馥郁と

白百合の青春の香よ遠き雨
〇 朽つる落花ひとひら白く{ルビ眞拆葛=まさきづら}

〇 つばくろの古巢繕ふ土の色

〇 萬綠に踏込みえずて風を浴む

〇 蟹逃ぐる穴の{ルビ蒙=くら}さや皐月晴

〇 蝟集せる竹軋 ....
〇 {ルビ甃=いしだゝみ}蚯蚓{ルビ三段=みきだ}に刻まれぬ

〇 {ルビ皐闇=さつきやみ}憎げに吠ゆる狗ばかり

〇 靑柿や{ルビ蔕=へた}に包まれ土に褪す

〇 糠雨にけぶれる山の{ル ....
〇 靜止せる定家かづらのかざぐるま

〇 靑嵐狗遁廻り吠ゆるのみ

〇 {ルビ火串=ほぐし}もて{ルビ跳出=とびいづ}るまゝ射捕へつ

〇 目もあらにをこの戲けや栗の花

〇 薄荷の葉 ....
〇 辻君の衿の臭味やゐもり啼く

〇 桑の實の異味{ルビ嚥下=のみくだ}し{ルビ門=かど}{ルビ潛=くゝ}る

〇 梁に繩威儀を正して夏袴

〇 無一物蚊帳張る梁にぶら下がる

〇 ....
〇 代田{ルビ竝=な}め雲の影追ふ汽車の窗

〇 早苗植う雲閒の不二に雪の筋

〇 不二の嶺見えずなりけり{ルビ靑早苗=あをさなへ}
散り終へてニセアカシアの葉擦れかな

朝まだき鳥の声きく夏隣

夏暁(なつあけ)や聞き耳立つる雨の音

甲斐もなく実梅の熟るる古木かな
鳥と風描く世界の仏性を 〇 三叉の實縁石のわき菫也

〇 母子草綿とほぐれて立ちつくす

〇 雨しぶき{ルビ狗酸漿=いぬほゝづき}の星打ちぬ

〇 栴檀の蕾より濃き花の芯

〇 {ルビ蒜=ひる}の{ルビ花蕾= ....
〇 碧落は先まで割れて音速機

〇 銀の尾の{ルビ柔毛=にこげ}のそよぎ{ルビ茅=ちがや}搖る

〇 {ルビ水底=みなそこ}の影劃然と子鰒群る

〇 ぐちぐちと三尺先に燕の{ルビ巢=す}
 ....
母の日の花器の義母への赤二輪


父の日の父の名の無い供養塔
〇 {ルビ靑々=あをあを}と{ルビ茗荷=めうが}茂りて{ルビ蝮=まへび}秘む

〇 {ルビ蝸牛=まひまひ}の這ひし{ルビ邊=あたり}を車過ぐ

〇 忘却の德こそあらめ茗荷炊く

〇 をこつ ....
〇 毛蟲二人薔薇の蕾を{ルビ抱=むだ}きけり

〇 {ルビ上簇=じやうぞく}やチェシャ猫の笑みぐりぐりと

〇 野良猫に{ルビ餌=ゑ}を撒く{ルビ咎=とが}や{ルビ樟=くす}の花

〇 轢 ....
いづこから夏の夜明けの鳥の声

早暁の夏花背筋をぴんと張り

小路ゆく後姿の黒日傘
〇 手を伸べて{ルビ勸進乞食=くわんじんこつじき}葛の蔓

〇 草苺かれも半里を辿りけり

〇 森深く博徒隱して{ルビ黄鶲=ひたき}啼く

〇 {ルビ筍=たかむな}の勢ひばかりをこつむり
 ....
〇 靑粒に{ルビ淸澁=すがしぶ}凝りて榎の實

〇 豌豆も麥も名のむた{ルビ玄=くろ}みけり

〇 數珠掛けの信心ひそと夕化粧

〇 廢屋を{ルビ埋=うづ}めて靑し日日草

〇 {ルビ ....
交尾したあとは祭りさ蟷螂は
月のない闇にかがんでゲロを吐く
咲いたままいられないよな花吹雪
踏んだかな行きずりに咲く一輪を
母の日や達者であれと子にエール

