小さな 小さな 観覧車

六つの部屋しかない

観覧車の先には
暗く長いトンネルがある
 ....
廃校の探検隊だぼくたちは廊下がミシンと鳴るアンダンテ


イチゴにも砂糖をかけるアキちゃんが横 ....
4時をすぎたら
紅い血の夕焼け
気持ちをほどこう
君の手を握って
形のない願いを
たしかめ ....
 
ただしい船が
たくさん
海に浮かんでいる

沈まずに
まっすぐに
まちがいのないと ....
独りぼっちの部屋



冷たくなった指先は

よく動かない


ふと
甘い空気が欲しくなって

厭に ....


巻き戻された、気がして

夜を
何度も聞き返す


この手が、
あるいはその胸 ....
明けきらぬ朝の中にまだ消えぬ街灯の
パールの光を僕は纏う

全てが洗い流された後のまるで真空の ....
うむまあの木といふ
器量の悪い詩人みたいな木がある 

穴の開いた幹は 
{ルビ欠伸=あく ....
アーモンドチョコレートを一粒
光沢のある爪先ほどの球体
歯が食い込んでいく表層、とろけて
わず ....
手にした「水版画」という本を開き
(うた)という詩の行間で 
夕暮れのすすき野原に立つ彼 

 ....
耳を塞いで
鳴らすように駆け登り
落ちていく
落ちて行く途中さ、
すくわれて
ゆっくりと地 ....






何処へゆく何処を向いても冬の日に無数の星のなかのかげろう



読み ....
今日は何だか気分が悪い
起きたくても起きられない
パジャマを脱ぐ気力もない
朝ご飯も食べたくな ....
タイルの目地を
綱渡りする
少年は

ポケットに
手を突っ込んで
一人はにかむ

う ....
空気は薄い膜を張る
破れそうなほどに薄く
でもしっかりと光を受け止める


太陽も月も星も ....


潮飴は砂糖と海水1:2 沖波駅の名産品です


灯台の指令届かぬ海底に誰かが飛ばした風 ....

幽霊が豆腐を食べる
冷や奴より冷えた幽霊の
行儀の良いイタダキマスの
青白さを競う口元の
 ....
生命がみんな輝けるように
奪われる生命への憤り
美しくも残酷な世界
天国でもあり地獄でもあるこ ....
星空には星が広げてある。ちりばめられてはいるものの象嵌されているわけではないので星だけを残してテーブ ....
プリムラ (永続する愛)


朝が生まれるように君の名を呼び

風が踊るように君 ....
寂しさなんて
私にはありませんよ

削ぎ落として
削ぎ落として

すべてを研ぎ澄ませて
 ....
祖父の足に踏まれ続けた相方・黒いミシンは供にいきてた

舌がんを気にする母のべろ痛む心なしかわた ....
「急に泣きたくなる」
という設問を読んで
泣きそうになる

つきつめると
あふれてしまうの ....
もう充分楽しんだか?
もっとしたい事は何か?
何が障害になっているか?
夢を見たいか?

 ....

僕は太陽を盗んだ

暗闇のほうが好きだから

君も僕の太陽を盗んだ

僕を暗闇に落と ....
何気なく
シャッターを押したんだ

そしたらさ。

ね?
I attempted suicide out of despair
その先には何も無いの
 ....
針で刺した穴みたい
小さくて小さくて気付かない
忘れた頃に思い出す
痛い、痛い、あぁ痛い…
 ....
{引用=
末摘花


何が、愛されたのだろう

美しいという言葉も
華やかなものも
 ....
時に矢筈山に登りて
熊笹の尾根を歩く
南北に展望開け
雲上を行くが如し


山頂近く岩場 ....
金色の銀杏の葉が
車道の上で
巻き上げられて
流れて
はしる
オートバイの
吹きすぎる
 ....
その角を右に曲がっても
左に曲がってつまづいても
同じ様にまたどこかで出くわすんだろう

途 ....
ふぞろいな前髪は
純白が染められることを拒んでいるようでした
もう二度と届かない
それでもあな ....
悟りを開かんと高野山へ赴くも、悟りを開くにはイージーすぎる気負いと、その程度の気負いでは三昧境を感ず .... ここから一番近い質屋はどこですか
二十八歳ぐらいの女性に尋ねてみたら
あそこのスーパーは野菜と普 ....

