つよく握りしめていた 
拳を、そっと開いてみる 

この掌は、いつのまに 
透き通ったひかり ....
君がつくってくれた朝食の 
おかゆを食べ終え 
茶碗の運ばれた、広い食卓に 
何とはなしに手を ....
どこまでも自転車を走らせて 海岸線で一呼吸
折り返して家に着いたら 何も考えずに眠りたい


 ....
ある画家の内面を映し出した 
目の前のキャンバスには 
ふたりの男が描かれ 

荷車を曳く者 ....
マーブルチョコレートが飛んできた
ゆっくり螺旋状に流れるように
光を浴びてきらきら虹色をまとい
 ....

希望をもっては
挫折をおぼえ
夢を見ては
幻想と気付き

目覚めては
明るさにうちの ....
自分の星座は知っている
それを決めた人の
心は知らないけど

同じよに見上げた
星は変わら ....
いつ植えたかも分からないチューリップが
たった一枚の葉をぺろりと生やして枯れた

抜こうとした ....
 
外は悲雨だから

いいんだよ、いいんだよ

ぼろぼろ泣いて、いいんだよ


 

 球技に戯れる子供たちが空を見たのはおそらく同じだっただろう。夕餉か朝餉かわからない痛みを伴った ....
話しかけないでください

静かに
ハサミの音を聞いていたいのです

質問しないでください
 ....
コスモス、小さく咲いた
香る花、美しい白
そっとつまんで顔を寄せた
あなたのような秋が来た今年 ....
hot hot water
わたしの心を濡らす水
髪を洗ったら
明日に向かう
好きな言葉を思 ....
だれもいない浜辺
雲たれこめる朝

ざらざらの風が
砂を散らし

灰色のながれ木は
憧 ....


あなたが生きているのは

昔わたしと半分こしたから。




今もずっと生きて ....
おそくきて勇魚死ぬる浜寒し 青い服でとなりにいるけれど
距離は大きい
知らない人みたいなフリで
話さないでよ

お酒を ....
横断歩道でフライング渡りする
ビジネスマンらしき人と目が合って
そう、私も指標にしている
あな ....
 


焼けつくような空白に

飛行船の影がおち


焼けつくような空白に

赤 ....
いつもの時間の
いつものバスに乗って
いつもの席の
いつもの窓に
いつもの体制で 頬杖付けば ....

声が重なる教室の中で
重力に負けたコンパスが 滑って手に刺さる

どうしようもない自分の静 ....
幾千もの電球がその家の周りを照らしていた

そのどれもが小さく弱い光を放ち

それはとても暖 ....
何のために
誰のために?
意味はあるのか
何も無いのか

結局はそう
自己満足なんだ
 ....

憂うつな顔をして目玉焼きを食べているぼくの目の前にも
化粧を落としたきみの寝息が聞こえてくる ....
きのうあなたの夢を見たんだ

あなたはぼくに冷たかった

ぼくは遠い心でそれを憎んだ

 ....
]

明るく整美されたものは嘘の塊で
誰も知らない永久の、霊園の透過率だけが信じれた、

 ....
うちの猫 とってもとっても かわいかったよ
 うちの猫 摩訶不思議な模様だったよ
  うちの猫  ....
雨が静かに降っている。
この悲しみを流せるか
悲しみすべて流せるか

雨がしとしと降っている ....
晴れた空が見守る 僕らそれぞれの物語
終りはない ただ紡がれる

柔らかい風に乗って 甘いサザ ....
ちひろ、 居るのかそこに?・・

 ちひろ、 どうなんだ。


 朝は焼けて くねる体が  ....
忘れてしまえとある人は言う
そう念ずるたびに思い出す
忘れなくてもいいとまたある人が言う
思い ....

無数の夢の中で
ひどく 疲れ


街並みを見ていた
無数の思いの中で


手にで ....
今夜もまた眠れそうにありません
2時間前に飲んだクスリは一向に効いてくる気配がなく
仕方がないの ....
陸を泳いでいるのは
Kさんの舟だよね
裏山の崖で逆さになっているのは
Bさんの舟だよね
自慢 ....

朝に堕ちれば山が在り
迎える刻にも海はある
いつまでも生い茂る森のなか
陽射しに誘われ ....
ところてんかまわず
すうっと出しちゃったら気持ちが良いよ
細長いわだかまりがいっぺんにどっと出て ....
死はそこにある。いつでも。あるものとして
恐れてはいけない。
おそろしいのは
おびえる心だ。
 ....
「もう秋だ」
誰に言うでもなく
ただ、ポツリ、一人呟く

風がだんだん冷たくなり
空気が澄 ....
 室内楽

感銘という
陳腐な言葉で飾り立てられた
フリルとボウのブラウス姿の種馬が行く
 ....
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2011年10月11日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
掌の器服部 剛自由詩611-10-11 23:57
手のひらの詩 自由詩811-10-11 23:54
思い星(おもいぼし)凪 ちひろ自由詩011-10-11 23:52
夕暮れの坂 服部 剛自由詩411-10-11 23:25
マーブルチョコレートの願い灰泥軽茶自由詩411-10-11 23:22
掌握シホ.N自由詩211-10-11 23:22
星は何色朧月自由詩111-10-11 23:18
球根照留セレン自由詩3*11-10-11 22:35
悲雨殿上 童自由詩18*11-10-11 22:25
_散文(批評...011-10-11 21:43
髪を切りに森の猫自由詩10*11-10-11 21:27
秋の間に間に黒髪自由詩4*11-10-11 20:41
わたしの歌自由詩2*11-10-11 20:20
あまおとつむ自由詩1*11-10-11 19:57
死に物狂いハリマ自由詩311-10-11 19:48
勇魚春日線香俳句111-10-11 19:27
ごっことろりす自由詩111-10-11 19:16
故郷宮岡絵美自由詩211-10-11 18:55
焼けつくような空白にmortal...自由詩511-10-11 18:33
いつもの・・・subaru...自由詩11*11-10-11 17:40
Ideaアヤメ自由詩111-10-11 16:24
夜のプールに沈む憂鬱は透明な笑顔をぼくらに向ける空中分解自由詩211-10-11 15:12
この道の先には菜穂自由詩1*11-10-11 13:29
捜索者アラガイs自由詩7*11-10-11 12:52
冷たい夢吉岡ペペロ自由詩12*11-10-11 12:49
定められたセイ、悲しきサガ、狩心自由詩1*11-10-11 12:28
うちの猫小川麻由美自由詩3*11-10-11 12:25
雨の唄……とある蛙自由詩711-10-11 11:52
それぞれの物語さすらいのま...自由詩8*11-10-11 11:02
ちひローズナイフ、側転兵器主体。狩心自由詩4*11-10-11 10:27
夜明けを待つ相差 遠波自由詩3*11-10-11 10:22
夢を見ている番田 自由詩111-10-11 9:27
不眠症とそれに伴う末期的症状について涙(ルイ)自由詩511-10-11 7:08
つぶやき「舟」花キリン自由詩111-10-11 6:40
ある詩人の断章アラガイs自由詩3*11-10-11 4:43
ところてんとそうめん灰泥軽茶自由詩5*11-10-11 2:25
おそろしいのははるな自由詩311-10-11 1:47
秋が来おった一 二自由詩711-10-11 1:37
マンカインドsalco自由詩5*11-10-11 1:04
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