母の日のねがひは一つ吾達者

母の日や土瓶急須に赤き花

母の日や優しき笑みの今もなほ

母の日に遠きおもかげ抱きしむ
〇 萬緑や陰陰募る{ルビ木下道=こしたみち}

〇 名にし負ふ鳥すら食はず烏麥

〇 {ルビ花瓣=くわべん}のみ{ルビ襤褸=らんる}と朽ちて{ルビ靑躑躅=あをつゝじ}

〇 長閑さや{ルビ ....
針ひとつ氷の辺に立ちつくす



夕暮れに黒の交わる底翳かな



ひたひたと夢の終わりに生える藤



凍る夜と凍らぬ月の影ふたつ



断崖は枯 ....
〇 野苺の枝も{ルビ撓=とをゝ}に崖の上

〇 野苺を辿りて行けば{ルビ途=みち}遙か

〇 毛蟲{ルビ避=よ}け野苺貪る禿頭

〇 {ルビ手巾=ハンケチ}に野苺集め{ルビ妻=め}に進ず
 ....
子ら送り篭るひとひの青葉雨

此の雨に伸びたる朱夏の赤き花

実生なる枇杷の木に実の五つ生り

丸々とひと雨ごとのすももの実

夏柑の産まれたばかりの実のサイズ

さみだれや物言は ....
〇 風の道{ルビ庭石菖=にはぜきしやう}の脊のまるさ

〇 {ルビ媼=おうな}行く{ルビ針槐=ゑんじゆ}の雪を踏まぬやう

〇 葉櫻や{ルビ蟲癭=ちゆうえい}の{ルビ疣夥=いぼおびたゝ}し
 ....
〇 {ルビ躑躅=つゝじ}散り白き堆積雨止まず

〇 長雨や葛蔓延の兆しあり

〇 {ルビ諾=むべ}烏{ルビ矢筈豌豆=やはずゑんどう}{ルビ莢=さや}の色

〇 ランドセル{ルビ羊蹄=ぎしぎ ....
〇 毛深なる葛の蔓捲く虞美人草 迷妄の隘路を晴らす鳥の声 春の日々愚かさという美しさ
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
動物菅井亮018/6/17 22:27
あぢさい笹峰霧子3+*18/6/15 21:43
鐵條網孤蓬0+18/6/15 18:37
白百合笹峰霧子4+*18/6/9 20:42
喜捨に寄る蟲孤蓬218/6/9 17:39
苔茂る018/6/7 20:56
噤む蕾1+18/6/6 18:35
ゐもり啼く1+18/6/3 11:13
靑早苗1+18/6/3 9:49
梅雨の前笹峰霧子10*18/6/3 8:12
鳥と風park018/5/26 15:25
狗酸漿孤蓬0+18/5/23 18:32
殘滓0+18/5/21 18:22
草の想いもっぷ318/5/20 14:52
病葉孤蓬0+18/5/19 21:02
淸毒1+18/5/18 20:24
夏の爽快笹峰霧子3*18/5/18 14:23
葛の蔓孤蓬2+18/5/17 21:33
桑胡麻斑1+18/5/15 20:34
無限こたきひろし018/5/14 6:38
母の日にちなんで笹峰霧子4+*18/5/13 13:39
君は知らじな孤蓬1+18/5/12 7:22
冬と喪心木立 悟318/5/9 23:43
野苺孤蓬2+18/5/9 18:42
五月雨笹峰霧子318/5/9 11:42
針槐の雪孤蓬0+18/5/8 18:09
羊蹄の花0+18/5/7 18:09
葛の蔓0+18/5/6 16:07
park118/5/6 15:34
美しさ118/5/5 12:16

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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