ああ、もう、こんな時間だ、と。

ああ、もう、待たずに眠ろう、と。

ああ、もう、寝ちま ....
入り組んだ路地を幾つも
曲がって歩いていると
街を知るように街を見失い
緑色に光る道に出た
 ....
スランプに陥った自分に

生産性を与えようと

雨の中を歩いた

マイナスを堪能しても良 ....






殺しに到る感情のライン、俺はいつだって不都合を拭い切れず全てが終わった後の閉 ....
わたしの顔に触れる
鏡の中
一つ一つを
手になじませていくように

夢に出てくるそれらは
 ....
ピアノ弾く
     指先踊る
         バレリーナ
道端にひっそりと咲いていた
花の名前を知ることはなかった

知らない間に消えてしまった
空っ ....
[死にたい]と
独り

ぽつりと呟けば

眼の奥のガラス



立てて割れた
 ....
 
 
 
       星
   星
 
 
        月
      三日 ....
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2008年12月2日
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
観覧車レッドラム自由詩2+*08-12-2 23:50
【短歌祭参加作品】 少年少女たちの自由奏Rin.短歌19*08-12-2 23:40
金色フミタケ自由詩3*08-12-2 23:39
ただしい船小川 葉自由詩408-12-2 23:38
似て非なるモノ愛心携帯写真+...4*08-12-2 23:18
サルベージ千波 一也自由詩3*08-12-2 23:14
ゼリーの光 Ⅱ(改)kauzak自由詩1*08-12-2 23:06
うむまあの木 服部 剛自由詩308-12-2 22:54
巴旦杏洋菓子木屋 亞万自由詩1*08-12-2 22:53
余白ノ顔 服部 剛自由詩208-12-2 22:45
気が付けば、紺のアオイリョー...自由詩308-12-2 22:42
冬とかげろう木立 悟短歌408-12-2 21:24
学校1486 1...自由詩2*08-12-2 21:20
自慰よーかん自由詩1+*08-12-2 21:16
冬が、来たあ。自由詩7*08-12-2 20:58
【短歌祭参加作品】 海のおはなしアイバ シュ...短歌608-12-2 18:55
幽食ヨルノテガム自由詩5+*08-12-2 18:54
今に至りてguchi_...自由詩008-12-2 18:50
コンステレーション☆コンサート海里自由詩108-12-2 18:46
花言葉四行詩 <2>nonya自由詩8*08-12-2 18:46
美しささとう 星子自由詩108-12-2 18:26
【短歌祭参加作品】幼くて、伝線のM唐草フウ短歌3*08-12-2 18:16
選択肢佐野権太自由詩30*08-12-2 17:45
ブラックマスペポパンプ自由詩3*08-12-2 17:33
中谷 カイネ自由詩108-12-2 17:13
奇跡愛心携帯写真+...3*08-12-2 15:59
絶望/AKiHiC...自由詩108-12-2 15:34
糸切りバサミ1486 1...自由詩2*08-12-2 14:13
末摘花自由詩4*08-12-2 14:09
祖谷山賛歌  (矢筈山)青い風自由詩1*08-12-2 12:28
1974年のオートバイ水町綜助自由詩5*08-12-2 10:56
〜1〜BOOKEN...自由詩008-12-2 9:00
くるみ割り人形FUBAR自由詩2*08-12-2 7:26
雨の朝、高野山にて渡邉建志散文(批評...3*08-12-2 5:25
ユニティーサトタロ自由詩4*08-12-2 2:54
草臥れてもリュウセイ自由詩0*08-12-2 2:13
夏の収穫水町綜助自由詩308-12-2 1:57
退屈から充実へever自由詩008-12-2 1:14
殺しに到る感情のラインホロウ・シカ...自由詩008-12-2 1:02
部位K.SATO自由詩2*08-12-2 0:47
ピアノそらの とこ川柳6+*08-12-2 0:33
1486 1...自由詩3*08-12-2 0:16
嗚咽愛心短歌2*08-12-2 0:07
今宵北斗七星自由詩1*08-12-2 0:03

加筆訂正:
部位/K.SATO[00:48]
44rows, 1.08sec.