かかと
かかとはかか、と、なのか
か、かと、なのか
かかと、水戸黄門笑いして
かかぁと、 ....
風走る
まるで今を失うかのような
心配をして 風走る
真ん中に
穴のあいたような私のから ....
少し甘くて少し酸い
あなたを好きになった
あなたは少しだけ優しくて
時にまた、ほろ苦いけど
....
彼は模試で学年4位を取ったらしかった。彼は誰にも話さなかった。定期テストでクラス1位 ....
日頃の不摂生で
年の瀬に熱を出し
病院で点滴をした三日目
今日、初めて気づいた
....
ほれたはれたは うきよのつねで
ちょことかたれば すぐわする
ほれたはれたは うきよのこ ....
朝の10時頃、カルカッタに着きました。ジャーナリストと一緒に街を出ると、そこは泥臭いバラナシとは打っ ....
もう
おしまいにしよっか なんて
言わなくてもいいことは
空へ 空へ
さみしさは
出来 ....
先生が悔いを残さず生きろと言うたった一度の人生だから
浴衣着て線香花火一つ持ち飛び散る夏に切な ....
傾き歪んだ棚に並べられた手帳を眺めながら
{ルビ目眩=めくるめ}く年月を想えば
こんなにも{ルビ ....
見知らぬ地名をナビに入れてみる
一時間四十五分
見知らぬ地名が時間に変わる
こうや ....
数学が嫌いだった。
今ではちょっぴり後悔している。
もともと興味を持ったらまっしぐら、 ....
活けられた
あしも茎も
垂線のむこう
まなざしに分かたれ
きめ細かで
しべも口もまだ
ざ ....
やはり一般の駐車場などで突然にタンゴを踊りだす行為は悪なのか。野島公園にほど近いバーミヤンの開けた ....
扁桃腺が腫れて、高熱が出て
水もろくに飲みこめなかったので
仕事を休んで総合病院に行った
....
もしかしたら
わたしはここにはいなかったかもしれない
過ぎた夜に
濃密な1割の感謝を
明く ....
「おやすみタイマー」の時間が切れて
はぁ〜・・・っと暖房は息を吐き出し
お役御免、の佇まいで ....
ヴィンテージではないんでしょうが
ちょっと汚れたデニムのパンツが
似合うおばさんなんです
....
もう君に嫌われたくない
また前みたいに
お前のことしか見てないって
言われたい
でもダメ ....
あのとき
会いたい
って言ってくれたこと
覚えてる
忘れられるわけない
あんなに
好きだ ....
思いきり泣ける場所がほしい
嫌われちゃったかも
それでもいいか
全部自分が悪いんだ ....
握りしめられて手のひらで溶ける
それはとても幸せな時間
春が雪を溶かすとしても
それまで雪 ....
あなたが欲しいわけではないの
ただ見ていてほしいだけ
なんて
私の我儘には
もう付き合ってく ....
夕立が
やっと
やんだ
しばらくすると
虹が出てきた
とても
きれい
しばらく ....
今日は
めずらしく
早起きしちゃった
いつもは
朝は
苦手だけど
今日は
気分 ....
らり?
らりるれろ
らりるれろ
らりるれろ
りんごの少年らりるれろ
がぎぐげご
だぢづでど
凍っ ....
さようなら
君の事は
忘れない
そういって
あなたは
去っていきました
あなたの ....
いづこの上空で生まれ ここ
つつじが丘にやってきたのかい
としつみづきのきぢれぐもよ
急がずじ ....
こんばんわ
強盗さん
金を出せと言われても
ご覧のとおり何もないわよ
あなたに渡せるのは
....
オウムの缶詰めを砂漠で開ける。
月が、ゆるやかに実ってる。
こんな時にはリンジーの事を思 ....
その握りしめた手の中にあるものを
一緒に両手で包んでいたかった
あなたの左手に握りしめて ....
なんで人には心があって・・・
night hurts me・・・ひとりってさみしい
Love,s ....
花弁が
閉じられていくように
終わってゆく
それは、けして植物をたのしむ
観賞的 ....
アワアワと
動いていると
アワアワが増えて
ランランと
歌っていると
ランランにな ....
ガンジス川を夢見ていた。
あなたが見たことのない、異邦の川だ。
とろけたチャイのような色合 ....
千年の命をもらえたら
あなたならどうする
千年も生きれたら
どんなすばらしい人生が待っているか ....
脳のかゆいところ
脳の痒いところを探して頭の地図をダウジン ....
横浜の赤レンガの倉庫街で行われた朗読会の帰りに
ふとタクシーのなかから六本木ヒルズを見ると
....
もし徴兵されたら俺はきっと逃げるだろう
日本男児の悪口を頭のなかで叫びながら山の中に逃げる
....
清掃のアルバイトをしながら
陽射しに当たりすぎると疲れるのはなぜだろうとふと思ったとき
太陽 ....
星は知らないという
星にひとが名づけた名前があること
ではひとは知っているのだろうか
星に ....
視神経が悲鳴を上げる
肺が酸性に降参する
皮膚の断面がずれてくる
もうピントが合わない背骨
....
きみと
きみと話していると
いろんなことを思い出し
いろんなことを忘れられる
もっと伝えたい ....
からだや精神のからくりを
勉強したくて
ふたりは抱きあったのかも知れない
女は女のゲイだと言っ ....
「さあ、心臓の話をしよう」
名前の付かない生活と繰り返す死臭
或る者は可視領域にある組み合わせで ....
左目のしびれが気になる
調子にのって本を読みすぎたせいだろう
幸福とはなんだろうかと目を ....
あてどなく
夜の汽車に乗っていた
かすかな
灯りの
輪っかの中を
はずれ
はいり
....
愛しているの
憎んでいるの
どちらも同じ
表と裏の
かたん
とはずれる間抜 ....
街にパレードがやってくる。大好きなパレードがやってくる。誰もいない大通りを人で埋め尽くすために、暗い ....
最終Rの最期の最期に
棒杭みたいなやつを打ち込まれて
えげつない右を叩き込まれて
....
声が
微かな
耳鳴りのように
ざわざわ
ざわざわ
実体もなく
手触りもなく
ふうっ ....
きみのこころは遠くにいってしまった
きみも僕も
おなじ天井、ちがう空の下にあるということ ....
【タナトス】
ああ、くちづけて…命の終わりに。
さあ、くちづけて…命が ....
あのとき踏み切りの前で思いとどまらせたのは
お前の もう帰ろう
というひとことだった
....
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