そのとき僕は飛んでいたんだ
とおく に いけた
もはや翼は食いちぎられ
澱 ....
凍える板の間に
手だけがかじかんでいた
こごえるような 冬の 時でも
じゃがいもを食べ
ほく ....
日本人は
源氏物語を禽獣の所業とは言わない
日本人は
赤穂浪士をテロリストとは言わない ....
まちつづけちまった
への口
みどりの窓口へ
(2010・12・15mixi)
サインはV!
(2010・12・12写真)
私は膝に子猫を抱いている
二日前に死んだ子猫
それはすでに腐敗している
私の ....
レース飾りの白いおんなの子が散って
発生成育は繰り広ぐ
くちびるを誰で染め上げた
誰がこの子を ....
オリーブオイルの入ったビニール袋が
ちりちりと音をたてドアノブにかけられた
時間がなかっ ....
ブルース・スプリングスティーンの、
1978年のアルバム「闇に吠える街」セッション時の、
未 ....
夜は静かだからいいのです
夜は星がなくてもいいのです
夜は月がみえなくとも
夜は月があるのです ....
隙間から押し寄せる波が
文庫本の栞を
何に使うのだろう
一枚さらって
もとの海に ....
やけくそになるいがい
じぶんをつなぎとめることはできなかった
だからそれをみてやるために ....
京阪の
始発に乗って
冬の朝
オープン日の出
吐く息は白 ....
瞳を閉じて
耳を塞いで
夜の海に漕ぎ出した
月光を浴びる両の手
持ち合わせの ....
去年も今年もあなたは弱くって
あっという間に終わっていました
あなたのためにお友達も
良い先生 ....
脳の裏側まで入り込む文字と言葉 読めない
現実が空想の言葉に追い付かない
医者にダメにさ ....
雑用のような行事に
押し流されて
一年が終わる
季節
人生設計リセットの
ループから
抜 ....
森のざわめき
深緑の風の音
ざわざわと穿われた痕
真紅の血の跡、ずきずきと
深き黒き森
....
会社の同期で
ずば抜けた存在の俺
ガンダムで言えば
シャア大佐だ
仕事の質、量、スピード
....
{引用=
あめ玉は降るものであり
あめ玉があるからには
あめ玉は降らないだろう
}
....
小さな逃亡
取り除かなければならないものが
屑篭のすぐ内側にこびりついているようにみえたので ....
ある駅の傘たてに君は一人ぼっち
気づいた僕は君を見ていた、
駅のベンチに腰掛ける僕、傘たての中の ....
朝を聞いては実もない
流れるボルガの河を見つめて
「やまかわくさき」なんて言わなくてよ ....
久しぶりに恋愛をした男の子は年下で、シャネルの匂いがした。
しっかりした肉におおわれた太い骨。 ....
フランスパンを食べ終えた
皿にできたパンくずの水玉模様
コーヒーを飲みながら見つめている
....
寂しいね
寂しいね
人恋しくて
寂しいね
人か好きなんだ
人を信じたいんだ
....
世界の崩壊する様なシアン
突然の雨にピアノは響く
雷鳴とのコンチェルト
鼓動の高鳴りとビオ ....
一本の波線を想うと泣けてくる
どこまで行くんだろうと言って泣きじゃくる
待ってくれと言い ....
雲が発光している様を
みて何事か起こっている気がする
あのあわいに
この足を踏み入れればきっと ....
日曜日の散歩は ぼくの分担だ
犬のチャップを連れて散歩にでた
放任された資材置き場を歩くと ....
真っ暗闇の中で
なんとも暖かくて
からだの細胞がぜんぶ溶けていく
火鍋に浮かんだチ ....
白いツツジが咲いていたのです
心が浮くような甘い花です
ゆたりと喉を伝う蜜の香り
....
太陽が地平線と出会い
辺りは薔薇が搾り出した
真紅の情熱に包まれていく
火照ったブラン ....
今日も夜の眠りに落ちた
俺は 生きているのだろう
いつもそんな気がさせられた
街の中を流れ ....
なう
君が例えば悪人であれ 分かりっこないんだ
それと同時に 君が秘めてる悲しみとかもね
....
かはかし
かばはばかし
ししはししし
ねこはこねし
いぬはぬいし
うまはまうし
くまはまくし
りす ....
あの ....
相模原から来た女の子に、
相模で最大のスターは、
ジャイアンツの原辰徳親子なのかと聞くと、
....
いつも悩んで火照る心の奥の奥
冷たい指でなぞってくれた
あんなに優しく噛んでくれたのは
あなたが初め ....
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